新しい勤め先には、よくわからない事が多い。長く働いていけば理解できる部分がほとんどだとは思うけれど、今のところ誰に尋ねたらいいのか、あるいはどの資料に書かれているのか、全く見当がつかないこともある。
いちばんよくわからないのが、経理や事務やシステム管理を任されている人が、いわゆるIT分野にものすごく疎いこと。本人はそれほど気にしていない様子だが、(僕を含めた)周囲の人間がそれなりにパソコンやデジタル機器を扱えるので、なんとかなってしまっている。帳簿や予算管理については経理部や総務部に、ネットワークの管理と設定はシステム管理部門が別にある点も、問題が顕在化しづらい原因だと思う。
今日は、コピー機のトナーを交換に来ていたサービスマンに、何やら相談していた。「シアンのトナーだけが余っている。ちゃちゃっと設定を変えて、このシアンをマゼンダやイエローとして使えるようにして欲しい」と言っていた。
Excelを方眼紙として(あるいは製図用途で)使うのは勘弁して欲しい。電卓を使って計算した数値をセルにいちいち打ち込むのも非効率だ。やたらと「新しいフォルダ」を各所に作りまくるのも、どうかと思う。それから、WindowsやInternet Explorerの動作が遅いのは、ハッキングやウイルスのせいではない。
書いていけばきりがない。今月になってから、「Windowsを100%使いこなすマル秘テクニック」みたいな雑誌を参考にチューニングを試みている点については、誰かが注意すべきだと思うのだが。
僕は何しろ新参者だから、小さな声でつつましく進言するのみ。「でもほらkatoくん、この部屋(部署)の責任者は俺だから」とか言われてしまった。
いちおう、ある分野では、世界トップクラスの技術力と販売網を誇る会社の、開発部門なのだが。正直なところ「よく保っているなあ」と思う。影の保守管理担当者の気配がちらほらするのだが、それが誰なのか、まだ特定できていない。
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