Arts&Craft 静岡手創り市と、日タイ友好長政まつり。

 春と秋の恒例イベント、「Arts&Craft 静岡手創り市」が静岡護国神社にて開催中とのことで、ちょっと自転車に乗って見物してきた。
 確か昨年も、その前も感じたのだが、「悪くは無いけれど、特別に良くもない」というのが感想。確かに素敵な品ばかりだが、どうしても欲しいと悩んでしまうような物は無かったし、新鮮な驚き、みたいなものもほとんど無い。出展者も、ここ数年は似通った人達ばかりという感じ。ナチュラル系の女子と田舎暮らし老人、それにエスニック風のだらりとした服を着た30代男性が目立つ。
 これなら趣味の良い雑貨店やセレクトショップを巡ったほうが楽しいなあ、などと思いながら会場を巡った。
 野外イベントだから食べ物のブースも多い。今日は美味しいコーヒーを飲んだ。それと「ひより工房」の焼菓子を購入。
 なんだかんだと文句をつけたが、しかし静岡県中部では貴重なクラフト系イベントである。頑張って欲しいものだ。

 

 浅間通り商店街では、「日タイ友好長政まつり」が開かれていた。
 江戸時代だったか、タイに渡って活躍して、かの地で藩主みたいな地位にまで就いた山田長政という人がいる。その人の生家が、浅間通り近くにあるとされている。だから浅間通り商店街で、「長政まつり」が開催される。山田長政といえば、遠藤周作の小説が有名。

 でもこの話、どこまで本当なのかはっきりしない、と何かで読んだ。鎖国政策の頃に海外で活躍していた人達(船乗りであり海賊であり傭兵であり商人みたいな人達)はたくさんいて、浅間通りには山田某という人の家があって、浅間神社には奉納された絵馬が残されていることは事実。タイにもきちんと、記録が残っている。
 しかし実のところ「山田長政の生家」は日本全国に点在していて、そのうえ「かつて日本を飛び出してアジアに名を残した男がいた」といった話は、後年になってそういうストーリーを必要とされた際に講談などで広められたらしい。そういう点では「作られた英雄」の一種かもしれない。民話「桃太郎」みたいな感じだろうか。

 でもまあ、お祭り自体は、とても楽しいものである。
 たくさんの屋台が並び、タイの料理が楽しめる。今日はモチ米を葉っぱで包んで蒸したようなお菓子を食べてみた。鶏の串焼きも美味しかった。
 ムエタイの実演も見たし、派手な三輪タクシーも走っていた。都会のタイ・フェスティバル程の規模は無いものの、のんびりしていて素晴らしいイベントだと思う。

 

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 夕方、買い物の帰りに七間町に寄った。休憩と読書のために、映画館の横にあるオーストラリアン・カウボーイ・カフェに行く。
 今日はわりと混んでいた。賑やかだが、不快ではないざわめき。最近お気に入りの店だから、繁盛しているのはとても嬉しい。
 もはや個人的定番である「ロングブラック」と、今日は「ラミントン」というケーキを注文した。ロングブラックはすっきりとして香りが良くて、ラミントンはしっかり甘い。

 

 明日は大雨。この連休における“家でやるべきこと”は、ほぼ全て明日に行うつもりで過ごしている。だからいささか部屋が散らかっていて、未読の本は積まれ、パソコンの周りには書類や手紙が乱雑に置いてある。
 今は甥や姪が遊びに来ている。彼らが帰ったら風呂に入り、髪が乾いたら寝る。それ以上の事は、明日に持ち越す。

 

 

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