少し前に公開したインスタグラムの画像に、外国の方からのコメントがついていた。ざっくり翻訳すると「ハイkato!あなたの撮影するスイーツは、ユニークでkawaii。でも最近、更新が滞っているね。生活習慣が変わったのかな?」とのこと。そう、生活が変わって、そんなに頻繁にケーキやタルトの画像をアップロードできなくなったのだ。世界は厳しい。しかし僕の拙い英語力では、彼女(だと推測する)に説明することができない。ただお礼を述べるのみ。
ところで今日は、ちょっと尋常じゃないくらいに疲れた。肉体的疲労が、精神の疲れも招いた、という感じ。あまり適切な用法ではないが、最後は「ほうほうのてい」で職場から脱出してきた。退出というより脱出。
確か朝には「帰りに寄り道して、甘くて美味しいものでも買って、一週間の労をねぎらおう」と考えていた筈だが、そんな余力は無かった。
帰宅してからも、特に足の疲労のせいで、動きがなんだかぎこちない。「スター・ウォーズ」に出てきた金色の翻訳ロボットみたいな感じで歩いている。そのロボットの名前も、果たしてR2D2だったか、C3POだったか、ぱっと思い出せない。
家族から遅れてひとりで食べた夕食の際も、やっぱり変だった。ご飯茶碗を持ったまま、サンマの塩焼きのみを黙々と食べ続け、最後のほうになって「あっ、ご飯だけ残ってる」と思案する(そして味噌汁を30秒ほど眺める)、そんな感じだった。
明日が休日だから、なんとか乗り越えられたのだと思う。
半月ほど前から組んでいる先輩社員さんは、悪い人ではないけれど教育者向けでは無いようだ。系統立てて説明するよりも、実地の作業を繰り返して「やってるうちに覚える」と言うだけだし、あまり仕事量を減らす事には関心がないみたいだし、何よりも体力が有り余っていて(柔道やジムトレーニングが趣味)疲れることを苦にしない。
というわけで、理屈屋で、楽をするためなら努力を惜しまず、肉体虚弱な僕としては、なかなかに辛いのであった。
冬には退職すると聞いているので、彼がいなくなったら、とりあえず今日と同じ作業の際には椅子を使おうと目論んでいる。ピンセットや顕微鏡や窒素ガスを使う科学の実験みたいな作業で、延々と8時間も立ち続けることは無いじゃないか。