ダブルトンカツ

 お仕事3日目。今日はバリバリ働く人の横について、仕事の内容を把握しただけで1日が終わった。バリバリとメモを取ったし、質問もたくさんしたけれど、でもわからない事のほうが多い。というか正直なところ不安である。
 言うまでもなく、とてもとても疲労した。まだほとんど仕事らしい仕事はしていないのに、どうしてこんなに疲れるのだろう。

 昼休み、社員食堂に行く際に「今日は“ダブルトンカツ”が有りますよ。ぜひ食べて下さいね」と上司から声をかけられた。月に1回の人気メニューらしい。
 とりあえずそのダブルトンカツを食べてみた。トンカツソースと味噌だれが、それぞれ半分ずつ塗られている。なるほどダブルか、と思いつつ食べる。格別に美味しい、というわけではなかった。
 社員食堂は、各自が好みの皿や小鉢を選べる形式。僕はメインの皿(今日はダブルトンカツ)と、ごはん(五穀米:小サイズ)と、サラダで十分。しかし同じ職場の人達からは「少なくないですか?」と毎回聞かれる。観察すると、ラーメンとおにぎり、あるいは丼と炒めものと小鉢とスープといった組み合わせを選ぶ人が多い。女性でもそれくらいは普通に食べる。仕事量が多いのだろうか。

 なにしろ疲れたので、例えばサムゲタンのような、滋味にあふれたものを夕食には食べたい。しかしもちろん帰宅してもそんな結構な品は無い。それどころか家族は出かけていて、自分で夕食を作らねばならない。
 とりあえずゴーヤーチャンプルーを作った。トマトも切ったし、冷蔵庫からカボチャの煮物も発見した。
 これ以上は作る気力が無い。だから心身の滋養の為に、おやつ備蓄ボックスからブラジル郷土菓子を取り出し、食べることにする。今日のお菓子は、ピーナッツの粉と砂糖をピーナッツバターで練り固めたような品。激烈に甘く、美味しい。

 今日も早く寝る。本当は仕事中にわからなかった用語をウィキペディア辺りで調べたいのだが、しかし寝る。寝なければ明日に差し支えそうな予感がするのだ。