赤飯おはぎ

近所に住む老婦人から、「赤飯おはぎ」というものをいただいた。
「沢山貰って食べきらないので、おすそ分け」とのこと。家族が留守なので僕1人で独占することになる。

小さめの重箱のような、折り詰めのような正方形の箱に粒餡がぎっしり詰められていて、その下には赤飯が詰めてある。とにかくボリューム感はすごい。なるほど老人の家庭では持て余しそう。

食べてみた。
普通の小豆餡と、塩気の無い赤飯。組み合わせは初めてだが、とても美味しい。固めに炊いた(蒸した)赤飯の食感とササゲの風味が、柔らかい小豆餡と合っている。普通のおはぎや牡丹餅より好きかもしれない。
しかし沢山は食べられない。わりと大きめのおはぎでも平気なのに、自分で取り分けて食べる不定形の赤飯おはぎは、すぐにお腹がいっぱいになってしまうという不思議。赤飯という、噛みごたえがある食材のせいかもしれない。
とはいえ好きな味なので、ずいぶん食べてしまった。もうすぐ夕食だというのにお腹が空かない。

赤飯を饅頭の具にしたものは食べたことがある。僕の住む土地でも、祝い事の際に配る家がある。もともとの風習というより、他所の土地からの移入文化だと聞いている。移入したのはチェーン店の和菓子屋。

赤飯そのものをおはぎにする、というのは珍しいと思う。
ずいぶん前に、伊勢神宮の辺りを散策していた時に、丸めた赤飯と粒餡で作ったおはぎに出会った記憶があるが、静岡県中部では見たことがない。
重箱にご飯を敷き詰め、餡を上に広げる形式のおはぎは、県東部で食べた。ご飯、小豆餡、その上にきな粉かピーナッツの粉。あれはなかなか美味しかったが、やはり沢山は食べられなかった。

そんな珍しいおやつを、思いがけず食べることになった。何処の郷土食かは知らないが、嬉しいものである。ちなみに写真は撮っていない。

 

今日はそれ以外は、特筆すべき点の無い一日だった。強いてあげると以下の通り。

  • 静岡市の街外れから中心街にかけて自転車で探検した(雨に降られた)。
  • 書店で数組の家族が「課題図書は義務教育であるため、無料にすべき」と主張していた(書店員は困惑。調べてみたところ、この「義務教育に関わる諸費用は無料であるべき」は、一部の人達に広まっている理論らしい)。
  • 「鄙びた街の小さな食堂で、普通のラーメンを食べよう」と入った店が「地域振興に燃える地元有志のイベントショップ(お盆期間限定)」になっていた(バカうま煮干し系、とか激情とんこつ系、しかメニューに無い。店員はバンダナに「進化!」や「夢に一直線」や「感謝!」といった黒Tシャツを着用)。

だいたいこんな感じ。振り返ってみると、赤飯おはぎに救われているような気もする。

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