おやつの時間にデニーズに行った。店員さんおすすめ（今日からハワイアンフェアとのこと）の「マカダミアナッツ・パンケーキ」を食べる。
せっかくのナッツ風味なのだから、もう少し油脂っぽさ、くどい感じがあっても面白いとは思うけれど、これはこれで美味しい。「不味くて食べられない」といった事態にならないのが、パンケーキの、あるいはファミリー・レストランの良いところ。
先ほど、友人とその娘さんに会ってきた。娘さんは、幼稚園の年長組。来年は小学生になる。3人でショッピング・モールを歩きながら、細かな打ち合わせや相談や近況報告をした。
そろそろ娘さんのランドセルを買う時期だという。ちょっと早いのではないかと僕は思うが、子育てに関しては経験が皆無なので、あるいは早めに買っておくのが常識なのかもしれない。ともかく、ランドセルを買うにあたって、色の選択に悩んでいると言っていた。
昔に比べて、ランドセルの色はずいぶん自由になった。娘さんは「深緑」が良いと言っている。義父母は「赤」を勧める。「赤は女の子の色」とのこと。“地域の常識”としては「女子は赤、ピンク、水色が望ましい。それ以外はいじめられるかもしれないから心配」とされている。
別に何色だっていいじゃないか、子供の選択に任せられないのだとしたら親のセンスで決めればいい、と僕は考える。僕ならば黒か焦茶がいい。せっかくの本革カバンで、パステルピンクや水色はちょっと勿体無いとは思う。
たぶん世間一般として「女の子の色」は通用しない時代ではないのだろうか。その上で、学校という幾分フォーマルな場に相応しい色としては「黒、紺、茶色」辺りが無難だと思うし、何なら学校側でそう指定しても問題無いとさえ思う。ランドセルは通学カバンなのだから、大人の通勤カバンと同様のセンス・規範が求められると個人的には考える。大人で赤やピンクや水色の革カバンを持ったビジネスパーソンは少ない。そういう意味では、深緑もシックで悪くない。
そんな事を話しながらカバン売り場を見てまわった。
結局、今日は決まらなかった。ランドセルを買うにあたっては、僕などより子育て経験者に聞いたほうが良いのではないか、という結論に至ったのみ。でもまあ、友人親子には徒労であったかもしれないが、僕としては最新のランドセルに秘められたテクノロジーや工夫を見ることができたので良かった。自分用に背負える革カバンを欲しくなってしまった。
あればいいなあ、と思って試しに検索したところ、「ヌメ革のランドセル」が存在し、Amazonで売られていた。歳月とともに変化する色と風合いを楽しむ小学生におすすめ。僕も欲しい。
