今日のおやつは、ホワイトチョコレート・クリームのパンケーキ。
かなり甘い。人によっては苦手と思うのではないか。しかしこれくらいの個性が外食には必要だとも思える。無難なものは、家で食べればいい。
帰省した友人と、会ってお茶を飲んできた。
結婚して、相手の家に嫁入りした人。今は都会の2世帯住宅で暮らしている。
義実家との生活は慣れないことだらけらしく、色々と「信じられない」ことが多いという。そういうカルチャー・ショック的な話を延々と話してくれた。僕はそういう話題を聞くのが大好きなので、聞き役に徹する。
嫁いだ先では、「トマトの種(と周りのゼリー状の部位)を綺麗に取り除くのが妻の仕事であり、その部分は食前に義父か夫がつるりと飲む」という。「別に批判する訳ではない。単にギャップを感じる」と彼女は語っていた。
本当に世界には多用な家族の姿がある。
無理に慣れる必要は無いと思う。違和感をそのままに、異文化を楽しんで暮らしていって欲しい、と個人的には思う。
しかしこの人、帰省すると「信じられない話」をひと通り語り(ついでにビールを飲み)、困った参ったと言いながらも、僕などよりよほど元気に見える。口では色々言うけれど、以外と順応性が高いのではないか、と密かに思っている。
この本がとても楽しい。寝る前に数ページずつ読んでいるが、気をつけないとどんどん読み進んでしまう。睡眠時間が減る。
「君拾帳」というのはスクラップブックのこと。東京大学に保存されている、田中邦男氏の「君拾帳」を現代の目で解説している。
この田中邦男氏は、幕末から大正まで大活躍した一種のスーパーマンで、技術官僚にして博物学者にして動物園の父にして(以下、肩書きが100くらい続く)、徹底的な記録魔という面白い人。しかも和菓子の包みから政府の文書まで縦横無尽にスクラップしているから、単なるスクラップブックがお宝の山になる。歴史の流れだけでなく、デザインの変遷や流行まで覗えて面白い。
だいたい僕はカラー版の新書や文庫が大好きなのだ。この本は最近買ったものの中でいちばんのお気に入り。