美容院に行ってきた。
いつも同じ美容師さん（無口）にお願いするのだが、今日はその人がいない。
代わりに、見知らぬおばさんが髪を切ってくれることになった。おばさんは、別の美容院で働いていた人で、今日は休んだ人の代理として急遽呼び出されたとのこと。はっきり言って、若者の多い店には似つかわしくない人である。
でもとにかく、このおばさん以外に手の空いている人がいない。まあ短く整えてもらうだけなので、ベテランならば問題なかろうとお任せすることにした。
しかしこの人、本当に経験者なのか怪しい。何度も同じことを聞いてくるし、切っている途中で「あれっ」などとしきりに呟く。頭部右側面と左側面で、違う器具と手技を使っているようにも見える。
最後には「これで…大丈夫よねっ？うん大丈夫。よしよし」と言い出す。
この世界では様々な局面で「大丈夫」が使われるが、美容院における「大丈夫」ほど人を不安にさせるものは無い、と身にしみて理解できた。僕の場合、メガネを取るとぼんやりとしか見えないために、余計に怖い。
怖いけれど、別にファッション・ショーに出る訳でもないので、さっぱりと短くなっただけで今は満足している。鏡で確認した限り、普通の散髪だった。試供品にトリートメントも貰ってしまった。
昨晩から「天冥の標VII ジャイアントアーク」を読み返している。1巻で謎だらけだった伏線がぐんぐんと回収され、風呂敷が見事な手際で畳まれていく醍醐味。しかし未だ、物語の終着点は見えない。読書の快感、という点では素晴らしい本で、しかも文庫本という体裁も良い。全10章という長編なので、最初から文庫なのは有難い。
今日は無印良品で「水切りヨーグルトのバウムクーヘン」を購入した。最近のお気に入り。水切りだろうがそうでなかろうが焼いてしまえば同じ味だろう、と最初は思ったのだが、食べてみたらきちんと「水切りヨーグルト味」だった。味の再現度、という点を評価しての、再購入、再々購入となる。水切りヨーグルトとバウムクーヘンが好きな人には、強くお勧めできる。
この本を友人から貰った。まだ封も切ってない。
