マクドナルドで朝ごはん

諸事情あって、朝食をマクドナルドで食べた。
朝のファストフード店に行く、という状況からして自分には珍しいこと。だからちょっと嬉しい。

マクドナルドのブレックファスト・メニューといえば、「マックグリドル」が美味しかった記憶がある。シロップが入った甘いパンケーキ風のもので、塩辛い肉とチーズと卵を挟んだ品。僕の妄想の中のアメリカが形になったみたいな食べ物だった。

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今日は「ビッグブレックファスト デラックス」というセット・メニューを選んだ。

パンケーキ3枚、イングリッシュ・マフィン、ソーセージパティ、それにスクランブルエッグとハッシュドポテトが紙の器に盛りつけられている。バター、ストロベリージャム、塩胡椒、大量のメープル(風)シロップが添えられていた。
炭水化物が多い。脂質もたくさん。ハッシュドポテトは野菜に含まれるのだろうか。

なんとなく、飛行機の機内食を思い出させる。主食が多いところや、スクランブルエッグに味付けがされていなくて小袋の塩胡椒を使うところが、ちょっとした非日常感と、少しの困惑を呼び起こす。

こういう食事を、アメリカ映画ではたまに見かける。映画ではもっと量が多く、ベーコンなどが添えられる。どちらかといえば貧しい庶民が、それほど旨そうでもなくがつがつと食べている印象。

味はまあ、マクドナルド味だった。
スクランブルエッグ以外は他のメニューからパーツを寄せ集めた感じ。ぱさぱさで甘くて塩辛くて、普段の朝食とは全然違って面白い。
風邪をひいた朝などに食べれば良いのではないか。元気になれそうな気がするし、カロリーだって摂取できる。

マクドナルドとしては安くはない(なにしろデラックスなのだ)けれど、昼食の時間になっても全然お腹が減らなかったから、お得な朝食だったかもしれない。

思えばこういう、アメリカン・スタイルな朝食を食べたのは生まれて初めてかもしれない。旅行中は、もう少しヘルシーなものを選ぶ。家では作らない。カフェなどの“朝メニュー”では、たぶんサラダなどが付く。
思いがけず異国情緒を楽しむことができた。

 

食事といえば、この本が面白かった。「料理文化と文明の結びつき」みたいな堅い話から、バーベキューや煮込み料理への挑戦まで、硬軟取り混ぜて楽しく読める。

人間は料理をする・上: 火と水

人間は料理をする・上: 火と水

 

 下巻もあるらしい。買おうか図書館で借りようか、迷っている。レシピ付きだから、買って手元に置いておくのも良いかもしれない。

人間は料理をする・下: 空気と土

人間は料理をする・下: 空気と土

 

 

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