毎年、春と秋に開催されているクラフト展「手創り市:ARTS & CRAFT SHIZUOKA」に行ってきた。
自分用の食器と、知人へのプレゼントを探したのだが、特にこれといった品は見つからず、家で使う小皿を3枚と、コーヒー豆を買ったのみ。
このイベント、回を重ねるごとに自分にとっての面白みが減じている。
自分の変化もあるだろう。手作り作家さん達にも大きな流行のようなものがあって、それが自分の好みに合わない、という要因も大きいと思う。
でも「面白くない」という前提で挑んでも幸せにはなれないから、できるだけ前向きに捉えるように心がけて会場を巡った。何にせよ地元では貴重な、クラフト系野外イベントなのだ。
それでもやっぱり、革細工もガラスも木工製品も陶磁器も、それから手芸工作品も「なるほど凄いが買いたくはないな」と思わせるものばかりだった。みんな素朴さに酔いすぎではないか、と思った。
飲食物のブースも、見慣れた店が多い。
とはいえ、涼しい春の日曜日、神社の緑の中を歩いて技巧を凝らした品々を眺めて歩くのは、とても楽しい。入場料を払ってもいいくらいだ。悩んで買った小皿も、家族は喜んでくれた。
おやつは、「つきさむ」にて、「桜のロールケーキ」を食べた。
桜風味の、上品なロールケーキ。
そしてコーヒーを飲み、読書(ヨハネスブルグの天使たち)を少し、それから明日以降の予定を立てた。
来週は資格試験もあるし、細々とした買い物もしなければならない。今日は良い休養日となった。
近所の家では、藤の花が咲き始めていた。