知人から、愛知県土産の「クッピーラムネ・わらび餅」を貰った。
「食べたらがっかりするよ」と、にこにこして手渡された。
先ほど食べてみた。砂糖と澱粉と水を練って加熱して、懐かしいクッピーラムネの味がする粉をまぶしたような味。というか、ただそれだけの食べ物だった。
わらび餅とラムネ菓子という組み合わせが、素敵な相乗効果を発揮してとびきり美味しくなるわけでも、逆に面白いくらいに不味いわけでもない。なるほど「がっかりする」というのは言い得て妙であり、いかにも「サービスエリアで売っている土産菓子」という感じがする。
今日は、中国から嫁いできた人と話をする機会があった。
彼女は日本語が話せる。僕は中国語が話せない。なので当然、日本語で会話する。
どういうわけか、僕は日本語を話す外国人と喋る時に、日本語が不得手な感じになってしまう。例えばこんな風になる。
*「こんにちは」
僕「こんにちは、日本語お上手ですね」
*「そんなことないですよ〜」
僕「いいえ、特別に上手です。すばらしく話せています」
なぜだろう。たぶん分かりやすく言葉を選ぼうとして失敗しているのだと思う。
しかもその不自然さが、「音楽雑誌の翻訳調」の時もあれば、「良く出来た機械翻訳風」の時もある。なぜかアクセントも、ちょっと変になる。確認したことは無いが、おそらく身振り手振りも変だと思う。
困ったことである。