静岡大道芸ワールドカップ2013 2日目

 


どういう経緯か静岡市に定着した、静岡の街のイベントとしては唯一ともいえる文化的に面白いお祭り「静岡大道芸ワールドカップ」が、昨日から開催されている。
街の至る所に大道芸人の為のサークル(見物客の輪)ができて、そこでは時間割通りに多種多様な大道芸が見られる。海外から招かれた人達も多い。
そして、雑踏の中に混じり芸をする人もたくさんいる。ハプニング的なものから、パントマイムや手品や、大掛かりな悪ふざけまで。店の中にまで入り込んで、大人を笑わせたり、子供を泣かせている。
そんなどたばたでも街が機能不全に陥らないように、ボランティアの人達がさりげなく頑張っている。見物する側も慣れてきたのか、混雑はするが気持よく街を歩き回ることができる。
この3日間は、小さな脚立(人混みの後ろからでもよく見える)やフェイスペイントやピエロの鼻(売っている)や、潜望鏡(ボール紙と2枚のミラー製。子供騙しだが、子供は好きそう)を持った人達で、静岡の街が賑わう。
引っ込み思案でシャイという事になっている静岡中部の人間も、ピエロや大道芸人に引っ張りだされたら、わりとのりがいい。
もちろん投げ銭もする。それなりの芸人にはそれなり、本当に凄い芸を見せてくれた人達が差し出す帽子には千円札も当たり前のように投げ込まれる。


今日は数時間をのんびり歩いた程度だったけれど、とても楽しい時間を過ごせた。
しかし帰宅して、甥と姪と遊んでいたら、すっかり疲れてしまったので、写真だけを載せる。
風船に入る人。 端正なピエロ。
お化粧を見守る白い人。 謎のコック。ちびっこ達が泣く。
この潜望鏡は500円。 タイから来た2人。
足が長いから、休憩するだけでも見物客が拍手をする。 石畳の上で凄いことをしていた。
火を噴く。商店街の非日常。 銀色の人。






虫の動き。子供達は泣きまくる。 ちびっ子が警戒している。
街でみかけて面白かったのが、この虫。台車で運ばれるのも不吉な感じで、丸まっている時は「サナギのように」ぴくぴくっと動く。
そして地面に這いつくばると、ざざっと滑るように動き、ぴたっと止まる。
ゴキブリやフナムシの要素、というか虫を嫌いな人な嫌がる要素を全て見せてくれるこの人間大の節足動物が、静岡のメインストリートを走る。子供は大泣きするし、例えば侵入された書店では小さなパニックが起きていた。
改めて画像で見ると、全然リアルじゃない造形だが、動きだけで「虫らしさ」を見せていた。僕はこういうものは大好きだ。





足の長いギャング風。 この人は目立っていた。




今日はたまたま、日本人の若い芸人のパフォーマンスを多く見た。超絶技巧の人も、ほとんどトークで誤魔化しているような人もいた。
海外からのパフォーマーのほうが、言葉を介さないぶん技で魅せたり、幽玄というか悪夢的な動きで見応えがある。ピエロやサーカスや仮面舞踏会が苦手な人は、本気で怖がる。
毎年、とにかく筋力をアピールするような無茶苦茶な人が数人エントリーしている。この「筋肉系」は、普段の街の大道芸では見られないので、明日はそういう人達を探そうと思う。




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