新宗教の夏祭り

 
友人夫婦と、その姪に誘われ、市内の宗教団体の夏祭りに行ってきた。
新興宗教団体といっても、統一教会幸福の科学のような感じではない。教義は極めて穏健で、お祭りに行ったからといって勧誘される訳でもない。
宗教というよりも、ある老婆(教祖)を中心に農家のおばさん達が30人くらい集まった、相互扶助の寄り合いというのが実情。総本山であり唯一の道場は、傍目には公民館か剣道場に見える。
オウム真理教がニュースを騒がせていた頃には、多少の警戒は持たれたらしいが、それ以外は地元の人達とも良好な関係を築いている、らしい。たぶん教祖が亡くなったら自然消滅するのではないか。
平日の月曜日の夜に祭りをやる理由がよくわからないが、これは新暦に基いて祭事を行う一般の神道のほうが変なのかもしれない。



そういう地味な宗教団体の祭りだった為に、まるで農協婦人部のイベントのような雰囲気だった。地元の産品を使ったアイデア料理(コロッケ等)や、団子や野菜が売られていた。
普通の、フランクフルトやかき氷の屋台もある。大人になってはじめて、わたあめを食べた。



敬意を表するつもりでご本尊的なものをを探したが、特にこれといった設備や置き物は無いようだ。ホームセンターで売られているようなコンクリート製の稲荷社が、敷地の隅にある。
室内に何やら妙な木彫の人形があったので、これがそうか迫力があるなあと眺めていたところ、信者のおばさんに「それは皆で韓国旅行に行った時の土産だ」と教えてもらった。そして教祖は孫に会いに上京中とのこと。
これならば、僕の通っていた幼稚園のキリスト教のほうがよほど凄みがある。宗教に凄みが必要かどうかはよく知らないけれど、あったほうが信じやすいのではないだろうか。
特にオカルト的な見どころも無い。なので探検は諦め、買ったものを食べて、バザーを少し眺めてから帰宅することに。
友人の姪には、不要になった本を譲っていた。その感想を色々と聞かせてもらった。本のお礼兼誕生日プレゼントに、クッキーを貰った。





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