変な夕食

 
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父の作るゴーヤーチャンプルーが、あまり美味しくない。
何か勘違いをしているのではないか、というくらいに出鱈目なものを作る。
豆腐の水切りが十分でない事がいちばんの原因だと思う。味付けも、沖縄料理らしくない。べっちゃりしていて、炒め煮といった感じ。
料理は日常的に作る人なのだが。そして沖縄へも行ったことがあるのだけれど。
なぜかいくつかの料理が、とても下手だ。そしてそれとなく進言しても、改善された例がない。料理の本も参考にしない。



母は料理が得意でも好きでもないが、少なくとも変なものは作らない。
塩とニンニクを省く事が多く、ひと味足りない事はある。それと、カレーやシチューにとろみが足りなくても気にしない。



となり町の有名な焼き鳥屋さんで「お持ち帰りセット」が売りだされていて、近所の人が1箱おすそわけしてくれた。
それも夕食に食べる。
普通に美味しい焼き鳥。つくねが気に入った。
そして何故か、鶏皮と葱が交互に刺さっている串があった。そういうものなのか、あるいはミスやトラブルなのか判然としない。鶏皮を使ったネギマなんて、はじめて食べた。




ゴーヤーバンザイ!―ゴーヤーをもっとおいしく、味わいつくす本 (ハッピィタイムブックス)

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