髪を切った。頭に油をすりこまれた。

 
夕食前に、美容院へ行く。
今まで通っていたお店が閉店して、新しいところにスタッフが移ったというので、そのお店へ。
ただ短く整えるだけだから何処でもかまわないのだが、黙って切ってくれる美容師さんというのは珍しいので、その人を目当てに行く。
床屋でも良いけれど、今日は臨時休業だった。



新しいお店は、海というか南国というか、沖縄の国際通り的なカラフルさの、若々しい雰囲気。
お客さん達も若い。服飾系専門学校っぽい(田舎には珍しい)突飛な服装と髪型の人もいる。
正直なところ、落ち着かない。
予約した美容師さんも、前の店の時よりも浮かれているように見える。
でも髪は普通に切ってもらえた。二言三言、髪の長さを注文する以外はほとんど黙っていれば終わる。雑誌も勧めてこない(裸眼では上手く読めないのだ)。心配は杞憂だった。



シャンプーやドライヤーの際、色々と特製の品を試してくれる。生のライムをしぼったシャンプーや、バニラの匂いのよくわからない液。爪にも何か塗ってくれる。
そういう、ナチュラル系の用品を使うのが店の特色ということらしい。今はお試しキャンペーン中。
最後には、頭頂部にパーム油みたいなものをすりこまれた。



そんな訳で、先ほどから、輸入雑貨店かアロマテラピー・ショップみたいな匂いが頭からする。早くシャワーを浴びたい。
帰りの車内も大変だった。ヘッドレストに匂いが移っている気がする。



匂いはともかく、安くて手早くて、最初の印象よりは良い店だった。
お土産にチンスコウみたいな焼き菓子もくれた。待っている時に出されたコーヒーも美味しかった。




南極点のピアピア動画 (ハヤカワ文庫JA)
表紙とタイトルに騙された。技術革新とファーストコンタクトと明るい未来の話。気に入ったところを何度も読み返してしまう。

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