浜松市で空き時間が120分ほどできた。上手い具合に近所にあった「航空自衛隊浜松広報館:エアパーク」に行く。初めての訪れる場所。いつか行きたいと思っていた。
大昔の複葉機から、大戦中の機体、もちろん戦後に活躍したものまで、多種多様な飛行機が展示されている。もちろん自衛隊の広報を担う施設だから、自衛隊の役割から兵器の解説まで、懇切丁寧にパネルとモニターと映画で学べる。シミュレータや記念撮影コーナー(飛行服を貸してくれる)まであった。
個人的には、この古くて黄色のレスキューヘリコプターが気に入った。とてもかわいらしい造形だと思う。まだレイアウトが模索中だった時代なのか、変なところ(鼻先)にエンジンがある。
僕はあまり飛行機への思い入れは無いほうだと思うけれど、それでも綺麗で巨大な格納庫に、ぴかぴかに磨かれた新旧の機体が並んでいると、ちょっと胸に迫るものがあった。
人が空を飛ぶ事は大変なのだなあ、と思う。なにしろ一人乗りの飛行機でも、僕の車よりも大きい。戦闘機などは戦車よりも場所をとる。
ちょっと雰囲気が違う練習機があった。解説を読むと英国製。
なるほどこれが英国の飛行機なのかと驚く。バンパイアという名前だった。
政府専用機で使われていた(つまりは要人が座った)ジャンボジェットの椅子や、最新鋭の飛行機の紹介も充実していた。椅子は実際に座れる。
外にも展示があった。大きな輸送機や戦闘機、ミサイルやレーダー設備など。子供達が遊んでいた。
帰り道、ブックストアカフェ「コオロギ」という店に寄ってみた。
リンゴのタルトと、アイスクリームの盛り合わせ。アイスは「牛乳と蜂蜜」と「紅茶」だった。どちらもとても美味しい。
本の種類は僕の好みとはちょっと違うけれど、そして甘いものよりも食事やバーのほうがメインなのかもしれないけれど、古書と新刊本が並ぶカフェというのはそれだけで素晴らしい。近所にあったら、特に用事がなくても通っていただろう。
このシェフが書いた本も売られていた。アウトドアでのビストロ料理集。
ちらりと見た限り、とても良さそう。アウトドアのレシピは台所に応用できるから、買っておけば良かったのかもしれない。