かばんに入れたペットボトルから水が漏れた。キャップが緩んでいた。
歩いていて、ぽたぽたと水が滴っていて気づく。
かばんは厚い帆布だから、ある程度染み通るまで気づかなかったた。
綿のエコバッグやタオルハンカチ(なぜこんなものが入ってているのだろう)は濡れていた。
幸い、カメラは無事だった。
映画館に行く途中のトラブル。
映画鑑賞の間は、隣の席に濡れたものを広げて乾かした。
空いている作品で良かった。
いちばん後ろの列は僕だけしか座っていない。最後列は気軽で見やすいから好きだ。
映画を見終わる頃には、持ち歩ける程度には乾いた。映画も面白かった。
しかし買ったばかりの文庫本がよれよれになってしまった。
そのまま乾けば波打ってしまいそう。かといって押し花の要領で本に挟んでいたら、いつ乾くかわからない。
とりあえず、カバーと中身は別にして、それぞれを古い雑誌で圧し、それらを乾燥剤入りのプラスチックケースに入れてみた。
カメラ屋さんで貰った、使い途が無いシリカゲルが役に立った。
なんにせよ、真水で良かった。
どうせ水を持ち歩くのだから、明日からはきちんとした水筒にしようと思う。