「へそまがり」の、うなぎを食べた。

 
 

 
義姉の誕生祝いに、両親と4人でうなぎを食べに行った。市内の「まるはん へそまがり」というお店。
話だけは聞いていたけれども、広い道からは離れた一軒家で、営業しているかどうかも怪しかった。色々と検索して、ようやく電話番号と営業日を探し当てた。
昼のみ開いているお店。外観は大きな古民家といった感じで、看板も案内も無い。
予約しておかないと、捌くところから始めるので、ずいぶん待たされる。そしてエアコンが無い(団扇がある)。
今日は予約して、12時に入店した。既に「本日の分は終了しました」と札が下がっていた。



メニューは「うなぎ定食」のみ。何も言わずとも運ばれてくる。
酒類は各自で持ち込むことになっているらしい。
長く待たされることに文句を言うと怒られるという噂。なんとなく会話も小声になる。とはいえ、広めの個室なので「へそまがり親父」の顔を見ることもない。



予約時間通りに行ったせいか、10分程で「うなぎ定食」が来た。
ご飯、うなぎの蒲焼き、肝吸い、ぬか漬け、それに緑茶。



うなぎは、ものすごく美味しかった。生涯で最も美味しいうなぎだった。
普段食べている、脂がたっぷりで、皮がむにむにして、甘辛いタレがしっかりついた蒲焼き(それはそれで美味しい)とはぜんぜん違う。
もちろん脂は乗っていて、タレもきちんとかかっている。でも全体にふんわりとして、上品な感じだった。義姉と「なるほどねえ」と言いながら食べた。
ご飯はかためで、これも僕好み。
そしてぬか漬けも美味しかった。酸味・塩気・匂いがあまり感じられないのにしっかり漬かっているという、不思議な漬物だった。たくさんあるから、それだけでご飯がすすんだ。



鰻屋としては、それほど高くはない。とはいえ、気軽に行ける値段ではない。
予約の手間はかかるし、「頑固親父の店」は苦手だ。でも、また行きたい。

 

また行きたいとはいうものの、ニホンウナギ絶滅危惧種になったから、しばらくは食べ納めだろう。鰻は好物だが、絶滅は嫌だから我慢でも何でもする。

メモ:鰻屋へそまがり

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