星と夢と、大したことは何も出来なかった日。

 
 

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プロジェクト「コンピュータは星新一を超えられるか」が始まった。
まずはショート・ショートから、という事らしい。長文では収拾がつかなくなる。
星新一氏はインタビューで「文章作成の理論ができているから、どれだけでも新作が作れる」という様な事を言っていたから、そういう意味でもコンピュータ向けかもしれない。
きちんとしたメンバーだから、何かしらの成果は出るのではないか。チェスの「人間vsコンピュータ」よりは大苦戦しそうだけれど。
そしてやっぱり、コンピュータが無限の集中力で作品を大量生産したとしても、それを選ぶ人間の質のほうが問われる気がする。







村上春樹のインタビュー集「夢をみるために毎朝僕は目覚めるのです」が、文庫になっていた。
ハードカバーで買って、ずっと積んだままの本。時々、思い出して少しずつ読んでいる。
買ったのに読んでいない本が文庫化されるのは、日常生活において最も悔しい事ではないか。




静岡市の駅前からちょっと外れたところにある「駿府博物館」の、「切り絵を魅せる−福井利佐の世界−」という企画展を見た。
前にテレビで見て気になっていた人。
すごい作品ばかり。気に入ったから、近いうちにもう一度見に行く。平日の人が少ない時に行きたい。
地味なビルにある目立たない博物館だけれど、たまに面白い展示をやる。



今日は「かめくん」を読み終えた。
奇妙な後味のある、読み返さずにいられない素敵な作品。読んで良かった。





色々と駄目な事の多い1日だった。失敗もした。何より、様々な"やり残し”がある。
しかし本を1冊読み終えた事だけで、そのささやかな達成感のようなものにより、「まあ仕方ないか」程度の落ち込み具合に留まっている。
能天気すぎるかもしれない。





 

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