糸を抜く


先月に親知らず(左右下顎)の抜歯をした。抜いたところは縫って穴を塞ぎ、1週間くらい経ってから抜糸した。
しばらくは冷水がしみて、軽い痺れもあったが、今はもうなんともない。
ただ、左の一番奥のところに、ちくちくと舌で触ると気になるところがあった。針よりは柔らかく、なんとなくナイロンの釣り糸のような感触。



気になったので、歯医者へ行った。
見てもらったら「糸ですね」とのこと。「糸ですか」「はい、糸です」と言って、ピンセットとハサミで切って抜き取った。少しだけ痛みがあった。細くてハリのある、黒い糸。
「手術後に抜糸を忘れて(あるいは見逃して)口の中に糸が残った。ある種の医療ミスであり、なんらかのアクションが必要」などという雰囲気では全然無い。
「それよりも」と先生。「今まで親知らずで見えなかった箇所に虫歯があるから削ります。ちょっと痛いです」と、糸の話は終わってしまった。
そして削られている時は、本気で痛かった。大人になって歯医者でこんなに痛い処置を受けたのは初めて。ごりごり削って、詰め物をした。


なんにせよ、今日1日で片付いて良かった。
口の中に違和感があるのは、やっぱり良くない。無意識的に舌でつついてしまう。







おやつは焼津の「鯛焼き ふたば」のかき氷。今年の新作「ピンクグレープフルーツ」味。
色が派手なピンクだったから味も普通のシロップ味かと思って食べ始めたが、良い意味で裏切られた。
酸味が強い。果実酢の風味がする。そしてグレープフルーツの苦味がほのかに感じられる。甘みはほんの少し。とてもさっぱりした、もしかしたら子供は喜ばない味かもしれない。
暑い日のおやつに丁度良い味。とても気に入った。


ピンクグレープフルーツ味。果実酢の酸味と、少しだけ苦味。





村上春樹のエッセイを買った。ananに連載しているもの。しかしananは手に取る機会が無いから、単行本化は嬉しい。

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