久しぶりに、マクドナルドのハンバーガーを食べた。
店員さんの勧める、チキンとトマトの新製品。チーズも挟まっていた。
価格はポテトと飲み物のセットで７００円くらい。マクドナルドとしては高価なほうではないか。
味は良い。色々な味覚が混ざっていて、全体として美味しい。もっとシンプルな、例えば塩コショウが効いた肉の味が美味しいとか、そういう風な味付けのほうが好きだけれど、なかなかファストフード店では難しいらしい。
そして今日は混雑したフードコートという場所のせいもあって、がつがつと短時間で食べてしまった。もう少し味わって食べれば良いと後から気づく。
だいたい僕は食べるのが早すぎる。特に一人だと、あっという間に食事が終わる。しかも、１種類の食品（例えば白米だけ）を延々と食べ続けてしまう。”三角食べ”は、意識していないと忘れる。
そういう訳で、今日はまずポテトを全部食べてからハンバーガーを片づけ、その後にコーヒーを飲んだ。
マクドナルドのポテトは美味しい。
確かアメリカ文化についてのエッセイ（ドーナッツをくれる郵便局と消えゆくダイナー、だったか、または他の本）によれば、昔のほうがポテトは美味しかったという。
まだ不飽和脂肪酸などにうるさくない時代は、牛脂で揚げていたそうだ。一度、食べてみたい気がする。身体に悪そうなのが、なんとも魅力的だ。
でも僕は今の植物油で揚げたフライドポテトで、十分に満足している。今日は「塩多めで」と注文している人がいて、びっくりした。
コーヒーの注文も上手くなった。
今まで、砂糖とミルクとマドラーを使わなかったので、いつも捨てていた。つくづく無駄だと思っていた。きちんと「砂糖とミルクは要りません」と言ったら、砂糖・ミルク無しにしてくれた。
でもマドラーはついてきた。何故だろう。
レイ・ブラッドベリ氏の訃報を知る。
自分が子供の頃から読んでいる、唯一の海外SF作家かもしれない。
あまり存命という意識もなく、もはや古典の人という感覚だったのだけれど、やはり亡くなったのは悲しい。
