分析と評価


先日の親知らずの抜歯の件で、市立病院の口腔外科を受診した。
施術用の椅子に寝そべり、医師を待っている時に、隣の席で待機中のおじいさんから質問を受けた。「昔の人は何故、絵が下手なのか?」というもの。
なんだか白日夢のようだが(あるいはおじいさんがボケているのかもしれない)、上手くごまかせずに答えた。
たぶん昔の人は、絵に写実的な技巧を求めていなかったのではないか。「写真のような」絵よりも、宗教や文化的なメッセージを込めるほうが重要だったのではないだろうか。
今の時代だって、漫画などはそれほど写実的とはいえない。
そんな事を適当にまとめて話した。「なるほど、ありがとうな」と、それなりに納得してくれたようだ。



歯の治療は、これで一応の終わりとなった。
まだ右側の一番奥の歯の辺りに不具合がある。冷水を飲むとしみる。これは抜歯の際に歯の根元が露出してしまったからだという。いずれ元通りになるようだ。



昨晩、歯茎と歯の間に糸があって、手で抜いたら血がどばどば出て困った。
その事を医師に話したが「そういう事はあるかもしれんね」と一言で終わってしまった。医療ミスとか、もっと重大な事件だと思ったのに。昨日は割と焦った。


今日のおやつ。試作品のチョコレートケーキをいただく。美味しい。

行きつけのケーキ店で、試作品のチョコレートケーキをいただいた。
何やら工夫がしてある新作。生クリームやバター等を使わない、マクロビオティック的なもの。まだ不完全だと言う。
確かに食べてみると味が違う。全体的にさっぱりしているし、代用に使った食材の味もする。いつもの”このお店の味"とは、ちょっと違う。
でも好き好きというか、これはこれで美味しい。
違いを分析するのは可能だが、それを評価するのはとても難しい。だいたい、僕は好物に関しては「みんな美味しい」となるのだ。優劣なんてつけられない。



でも、チョコレートケーキの後に食べた(今日はケーキを2つ食べたのだ)、「桃のショートケーキ」は、生クリームと果物の味が格別に美味しく感じた。
もともと、このお店はクリーム関係が優れているのだが、今日はそれがより感じられた。
食べ比べをするとはっきりする事もあるのだな、と思った。



そういえば、今日の「桃のショートケーキ」は、今年最初の「桃」だった。
桃という果物は素晴らしいと思う。皮をむくのは苦手だけれど、味も香りも大好きだ。




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