朝は携帯電話のアラームで起床する。
大体は、ぼんやりと目が覚めた状態で設定した時刻を迎える。たまに、熟睡している時は、アラーム音で飛び起きる。
今日は熟睡していた。
別に誰がいる訳でも無いのに、アラームは急いで止めようと焦る。飛び起こされた時はなおさら。
というわけで、今朝はベッドから携帯電話のところまで、急いで行こうとした。
しかしどういう訳か足が痺れていて（たぶん姿勢が悪いか、足を曲げていたのだろう）、立ち上がった際に膝に力が入らず、体勢が崩れた。右足の爪先と足の甲を床に突いてしまった。
ごきりと妙な感触。そして強い痛み。
右足の中指が、第2関節から妙な具合に折れ曲がっていた。
だんだん痛みと熱が増していく。触ると変なところに堅い骨の感触がある。
参ったなあと思いながら朝食を摂り、父の運転で整形外科医院へ行った。
レントゲン写真を撮った。結果は「脱臼」。
たぶん人生初ではないか。
第2関節で、骨1本分、関節が外れて水平にずれていた。
医師による整復術（関節脱臼非観血的整復術）により、外れた関節を元に戻す。
要は、外れたところを強く引っ張って元の場所へ動かす。ものすごく痛い。呼吸が荒くなる。
そしてはめた後に確認のために写真を撮ると、元に戻っている。先生も困るが、僕も困る。
結局、3回ほど整復をして、ようやく治った。
痛みは急速に収まった。隣の足指を添え木代わりにして、テープでぐるぐる巻きにして固定。
しばらくは運動はできない。
今でも鈍い痛みは残る。動かすことは無理そう。
今日は家でおとなしくしていた。
本当は友達のケーキ屋に手伝いに行く予定だったが、休んでしまった。迷惑をかけて、大変に申し訳ないと思う。
明日は大丈夫だと思う。走ったりはできないけれど、多少の無理はするつもりだ。
というわけで、今日は冴えない１日となってしまった。
でも読書は猛烈に進んだ。「天冥の標」の最新刊を読破した。１回読んで、気になるところを読み返して、それでも面白い。
