ちょっと暗い話

 
 
熱は37.5℃まで下がったけれど、全身がだるい。
なので、講習を休んでしまった。
寝過ぎると身体が辛いけれど、でも動く気になれない。「休日に読もう」と取っておいた本も、難しいものはどうも集中できない。
せめて休んだ分の講習内容をテキストで読んでおくべきなのだが、それができない。わからないのが嫌で、集中力が維持できない。
と、できない事だらけで、午前中が終わってしまった。


風邪をこじらせただけならば、仕方がない。
今、いちばん怖いのは「サボりのスパイラル」に陥っている可能性だ。
「勉強についていけない」→「講習を休んでしまった」→「ますますわからない」→「自習しても手につかない」→「何もかも放り出して寝込んでいたい」
という、登校拒否児みたいな思考。今までの人生では、ほとんど経験をした事が無い。大学時代に授業をさぼるのとは、ちょっと違う。
しいていえば、前の職場でストレスで身体を壊した時が、こういう感じだった。
今も手元にはテキストがあるけれど、開いて勉強をする気分には、どうしてもなれない。
わりと気分的には、追いつめられている。はっきり言って「憂鬱」だ。


明日には風邪も治るだろう。その時、どうなるのかが勝負どころだと思う。なるようになれ、とは思うが、先々の事を考えると暗くなるから、できるだけ肩の力を抜こうと思う。



午後になって、もう風邪の症状も治まったし、外のほうが暖かくて快適なので、気分転換に書店に漫画を買いに行った。
ずっと刊行を待っていた、好きな作品。まだシュリンク包装も開けていない。読むのが楽しみだ。




ものすごい焦燥感と憂鬱な気分を腹に溜めながらも、好きな漫画を買ってしまうという、ちょっと首尾一貫していない精神状態なのが、我ながらあきれるところだ。
しかし今よりも心身の調子が悪い時だって、全ての状況で落ち込んでいた訳ではない。惜しむらくは、当時の事が曖昧にしか記憶できていない事だ。色々なイベントは覚えているが、年表にしろと言われたらできない。
ただ必死に、今日までやってきた。明日はまた、それなりに精一杯やるだけだ。





 

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