声かけ事例2件

 

予約していた歯医者へ行った。
今日は歯石取りが主だったから、特別に痛い事は無かった。でも、あのドリル(砥石?)の高い音は、やっぱり好きになれない。





昼食はマクドナルドで、期間限定のハンバーガー「ビバリーヒルズ・バーガー」を食べた。
マクドナルド初のアボカドソース入り」との事だが、それほどアボカドの風味は無い。アボカドは塩味や甘味のようにはっきりした味はしないから、沢山使わないと他の味に埋もれてしまう気がする。
期間限定+クーポンで値引き、という事で食べてみたが、2度は買わないだろう。マクドナルドは、ビバリーヒルズ等といった高級路線ではなく「デトロイト・バーガー」みたいなジャンクなメニューを開拓してほしいと思った。
それよりも、マクドナルドはポテトが美味しい。たまに、無性に食べたくなる。


しかし休日のマクドナルドは子供達で騒がしい。入店してすぐに後悔した。でも"そういう店”なので、これは気にするほうが悪い。
でも、隣の席のちびっ子が奇声を発するのには困った。両親も諦めた様子。最後には、オモチャの飛行機を僕のトレイに着陸させてきた。というわけで「席に座ろうね」と声をかけた。
親の言うことを聞かない子供でも、知らない大人の言う事は聞く。すぐに静かになった。
そして親は「ほらあのお兄ちゃんが怒ってるでしょう」と言っていた。別に怒ってはいない。ただトレイとテーブルを守っただけ。
ともあれ、少しだけ静かになって、落ち着いてコーヒーが飲めた。





帰りに書店へ行った。
文庫本の新刊コーナー(平積み台)にダイビングを繰り返していた子供がいた。付き添いの(たぶん祖父母だろう)老夫婦の言うことを、全然聞かない。
あまりに僕の近くで騒ぐので「静かにしてね」と言ったら、きちんと言うことを聞いてくれた。
そして、老夫婦にお礼を言われた。「近年稀に見る毅然たる態度に感服!誠に結構!」みたいな事を、おじいさんは言っていた。大声で恥ずかしいし、その元気で孫を躾けてほしいとも思った。
しかしこれも、他人の僕の一言だから"効いた”のだろう。僕だって幼い頃は祖父母の注意なんて(それほど)聞かなかった。



何故だかわからないが、本屋では割と平気にこの種の注意ができる(といってもごく稀な事態だが)。
万引きの中学生集団を捕まえたこともある。これがコンビニエンスストア等だと、臆病な挙動不審者になるのだから、我ながら情けない。
たぶん好きな空間だからだろう。ケーキ屋では紳士を演じたいのと同じ。



しかし、店員に間違われて「〇〇の本はどこですか」と聞かれることもある。あれは何故だろう。エプロンもしていないのに。





子育ての経験が無いので確かなことは言えないのだけれども、こういう、知らない子供に声をかける時は、大人向けの言い方と態度のほうが上手くいくと思う。これは親にはできないのだけれど。
子供相手の喋り方では、たぶん僕の場合は侮られる。不審者扱いされるかもしれない。個人的には、威圧的な態度で怖がらせるのも避けたい。
パブリックな場で、赤の他人を意識して行動するようになれば、大人への第一歩だろう。今日の事例が、その一助になれたら嬉しい。「変なおっさんに何か言われたが、レアケースなので気にしない」と思われていたら悲しい。




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