ぎこちないふたり

市役所で、年金や税金の手続きをした。
ちょっとした追加の申請や申し込みを口にするたびに窓口の人に「えっ?」という顔をされて、その度に慌てて上役の人に問い合わせをしていたので、ずいぶん時間がかかった。
それほど突飛な事はしていない筈だが、なにか僕が間違っているような気になって、帰りたくなった。
どっと疲れた。











用事で静波海岸の方へ行ったついでに、前から気になっていたカフェで昼食兼おやつ休憩をした。
壁にはサーフボードが飾られている。シンプルな見た目の、目立たないお店。



店主は、サーファーっぽい見た目の若い人。しかし妙に気弱というか、おどおどしていた。
お店には店主と僕だけ。
入店時に「あっごめんなさい」「いいですか」「すいません、どうぞ」というやり取りをする。
席に座って注文をするのか、あらかじめカウンターで注文をするのかが判然としない。お互いに黙ったまま、でも双方が何かを言いたそうにもじもじする。
仕方がないので、手近な席に座ってカウンターにいる店主に注文を伝え、その後に支払いをするために席を立つ。なんだか中途半端なやり方。
平静を装って小説を取り出すと、さっとライトを明るくしてくれる。コーヒーを飲もうとすると「お砂糖とマドラーはこちらにありますからもし必要ならどうぞ...」と声をかけてくれる。
全てが親切なのだが、何かが違う。僕も思わずミス(フォークを落とす、キッシュにナイフが上手く入らない、等)をして、さらに状況が悪化した。
終始、何となく気を遣ってしまって、お互いに息を潜めている雰囲気になって、あまり心落ち着けなかった。
外は昼間なのに暗くて、風がごうごう吹いて、不条理劇みたいだった。
こういうところできちんと振る舞えるのが大人の風格なのだろう。「兄ちゃん、コーヒー飲みたいんだけど。会計は先?あと何か食べるもの頂戴」とか、スラスラ言える人が羨ましい。

カフェラテ 白豆と鶏肉のキッシュ Muffin

しかしキッシュ(白花豆と鶏肉)もマフィン(ラムレーズン)もカフェラテも美味しかった。
静波海岸の辺りはサーフカルチャー全開のお店が多くて正直なところ苦手なのだが、ここは押し付けがましいところが全くないし、音楽も静かで、とても良いカフェだと思う。
たぶん週末は賑わうのではないか。システムは把握できたので、また訪れたい。





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