初氷と金縛り

今朝も昨日と同じく、目覚めた時に腹痛があった。
といっても、痛くて目が覚めたというわけでもない。よく「しくしく痛む」というが、確かにそんな感じがした。他の表現が思いつかない。上手い擬音だと思う。



起床時に、不思議な体験をした。
意識は明瞭なのに、体が動かせなかった。やけに布団が重く感じた。人が一人、体に乗っているみたい。
気分だけは上半身を起こしたつもりで、でも体は言うことを聞かない。身体を動かすソフトウェアが無いような感じ。
ものすごく疲れた旅先で、同様の経験をした覚えがある。だから、それほど慌てなかった。そのまま寝直そうかと思った程。
多分、一般に言われている「金縛り」の症状だろう。心と身体が不一致という感覚は、「幽体離脱」に近いかもしれない。
ゆっくりと、指先から意識して動かそうとするが、なにしろ体の動かし方などは普段は無意識で行なっているから、どうも上手くいかない。
でもいつの間にか、普段通りに動けるようになった。数分間の出来事だったと思う。



今日は、ほとんどの時間を自宅で過ごした。
気分が乗らないから篭りがちなのか、活動的でないから気分が乗らないのかは判別できないが、とにかく明るい雰囲気ではない。
腹痛はいつの間にか収まったけれども「今日はいいや、明日から頑張る」という心境のまま、一日が終わっていく。
でも明日も暇人なので、それほど悲観はしていない。
難しくて放置しがちだった本を最後まで読めた。それだけでも、無意味な一日では無かったと思う。

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