さよならのかけら

地元の知人が、週末に遠くへ引っ越してしまう。
20代の頃に知りあって、年に数回会うだけの仲。
外見も中身も変化の少ない人のため、特に根拠もなく、ずっと地元にいるタイプと思い込んでいたのだろう、ちょっと寂しく思う。
今日は一日早めの引越祝いを渡してきた。
時流に乗って「防災セット」をプレゼント。手回し充電式ラジオや、アルミ箔ブランケットなど、かさばらないものをアウトドア用品店で選んだ。活躍しないほうが良いという、妙なプレゼントになった。



ジムの売店で、度付きのゴーグルが意外と安いことを知った。
近眼のために水泳は敬遠してきたが、少しだけ興味が湧いてきた。毎日のようにウォーキングマシンで歩いていても、全然効果がない。水泳でむきむきになれるのならば、試してみたい。



今日は夏から読み続けていた短篇集を読み終えた。
あとがきを読んで、また気になる短編を読みなおして、概ね満足した。乱読気味の日々のなか、丁寧に読み進められて良かったと思えた。


そして本屋では2冊漫画を買った。
1つは、昔から読み続けている作品。「そろそろ完結してくれないかなあ」と思ったりもするが、それなりに面白い。
もう1冊は、帯に騙された。全然知らない作家で、ちょっと表紙に惹かれるところがあって、思いきって買ってみたところ、帰り道にぱらぱらめくっただけで「これは駄目だ」と“判って”しまった。この“判る”という感覚は、小説でも漫画でも、わりと信頼している。なぜかレジに行くまでは働かない感覚。
駄目だと判ったものの9割くらいは、最後まで読んでもつまらない。
でももちろん、勿体無いので全部読むし、できるだけ面白いところ、良いところを見つけるつもりで挑む。たまに掘り出し物があるので、絶望はしない。
「趣味は本を買うことです」と言っても嘘ではないと思う。しかし買い物が趣味というのは、あまり格好良いものではない。






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