科学と心がひとつになれば

胃が気持ち悪くて、朝食は食べたけれど昼食は梨だけで済ませた。
薬箱に「御岳百草丸」という胃薬があったので飲んでみた。効いたかどうかわからないが、何故か空腹感を感じぬまま夕方まで過ごせた。


小説「地球移動作戦」を読み終えた。
何年か前に単行本で読んだけれど、今回は文庫版。
地球規模のカタストロフィを描く後半部分は、やはり東日本大震災を思い出させる。悲劇と、それに対抗する人間の努力に感動した。震災後だからよけいそう感じるのだと思う。
僕はSF小説に細かい嘘が沢山あると興醒めする。この作品は、大きな2つの嘘・仕掛けだけが効果的に使われていて、良い感じ。
未来を描く本を読むと、長生きをしたくなる。


隣の家のおじさんが、被災地から帰ってきた。
壊れたアスファルト舗装を再利用して道を作りなおす仕事をしている。またすぐに東北に行くという。
おじさんの話を聞いて、うっかり忘れていた「毎月11日の募金」を思い出して、郵便局で振り込んできた。
かっこいい切手があったので買ってしまった。手紙など滅多に出さないのに、切手ばかり溜まっていく。昔流行った郵趣趣味の人の気分が少しわかる気がした。



がんばっている人がいる。だから僕も何かできることをしたい。
そして、怯えて絶望している人達が思っているほどに未来は暗くないと確信している。良い時代に生きていると思う。





 

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