藤の消失

少し前から、近所の公園で「藤まつり」が開かれている。
藤棚が沢山あって、わりと地元の人には親しまれている。藤の花が一斉に咲くのは、桜とは違った趣がある。
丁度今頃が開花時期の筈だが、昨日から長雨が続いている。なので今日も駐車場は空いていた。


このお祭りには、元から植えられている木の他に、盆栽の藤も飾られる。
趣味で育てている人や、植木屋さん、老人会などが、今の時期だけ公園に持ち込む。
実家の近所にある老人ホームも、何鉢か出品した。


この藤の盆栽のうち1つが、昨晩から今朝の間に、消失した。
植木鉢だけ残して、木と土が(何者かに)持ち去られてしまったようだ。
盆栽といっても軽トラックで運ぶような大きなもの。
公園の敷地には車も入れないし、昼間なら誰かが気づくだろう。だいいち動機がわからない。


妙な感触の事件。
老人ホームのおじいさん達は、ものすごく怒っているそうだ。
気の毒な話ではある。




 

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