ハットパン&小魚

ジムの近くの、レザンレザンというパン屋さんに、好きなパンがある。
ハットパンという名前の菓子パン。
丸いふわふわのパンに、クッキー生地がかけてある。
焼き上がりは、つばのある帽子の形をしている。
昔からあるものだと思うが、あまり良い印象がない。
この種の菓子パン(メロンパン等)はクッキー部分だけ美味しく、パン生地がもそもそしているものが多い。
このお店の場合、パン部分はカステラのような軽い食感。とても食べやすい。少しだけチーズの風味がして、甘いクッキー部分と良い対比になっている。
今日も美味しかった。



用事があってコンビニエンスストアに行ったら、このハットパンのつば(クッキー)の部分だけが売られていた。
山崎製パンの「メルヘンハットのみみ」という製品。
思わず買ってしまった。
美味しいのは間違いないと思う。しかし、ちょっと気が引けるところがある。
いちばん美味しいところだけ食べる行為は、贅沢だが罪悪感も感じてしまう。レザンレザンのものはパン部分まで美味しいので、尚更のこと。


冷静に見ると、ただの(いくぶん大きめの)クッキーなのだが、色々と考えてしまう。
例えば、メロンパンの皮だけ売られていたら、やはり購入し、そして悩むのではないか。
無神論者でなければ、お祈りをする場面だと思う。








家の横、水田と道路の境目で、小魚の死骸を見つけた。
十数匹が干からびていた。
田には水が入り、耕運機の泥の跡も道にはあったから、用水路にいた小魚だと思う。
誰が、どういう手段で行ったのかはわからない。
なんとなく、数年前の「道端に打ち捨てられたオタマジャクシ」を思い出した。
小さな不思議。世の中にはわからないことが沢山ある。






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