必要にかられて、クリームクレンザー・ジフを買ったところ、前面ラベルの下半分が平野レミ(さん)の写真だった。
いつもの笑顔、いつものバンダナ、そして手にはレミパン。
ぼんやりしていたのか、購入後まで気がつかなかった。少し悔しい。
理由は判らないが、僕は昔からこの人が嫌いだったようだ。
何となく、見るとがっかりする。
同僚にいても平気だけれど、隣に引っ越してきたら困る。そういうカテゴリに属している。
ほぼ自動的に、レミパンも嫌いになった。
あのフライパン(鍋?)を見ると、ほんの少しだけ自分の中の凶暴な何かが暴れだすのを感じる。
調理器具に罪は無いだろう。悪いのはレミか僕か、もしくはその両方だと思う。
人前で「あいつが嫌いだ」と言うのは、あまり褒められたことではない。
なので外では「どうもレミさんは苦手かもしれない」程度で我慢しておこうと思う。
それにしても、日本ユニリーバにはがっかりさせられた。
ラベルに気付いていたら、絶対に買わなかっただろう。
もしかしたら、テレビを観ている人達にとっては“レミ(さん)=ジフ”というのは常識になっているのかもしれない。
こういう時、テレビが無い生活は不便だと思う。