バタバタと仕事が重なって疲れている。
会議や機器の運転、設備の調整などが短時間に重なった。
そんな状況の中、上司に質問を受けた際に、ほとんど何も考えずに
「にくきゅう」
と答えてしまった。
質問の内容は「来月から新メンバーで仕事をしていくが、どんな組織を目指すのか?」だった筈だ。
リーダーとしての「理想とする組織」を聞かれたのだと思う。
時々、ふいを突いて、この種の質問をする上司なのだ。
しかし、何しろ忙しくて、しかもエア・ロックですれ違いながらの会話だったので、きちんと覚えていない。
「にくきゅう」発言を聞いた上司は
「ようし判った!班運営は任せる!」
と満足そうだったけれど、本当に判っていたのだろうか。
最近、職場の雰囲気がギスギスしているというか、ささいな事で喧嘩腰になる。
だから、どんな時でも冗談の1つも飛ばせるような心の余裕を持ってほしい。
深い知識がもたらす強い職務遂行能力、つまり組織としての強さも必要だ。
たくさんの仕事に対応できるしなやかさも欲しい。
少しの愛嬌、そして強さとやわらかさ、そんなイメージが、
「にくきゅう」
という一言に現れたのだろう。
上司に伝わったのならば幸いだ。
あるいは、ただ単に「にくきゅう」のことを考えていただけなのかもしれない。
にくきゅうはカワイイから、それもまあ、仕方が無い。