圧力鍋・読書

よく人から聞かれるが、圧力鍋は持っていない。
家で料理をする独身男性ということで、圧力鍋を使って凝った料理をするイメージがあるのだろうか。
最近は安いものもあるし、あれば便利だとも思うけれど、嵩張りそうだし、必要と思うことも少ない。
結局、今日まで買わないまま暮らしてきた。
時々、結婚式の引き出物カタログ等でも載っているが、大抵は安っぽい(10年前のファンシー調)ハンドルが付いていたりするので、何となく避けてしまう。別にグッドデザイン商品や現代美術館に展示されるようなものを狙っている訳でもないけれど、やはり手元に置くならカッコいいものが欲しい。

こうして、「あれば便利」だと思いつつ、もう何年も淡い想いを抱いている物品というのは多い。
こういう欲望が制御できているので、何とか部屋の整頓が出来ているのだと思う。

書籍に関しては、欲しいものは我慢せずに買う習慣がついてしまった。
よほど高価なものはともかく、ハードカバーでも500円以上の文庫本でも、どんどん買っている。
昔の自分では考えられない行動だ。
漫画(コミックス)も時々買う。
漫画の場合、作家や作品で選んで、数回読んだら売ってしまう事が多い。ほとんど雑誌のような感覚で扱う。

ここ半年程は、特にその傾向が強い。
実際は仕事が多くて、なかなか読む機会が無い。
働いて、本を買って、暇をみつけて読む。
まるで本を買う為に働いているような気がする。
なにしろ最近は仕事が多い。
休日の午前中、体を休めながら本を読むことが、一番身近な楽しみになっている。
今日だって仕事中(しかも残業)に、まだ週の前半なのに、週末に読みたい本のことを考えていた。
自分でも気がつかないうちに、読書が仕事のストレス解消の手段になっているのだとしたら、何だか嫌な感じだ。

とはいえ、逃避だろうが何だろうが、読書というのはとても楽しい。
昨年から、今まで読んでこなかった作者の本を手に取るように意識している。
大抵は友人や知り合いの影響で読み始めるのだが、素晴らしい出会いになることが多い。
世の中には読みたい本が沢山ある。まだまだ死ねない。


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