ハムの日

桜が散り始めた。
いつもこの季節になると、自分の記憶の中にある桜の色と、本物の色の違いに驚く。
記憶だと、桜の花弁はもっと赤い。
昨年も同じような事を何処かで書いていたような気がする。

 

今日は一日中ハムの事を考えていた。
理由は判らない。
昼食のお弁当は普通に美味しかったけれど、ハムを食べたくてたまらなかった。
「夕食にはハム缶(沖縄土産)を開けて、じゅうじゅう焼いて、可能ならばパイナップルも添えよう」
とずっと考えていたのだが、残業で変な疲れ方をして、何となく夕食を作る気がしなくなったうえに、パートさんからパンとケーキを貰ったので、結局ハムは食べずじまいだった。
独り暮らしの良い所は、好きなものを好きなだけ食べられることだが、時にはこういう事もある。

 

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