高野豆腐丼

昼前に目覚めて、午後から夜にかけて出社した。
正味半日程しか働いていないが、少し特殊な仕事(訓練教官)だったので、1日分の出勤日としてカウントされた。
疲れたけれど、終わってみれば(肉体的には)楽な仕事だった。

 

昼食は家で食べた。
今週は、備蓄食糧を集中して食べている。
乾物でも冷凍食品でも、自作の瓶詰めであっても、独り暮らしをしていると何時の間にか溜まってしまう。
そろそろ冷蔵庫も食料庫も満杯になってきた。

玉葱が1個あったので、半分だけ刻んだ。
炒めながら、昼食に何が食べたいか考える。
炊飯器にご飯が残っていて、乾物庫には高野豆腐が中途半端に残っている。卵もある。
ずっと寝ていたにもかかわらず、空腹だったので、ありあわせの物で丼物を作ることにした。

干し椎茸をお湯で戻して(薄切りなので早かった)、戻し汁に鰹節の粉を溶いてから高野豆腐を浸す。
薄味気味に醤油を垂らしてから、炒めた玉葱のフライパンに入れて火を通す。
汁っぽい丼は苦手なので、しっかり煮詰めていく。
全体が煮えたら溶き卵でとじる。
丼ご飯に乗せて、七味唐辛子を振って出来上がり。

特に美味しい訳でも無かった(期待もしていなかった)が、また作っても良いと思える味だった。
洗い物も少ないし、いつも家にある材料で作れる。長葱のほうが合うような気がする。
油っ気が無いので、昨日食べた狐丼(油揚げ使用)よりも“丼感”が薄かった。
煮物をご飯に乗せているような雰囲気だったので、丼としては失敗だったのかもしれない。

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