メタセコイア

朝、少し寝ていたかったので、出社時刻を少し遅くに設定して部屋でベッドでぐずぐずしていたら、上司から電話がかかってきた。フレックス制度を使うことは伝えてあったので、何事かと驚いたのだが、聞いてみると「仕事上の画期的なアイデアを思いついた。口頭で伝えるので、上手に纏めてくれ」という事だった。
少し話をした後、「この時間は就業時間に含めて下さいね」と試しに言ってみたら、本当に勤務時間に組み込んでくれた。すっかり目が覚めてしまったが(あと20分は寝るつもりだった)、給料が出ただけマシかもしれない。

今日は一日中、メタセコイアの大木の脇で仕事をしていた。
窓を見ると外に尖った樹形が見える。まだ見た目は冬のままだ。

1年前にmixiで知人の状況を知った。
学生時代に学外で知り合って、もう5年以上は連絡も取っていない。
mixiで発見した時には、もう故人だった。
彼はメタセコイアの研究をしていたので、職場の脇に生えている大きなメタセコイアを見ると、時々思い出す。

彼の登録はまだ取り消されていない。
mixiのシステムからすれば、1年程度の放置ではアカウントは保持されたままだったと思う。
今日、ふと思いついて彼のトップページを見たところ、
“最終ログインは30分以内”
という表示がされていた。
家族か誰かが彼のアカウントで使用しているのだろうか。

 

 

 

 

昼食は職場の休憩室で食べた。
ごはん(+大根葉)、鶏肉の照り煮、にんじんの甘酢漬、青梗菜の御浸し、煮豆。
一緒にいた同僚から、カマボコ入りの卵焼きを貰った。カマボコ入りは初めての体験だった。

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