銃と薔薇

久しぶりに変な夢を見た。
詳細は覚えていない。

静岡駅構内のスープ・ストック・トーキョーで、ロックバンド“Guns N' Roses”のアクセル・ローズ氏と一緒にランチセットを選ぶ場面だけが記憶に残っている。
彼も自分も、どんな組み合わせにするか悪戦苦闘していた。

何かの暗示なのか、それとも記憶の暴走なのかは判らないが、とにかく気持ちの悪い夢だった。

 

Guns N' Rosesは、中学の終わり頃に夢中になった事がある。
アルバム2枚を繰り返し聞き、雑誌の関連記事を必死に読んでいた。
冬の終わり頃、丁度今頃の時期に、はるばる静岡市街までTシャツを買いにいったのを覚えている。
半日以上歩き回って、大きく骸骨と銃と薔薇の絵がラバープリントされた黒くてかっこいいTシャツを見つけた。
当時としては大冒険だった。
ロック系のTシャツを着ている友人はほとんどいなかったし、藤枝の田舎中学では完全に校則違反だったのだけれど、当時はそういう事も含めてとても“ROCK”に思えた(中二病)。
寒い季節だったのと、母親が嫌がった(黒い服は洗濯に手間がかかる、という理由)のが理由で、このTシャツは普段着というには大切に着ていたのだけれども、ラバープリントという事もあって、割と早めにボロボロになってしまった。

随分後になってから、この種のロックTシャツが、ユニクロか何処かで随分と安く売られているのを見た。
その頃にはもう聞くことも無くなっていたけれど、複雑な気持ちになった(そしてNIRVANAのTシャツを購入した)。

彼らの音楽に興味が無くなったのが先か、それともバンドを巡る数々のトラブルに嫌気が差したのが先なのか、今はもうはっきりしないけれど、ずいぶん短い期間だけの“憧れのバンド”だった。

 

仕事帰りに書店に寄ったら、名古屋にGuns N' Rosesが来るというポスターが貼られていた。
こういう偶然は面白いと思う。
もちろん、夢で見たからといってライブに行く訳では無いが、最近の彼らがどんな感じなのか、ちょっと興味が出てきた。

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