三重おでん 沖縄おでん

仕事帰りにスーパーマーケットに寄ったら、同じ職場のパートさんに出会った。
歳も近くて一緒に働く機会も多いので、職場では親しく話をする間柄なのだが、外で会う事は無かったので少し驚いた。
聞けば家も近所だと言う。今日は犬の散歩のついでに母親と買い物に来たそうだ。

少し立ち話をして、成り行きでお母さんにも挨拶をした。
男で独り暮らしをしていると、特に女性からは食事の心配をされる。
今日は大きなビニール・パック詰めのおでんを貰ってしまった。

 

残業が長引いたので、夕食は職場で済ませてあった。
でも、珍しくお腹が空いていたので、帰宅してからおでんを開けてみることにした。

大根と卵、練り製品と蒟蒻が入っていた。
折角なので台所にあった人参と里芋も入れる。
今日入れた野菜を残して食べた。
衝動買いした“伊勢の白はんぺん”も入れてみた。
焼津の黒はんぺんの形に、普通のふわふわのはんぺん生地を形作ってある。幼稚園児の頃、清水市でよく食べたものに似ている。
普通に美味しかった。

 

 

おでん、と言えばこの間行った沖縄で食べた沖縄おでんは本当に美味しかった。
沖縄独特のものだと思うが、豚足がとろとろになるまで煮込んであった。
この豚足は、注文とは関係なく初めに器に入れてくれる。
沖縄料理らしく、出汁は濃くて、塩だけで味付けがしてあるようだった。
いつも食べているものとは少し違う練り製品(揚げ物)と、昆布がたっぷり入っていて、これに辛子やコーレーグースーをかけて食べる。焼き豆腐のような食感の大きな豆腐もあった。
何故か大根は固かったけれど、ふろふき大根のようでこれも美味しい。
変わっていたのが野菜で、青菜が入っていた。
小松菜に似た青菜や、レタス(意外と美味しかった)、そして旬の野菜として“ヨモギ”が使われていた。
沖縄では汁物にヨモギ(ほぼ生)が使われることが多いらしいが、確かに旨みの濃い汁にヨモギの風味は合っていた。

お店も変わっていた。
宿で聞いて行ったお店だったのだが、外見は横丁のスナック風で、しかも鍵がかかっていて、ノックをしない開けてくれない。
お客さんは飲んでいるおじさんばかりだったけれど、奥ではおばあさんがおでんをおかずに御飯を食べていたし、自分の様な観光客が酒抜きでおでんばかり食べていても(記念にオリオンビールを飲んだ。酔った。)嫌な顔をせずに、親切にしてくれる。
鍵をかけてあるのは騒ぐ酔っ払い対策だそうで、入り口にもその旨が書かれている。妙なやり方だが、おでんを食べるお客に対する心遣いなのだろう。
ともかく、良い体験をした。


 

この日記を書いているうちに、お腹が膨れてきた。
満腹では眠れそうにないので、何か1つ料理を作ってからベッドに入ることにする。

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