半角カナ

午前中は名古屋市にある研究部門に行った。
会議を終えて、雑談をしている時に、研究部の人達から色々と注文や指摘を受けた。
自分に関する事では無い。四日市の同僚達の、主にメールや書面でのマナーについての指摘で、恐らくは老婆心からの忠告だと思う。自分達が来るまで、ずっと仲間内の話題になっていたそうだ。

 

まずは、“全角半角カタカナ”についての指摘。
今の職場(というよりは工場全体)では、報告書でもメールでも、基本的にカタカナは「半角カナ」を使っている。
ただ単に、カナ変換のファンクションキーを1種類(半角変換用)しか知らないか、半角の方が面積が狭いので文字を詰め込み易いのが原因だと思う。
というか、あまり全角半角の違いを意識していないようで、時には全角カナと半角カナが(同じ単語、同じ文書で)混じっている。
読めない事は無いし、携帯メール等では別段問題視されないので気にする人は居なかったようだ。
昔からパソコンを使っている人や、コンピュータ・ネットワークに関わっている人は、この“半角カナ”を嫌う。確か文字コードとかの問題だと思ったけれど(僕は大学の時に先輩に教わった)、見栄え以上に深刻な問題があった筈だ。
自分の場合、書類の見栄えを気にするのと、マナーとして「半角カナを使用しない」事を知っていたので、基本的にカタカナは全角を使用する。
最近はあまり言われなくなったようなので、「読み難いなあ」と思いながらも同僚達にも特に口煩くは言っていない。
しかし、この研究部門では、半角カナは忌み嫌われている。
かなり古くからある電算系の部署なので、これらの問題には敏感な人達が多いのかもしれない。
そんな訳で、四日市の皆に(それとなく)半角カナの問題点を指摘して、今後のメール等でのやりとりでは全角で統一するように示唆してほしい旨の依頼を受けた。

確かに、全角と半角が混じっていると、検索にも修正にも手間がかかる。
文書だけでなく、同じ読みの複数のフォルダやファイル(パーツリスト.xlsとパーツリスト.xls)があったりするので、時々混乱する。地道に修正しているが、もちろん追いつかない。研究部の人達だけでなく、自分達の仕事にも差し支えがある。

それに、この種の心配りに無自覚でいるというのは(特にそれが無知から生じている場合)とても恥ずかしいと思う。
何か理由があるのなら別だが、知らないところで迷惑がられるようならば、それを避けるのが賢明だろう。

 

他にも、「メールで“ささって”とか、方言を使わないでほしい」とか、色々な事を指摘された。
確かに、他地方の人達、特に上司や他部署の人間に、方言の話し言葉でメールするのはどうかと思う。
ちなみに、数字の場合は(これも原因不明だが)全角が多いらしい。


自分でも前から気になっていたことも話題に挙がった。
理由を聞いたことは無いが、職場で作成される書類の多くで、頻繁に太字(Bold)が見受けられる。
タイトルは当然として、強調する必要がない部分でも普通に太字。本文全体が太字な時すらある。
特に“MSゴシック”を使用した文書に多い。
「何故四日市の人達は(←酷い言い方だ)、すぐに太字にするのか?」というのを複数の人に聞かれたが、僕には理由が判らない。
“世間の出版物で使われる活字に比べると、画面上のMSゴシックが細く見える”のが原因ではないか、と推測している。
印刷すると判るけれど、実際のMSゴシックはわりと太いフォントだ。無造作に太字にする必要は無いだろう。

 

 

この種の話題は、直裁な言い方をすると、感情的な対立を招くこともある。
なので、帰社してから先輩社員に相談してみた。

仕事を終えて帰る前に、パソコンを覗いてみた。
上司からのメールで、今日指摘された問題点が列記され、配信されていた。
そのメールでは、半角カナが頻繁に使われ、三重弁で呼びかけが行なわれ、特に強調すべきでは無い場所(例:送信者氏名)に太字が設定されていた。
全然判っていない、と思う。

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