QotD:私は副料理長

あなたに料理を教えてくれた人は誰ですか?

基本は母から教わった。
小学生の頃から、簡単な料理を手伝わされていたし、夏休みの昼食などはいつも兄弟で作っていた。
中学生になってからは、共働きで帰りの遅い両親に頼まれて、カレーやチキンのトマト煮(この時は、鶏肉ではなくてチキンと呼称した)を作っていた。もともと料理が好きでも得意でもない母に代わって、休日の朝食を用意することも普通だった。
高校時代はお弁当を作らされた。僕や兄がお弁当の平凡さに文句ばかり言っていたら、怒ってしまったのだ。働きながら毎日の食事を用意する大変さを思い知らされた。今でもあの時のことは悪いと思っているし、お弁当のおかずに悩んだときはいつも思い出してしまう。

父も普通に料理をしたが、一緒に何かを作ったという思い出は無い。
普段の夕食でも母と一緒に(または母の代わりに)料理をしていたので“性別に関わらず食事の準備や後片付けをする”という習慣がついたのは父のおかげだと思う。

子供時代は、両親の作った食事よりも、隣の家のおばさんが作ってくれる料理やお菓子のほうが美味しいと思っていた(今でもそう思っている)。
とにかく料理の上手な人だった。いつもきちんと手間隙をかけた食事を作っていた。
両親の帰りが遅い時には夕食をご馳走してくれたし、パンやクッキーを焼けばおすそ分けをしてくれた。
この家は、おじさんも食道楽だった。
彼らがいなければ、今ほど食事に興味を持たなかったかもしれない。

大学生になって独り暮らしを初めてからは、仲の良い友達と“簡単に出来て、安くて美味しい料理”を教えあった。
丁度、エスニック料理の流行が収まった頃で、街のスーパーでもスパイスが簡単に手に入りはじめた頃だった。アルバイト先のエスニック雑貨屋やホテルのレストランでも、美味しい料理を教わった。今に比べると貧乏だったけれど、道楽で料理をしはじめたのはこの頃だったと思う。クッキーやケーキもよく作った。友達を部屋に呼んで、皆で“お食事会”をしたのが懐かしい。
大学の4年間は、ほぼ毎週“オレンジページ”を買っていた。独り暮らしを始めてすぐに買ってから(この号の特集が“春野菜で簡単おもてなしメニュー”だったと思う)、何故か惰性で買い続けた。ムックも興味のあるものは買った。この雑誌のおかげで、基礎知識を身につけることが出来たし、自分で応用を利かせることもできるようになった。
最近はあまり活用していないが、魚をさばく技術は大学の実習で身につけた。

 

社会人になってからは、本からの知識をもとに自己流で料理をしている。
時々、飲食店に勤める友人に話を聞く。とても勉強になる。

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