昨日と今日のお弁当

昨日のお弁当はこんな感じ。

https://www.instagram.com/p/B5CBz0eAXsb/

  • 蕎麦ごはん
  • 竹輪の磯辺揚げ
  • 割干し大根の醤油漬
  • 白菜のゆかり和え
  • わさび菜のおひたし
  • サツマイモのレモン煮

いささかタンパク質が足りない。
緑黄色野菜も足りない。彩りにも欠ける。
しかしチクワの天ぷらがあれば僕はご機嫌である。
なにしろここは四国、チクワの天ぷらが安くて大きくて、何処でも手に入る。本州の海苔弁当に乗っているそれがいかにも“安っぽいおかず”なのに比べると、存在感も味も違う。愛されて育ったのだな、と心がほかほかする。


秋から冬は収穫期ということで、今の時期は枝から切ったばかりの新鮮なチクワ天がスーパーマーケットに並ぶ。
朝採りの新鮮さが尊ばれる食材だから、夕方には値下げシールが貼られてしまう。僕はまだ心の奥底までは四国人ではないから、この味が落ちた3割引のチクワ天でも十分に美味しく食べることができる。

しかしこの土地に暮らすまで、チクワ天が農産物だとは知らなかった。本州で衣と呼ばれている部位は果皮で、緑色の部分は寄生した藻類とのこと。
住んでみなければわからないことは多い。特に四国は、住んでみてもわからないことが多い。

 

死国 [DVD]

死国 [DVD]

 
死国 (角川文庫)

死国 (角川文庫)

 

 

そして今日のお弁当はこれ。

https://www.instagram.com/p/B5EkwHAAQ1c/

  • 蕎麦ごはん
  • 肉団子
  • アスパラガスの出汁醤油漬
  • ニンジンと暴君ハバネロの和えたの
  • 白菜の浅漬け

たまにスナック菓子を活用したりすると、往年のku:nelみたいな「肩の力を抜いた感じ」が演出できるのではないか。そんなことはないか。

とにかく塩もみしたニンジンに辛いスナックを混ぜると一晩でそれなりに食べられるものに化ける。混ぜた直後に「本来のレシピはカラムーチョだったな」と気づく。人生と同じで、何かをやらかした直後に、その失敗に気がつくのだ。前に気づいたら止めることができる。
たぶんターミネーターシリーズの人工知能スカイネット)もそういう動機でタイムマシンを作ったのではないか。コンピューターでタイムマシンといえばMacに標準搭載のバックアップ機能だが、今回の話も、現在公開中の新作ターミネーター映画にも関係無い。

 

ジェームズ・キャメロン 世界の終わりから未来を見つめる男

ジェームズ・キャメロン 世界の終わりから未来を見つめる男

 

 

ところでスナック菓子を活用した簡単な食べ物を作るたびに、自分の学生時代を思い出す。当時は若者向け雑誌がよく売れていて、大抵は「異性を家に招いた時にこういうちょっとした工夫をするとモテる」と本当かどうかわからないTipsが書かれていたのだ。ポテトチップスを耐熱皿に敷いて溶けるチーズを乗せて…みたいなやつ。

僕はそれらモテ情報に背を向け、オレンジページおよびオレンジページムックを参考に大根1本を使い切ったり、余った筑前煮を別の料理に活用したりとそれはそれで楽しい学生生活を送っていたのだけれど、あの選択が今に至る分岐*1だったのではないかしらんと思うこともある*2
じゃあどうすればいいかな、と考えるのだが答えは出ない。
とりあえず「来世でがんばる」と声に出してみたけれど(独り暮らしだから声を出しても大丈夫。)、考えてみたら輪廻転生を信じていない。
それどころか魂も信じていない*3
困ったことである。

とんがり帽子のアトリエ(6) (モーニング KC)

とんがり帽子のアトリエ(6) (モーニング KC)

 

 

それではお風呂に入ってから寝ます。お風呂で寝るわけではありません。

 

とにかく散歩いたしましょう

とにかく散歩いたしましょう

 

お題「ひとりの時間の過ごし方」

 

 

*1:平和で静かで孤独な四国生活。

*2:正確には背を向けた訳ではなくて、図書館とかドリームキャストとか1人キャンプとかオタクな友人達との学生生活に邁進していると、どうしても背中があちらがわに向いてしまうのだ。シスの暗黒卿みたいな感じ。

*3:「魂」は、存在を仮定すると、とても便利。様々な事がすんなり説明できるツールだ。でも実在が確認されていないし実在すると他の部分で色々と破綻する概念だと思う。ニュートン物理学は便利だが、それだけでは全く世界を説明できないし、スケールによっては破綻する。数学に沢山あるナントカ項も同じ。

黒はんぺんのお弁当と、夜の古本カフェ「ソロー」。

静岡で買った黒はんぺんを煮浸しにした。
日持ちがしない練り製品のなかでも、茹でただけの黒はんぺんの足は早い。お弁当にするにはもう少し濃い目に煮たほうが安全だったかもしれない。
生姜醤油で甘辛く煮付けてもイワシの風味は活きるだろう。

 

 

この黒はんぺん、自宅で食べる時は焼くことが多い。
オーブントースターや焼き網で焦げ目が付くくらいに焼いてから山葵醤油で食べる。ご馳走というよりも、地味に美味しい類の食べ物。
胡麻油を敷いたフライパンでしっかり焼き付けるのが、自分なりの工夫というか独自の食べ方か。子供の頃はフライが好きだった。

高校を卒業して県外の大学に行くまで、白くてふわふわした(一般的な)はんぺんは、ほとんど食べたことがなかった。
ごく狭い“黒はんぺん文化圏”の中央、いちばん濃いあたりに住んでいたし、両親もそのエリアの生まれだ。
唯一、母の生家の近くにある練り製品の専門店では白いはんぺんを売っていたけれど、ヘラで半月型に整形した白いすり身を湯に落として固めたそれは、スーパーマーケットで売られている品とは別物だった。空気を含んでいるが滑らかで甘みも少なく、“しんじょ”の庶民版といえる食べ物だった。

黒はんぺんで育った自分が県外に出てから白はんぺん*1を積極的に食べているかというと、黒はんぺんほどは買わない。たぶん単価や汎用性の問題だろう。
ソウルフードというほど愛着を持っているわけではないけれど、あれば色々と使いやすい食材ではある。

 

さてそんな黒はんぺんを使ったお弁当はこちら。

https://www.instagram.com/p/B4girHAgrst/

  • 梅ごま炊き込みご飯
  • 鶏だんご
  • サツマイモの粉吹き芋
  • プチトマト
  • 黒はんぺんと小松菜の煮浸し
  • 枝豆醤油漬

黒はんぺん、スーパーマーケットには薄い廉価なものと厚みのある高価なものが並んでいて、価格に3倍ほどの差がある。実家では厚いほうを食べていた。おでんなどには薄いものが好まれるようだ。
今回は薄いものを買ってきた。お弁当には厚めが良いと思う。薄いとなんとなく頼りない。

ちなみに鳥だんごも帰省の際に買ったもの。
我が家の行きつけの鶏肉専門店の人気商品。
鶏肉(主にブロイラー)の骨付き炙り焼きを主商品とする個人経営の専門店は、全国にあるのだろうか。静岡だとわりとあちこちにあって、各家庭が「我が家はここ」とフォローしている。

 

コッド岬

コッド岬

 

 

 

 

さて、明日は振替休日。
先ほど高松市郊外のブックカフェ「ソロー」に行ってきた。

平日の夜に営業している古本と新刊本のあるカフェ。今日はイベント準備のためかカフェは閉店状態だった。
古本や雑貨が山ほどあって、ちょっと懐かしいサブカル店の雰囲気が素晴らしい。イベントで見かけたことはあるが、実店舗は初。
良いお店。また行こう。

 

 

 

若い頃に「仕事がある日は仕事だけ、出かけるのは休日」という習慣が付いてしまって、夜に出かけるのに少しだけ抵抗がある。例外は映画と書店くらいか。
ホワイトカラーの仕事に就いてから「なるほどこれがアフター5か」と変な感慨を抱くことが頻繁にあった。というか経理や総務の仕事をしていた時は、疲れたとはいえ帰宅前に寄り道できる(飲酒の習慣がないので呑み屋などには寄らない)ことが嬉しかった。企業の研究所務め&車での長距離通勤では、そういう余裕は生じなかった。体力的にも時間的にも。

というわけで、明日は休みとはいえ、こうして家で夕食の後にわざわざ出かけるなんて自分としては珍しいのだ。お店が楽しかったことも含めて「なかなかいいぞ」と少し浮かれている。
移動時間も含めて1時間足らずの外出だったのだけれど、夜のお出かけは楽しくて、未だに特別。

 

 

ウォールデン 森の生活 (上) (小学館文庫)

ウォールデン 森の生活 (上) (小学館文庫)

 
森の生活〈上〉ウォールデン (岩波文庫)

森の生活〈上〉ウォールデン (岩波文庫)

 

 

お題「行きたい場所」

 

*1:正確な呼称とはいえないが、黒はんぺん圏の人間は自分たちの食べる「はんぺん・マイナー」との対比のため「はんぺん・メジャー」を“白はんぺん”と呼ぶ。

瀬戸内アートブックフェア2019

JR高松駅のすぐ近く、玉藻公園高松城跡)で開催中のブックイベント、瀬戸内アートブックフェアに行ってみた。

 

午後のおやつの時間を過ぎた時刻、混雑とまではいかないがずいぶんと賑わっていた。島巡りから帰ってきた瀬戸内国際芸術祭のお客さんも多いようで、顔ぶれは国際色豊か。

 

外の飲食ブースは地元のお店から、野外イベント定番の個人店舗まで揃っている。自家焙煎コーヒーのお店なんて飲み比べができるくらい。そしてどういうわけか、どの店もまだ食べものが買える状態だった。静岡でも三重でも東京でも、この手のイベントでは昼にめぼしいものは売り切れるのが当たり前だと思っていたので、ちょっと意外。お店の人達も値引きなどせず、のんびりしていた。

ブックフェア会場は、城内にある大きなお屋敷。1階のお座敷を丸ごと使っていた。

そしてこのブックフェア、地方のイベントとは思えないほど充実していたのだ。昔の東京アートブックフェアを思わせる参加者(まさか高松市でこんな人が!と驚く顔ぶれ)に加えて、海外からの参加者もたくさん*1

特に海外枠はアジアの若い作家さん、特に台湾の人達が目立った。少し前は、台湾の若手作家は伝統的な台湾らしさを、そしてベトナムの人達はベトナムっぽさを売りにしているところがあったけれども、今はもうそういう区別は曖昧になっている。むしろ日本人作家のほうが「和」を強調して、ありきたりな印象さえある。

もちろん作品には繁体や簡体の中国語やタイ語ベトナム語も使われているけれど、日本語や英語でしっかり説明してくれる。皆、世界で活躍するプロフェッショナルなのだ。

写真集や額装された絵はさすがに手が出なかったが、いくつか絵葉書サイズの作品を買った。アートの世界の人達だから、連絡先の名刺(カード)も素敵。そこに書かれているURLを辿るだけで数日間は楽しめそう。

本当は会場を冷やかしつつ玉藻公園を抜け、香川県ミュージアムで開催中の企画展*2に行くつもりだった。
でも結局、このブックフェアを存分に楽しんだので、県立ミュージアムは後日のお楽しみとする。1日に楽しいことは1つでいい。

明日も再訪したい、とさえ考えている。
それくらいに気に入った。おすすめです。

 

瀬戸内国際芸術祭2019 公式ガイドブック

瀬戸内国際芸術祭2019 公式ガイドブック

 
Casa BRUTUS(カーサ ブルータス) 2019年 8月号 [アートを巡る夏の旅。]

Casa BRUTUS(カーサ ブルータス) 2019年 8月号 [アートを巡る夏の旅。]

 

 

 

私の好きな料理の本

私の好きな料理の本

 

 

しかし明日は、もし天気が良かったら島に渡って瀬戸内国際芸術祭に参加する予定。そのつもりで今夜は食材の買い出しと料理の下ごしらえ、お弁当の準備をしている。
昔の料理本ku:nelに連載されていたものをまとめたようなやつを書棚から発掘したので、久しぶりに本を眺めながら料理をしている。自分の定番になった料理のいくつかが、これらの本を源流としている。長い時間を経てヨーロッパの火縄銃と日本の種子島くらいに異なってしまった、本の料理と自分の料理。なかには自己流で改良した理由がわからないものもある。これを期に、あの懐かしい平成ざっくり料理へと戻ってみようか。

 

まだまだあります 伝言レシピ (クウネルの本)

まだまだあります 伝言レシピ (クウネルの本)

 
ヨーガンレールの社員食堂 野菜でつくる一皿料理

ヨーガンレールの社員食堂 野菜でつくる一皿料理

 

お題「ひとりの時間の過ごし方」

お題「行きたい場所」

 

*1:おそらく東京アートブックフェアの人達が噛んでいるのだと推測する。

*2:日本の近代建築!ちょう見たいです。

昨日と今日のお弁当と昨日のおやつ

 

地元パン手帖

地元パン手帖

 

 

 

昨日のお弁当

https://www.instagram.com/p/B3n41WAArJv/

  • 雑穀ごはん
  • 大根の煮物
  • 鶏ハム
  • キュウリと生姜とスダチのサラダ
  • かぼちゃとサラミの胡椒炒め
  • 蒸したさつまいも

 

私たちのお弁当 (クウネルの本)

私たちのお弁当 (クウネルの本)

 
明日も私たちのお弁当 (クウネルの本)

明日も私たちのお弁当 (クウネルの本)

 
クウネルの本 もっと私たちのお弁当

クウネルの本 もっと私たちのお弁当

 

 

昨日のおやつ

https://www.instagram.com/p/B3o44dYg5DJ/

  • 焼きピープ(baked Peap

 

ふでばこ 38号 特集:タカキベーカリー70年

ふでばこ 38号 特集:タカキベーカリー70年

 
フリーランチの時代 (ハヤカワ文庫JA)

フリーランチの時代 (ハヤカワ文庫JA)

 
フリーランチの時代

フリーランチの時代

 

 

 

今日のお弁当

https://www.instagram.com/p/B3qfE-5gQ80/

  • 雑穀ごはん
  • 豆もやしのナムル
  • おでん
  • 小松菜のおひたし
  • りんごとさつまいもとレーズンの蒸し煮

 

おべんとうの時間 3 (翼の王国books)

おべんとうの時間 3 (翼の王国books)

 
おべんとうの時間

おべんとうの時間

 
おべんとうの時間 2 (翼の王国books)

おべんとうの時間 2 (翼の王国books)

 

 

以上、今日の日記はこれでおわり。
おやすみなさい!

 

おやすみなさいのほん (世界傑作絵本シリーズ)

おやすみなさいのほん (世界傑作絵本シリーズ)

 
おやすみなさい

おやすみなさい

 
おやすみなさいフランシス (世界傑作絵本シリーズ)

おやすみなさいフランシス (世界傑作絵本シリーズ)

 

 

お題「今日のおやつ」

お題「今日の出来事」

バスク風チーズケーキと自転車のボトルケージ(鳥っぽい)

バスク風チーズケーキ

昼までは家事。
その後、高松市のアーケード街を散策。
お気に入りの書店「ルヌガンガ」でd&department Store のガイドブック「d&travel Kagawa」を購入。

 

このガイドブックはアイデア出しのワークショップに参加した。だから思い入れもあるし、ぱらぱらっと見た限りでは自分が推薦した場所が全て載っていて嬉しい限り。
読み終えたら他の土地の友人にでも譲ろうと思う。たぶん良い本です。

 

d design travel KAGAWA

d design travel KAGAWA

 

 

 

「ルヌガンガ」は書店だが、奥でコーヒーや紅茶が飲める。
今日は数量限定でバスク風のチーズケーキがあった。

最近あまり甘いものを食べていない気がする。気がするだけで午前中には芋けんぴを食べたのだが、そういうものではなくて、スイーツとかケーキといった、甘くて心がぴかぴかになる食べ物が足りていない。

というわけで食べた。コーヒーも飲んだ。

https://www.instagram.com/p/B2v08-VAhAF/

 

今まで食べたなかで一番美味しいバスク風チーズケーキだった。
柔らかい部分から表面のかりっとした部分、途中の粉っぽさを感じるところも美味しい。火加減が上手いのか、柔らかい部分はとろりとしている。

 

こういうものを食べたかったのだー、と心が叫んでいた。
良い気分で帰宅。

goo.gl

 

途中でスーパーマーケットとスポーツ用品店に寄って、野菜や肉、手首保護用のリストバンドを購入した。

 

昨日の怪我はまだ痛い。でも日常生活には支障がない。
薬品やお湯をざぶざぶ使うのは無理。長めのビニール手袋を駆使して家事を進めていった。

ずっと放置していた部屋の片付けが一段落した。一昨日に頑張っていれば…とは思うが仕方がない。

 

ボトルケージ(鳥)

それから自転車にボトルケージを付けた。
以前買っておいた、鳥のデザインのもの。

自分の自転車(Tyrell FX)は取り付け位置が2箇所ある。
2箇所あるのに、1つ目はボトルが入らない場所*1
そしてもう1つは、ボトルケージは付けられるものの、そのままではボトルやペットボトルが落下してしまう。ボトルケージ取付部がフレームの水平な部分にあるのだ。スプーンを差したマグカップを真横に持って歩いたら、普通に考えてスプーンは落ちる。同様に、本来は斜めや縦にして使うボトルケージを水平に設置すると、走行中に落ちる。大変に危ない。
Tyrellは全体に、良く言えばデザインコンシャスなブランドである。ファンならこういう部分もまた喜ぶのかもしれない。しかし単なるユーザーである自分にとっては、やはりボトルケージ取付部は落ちない場所に欲しかった。

 


 

 

しかしメーカーに文句を(心の中で)言っても始まらない。というか、この種の自転車は自分でなんとかすることも求められている。

というわけで一工夫。
接続部分にスペーサーを噛まして、斜めに設置してみた。
少し走ってみたが、大丈夫そうだった。
保持力に不安のある(しかしとてもかわいい)鳥型のボトルケージがこれで活用できる。


色とデザインが全体から浮いているとは思う*2。が、アクセントとして(斜めであることも含め)なかなか良いのではないか。

軽くなったペットボトルもこれなら落ちない。
水筒については少しがたつくので、ストラップかスペーサーかカバーを思案中。


 

 

いま洗濯が終わった。これを干したら寝る。
ここ数年の傾向として、連休全てを満喫することも、全て不本意に終わることも無い。ああ駄目だと思った時は最終日の後半に一応の成果(?)を挙げる。だからよけいに、前半の駄目っぷりが際立ってしまう。困ったものである。


 

 

 

 

*1:別のオプションパーツを付けよ、という事だと思う。ボトル型の工具入れとか。

*2:つや消しのダークグレイがメインカラー、きつね色の革がサブカラー。黒と銀が点在する。

読書と映画が趣味です

連休の使い方が下手になっている。
雨だと思って昼前まで寝ていたら、きちんと晴れた。
午後に買い物に外出した以外は、多少の家事をした程度。
昨晩は寝る前に思いついて工作を始めて、夜遅くまで起きていた。そのエリア(部屋の一角が“散らかしても良いエリア”に設定されている)の片付けも済んでいない。

では何をしていたのかというと、映画と読書だ。
履歴書の「趣味」欄に「映画鑑賞」「読書」と書くと軽んじられる、と聞いたことがある。


確かに他の趣味に比べるとずいぶんと楽なものだ。
もちろんそれは「ただ観る・読む」だけの話。
例えば今日の自分がそういう時間の過ごし方だった。

映画だって映画館に行ったわけではない。
Amazonの動画配信サービスで、宇宙飛行士モノ(史実を元にした作品)を観ただけ。どれも大変に面白かったけれど、映画館で観たかったという想いは消えない。見逃した作品をリストにしておくのも考えものだ。

 

ファースト・マン (字幕版)

ファースト・マン (字幕版)

 

 

読書はさらに楽だ。
電子書籍リーダーなら、どんな本でも同じ姿勢で読める*1。これはもう延々と続けることができる。
小説に疲れたら漫画、それにも疲れたらノンフィクション、また最初の小説に戻り飽きたら古いお気に入りを少し読む、といった楽しみ方ができる。
長く続けると、それだけ“時間つぶし”要素が大きくなる。

例えば趣味がSUPならこうはいかない。
準備をして、仲間やSUPショップに声をかけて、時間通りに現地について、楽しんだら帰宅して道具のメンテナンスをする。趣味を楽しむためには社会性や計画性が求められる。
太宰治だって、SAPを趣味にしていたらもう少し明るい生活ができたと思う。
本ばかり読むのはどこかに危うさがある。そのお手軽さが故に危ういのだとしたら、これはもう生活の危機といえる。

 

SUPスタートBOOK (エイムック 3105 START BOOK)

SUPスタートBOOK (エイムック 3105 START BOOK)

 

 

 

 

 

 

ところで今日はその読書というか漫画の一気読みで数時間が過ぎていった。
昔、知人から勧められていた「湯上くんは友達がいない」という作品。セール中に溜まっていたポイントでまとめ買いをしたもの。読み始めたら止まらず、昨日と今日で16巻を読み切ってしまった。

一人でも全く平気な高校生「湯上くん」と、転入生の「ちひろさん」と、彼らの友人知人のお話。「空気を読まないおひとりさま」コメディーではあるが、お笑いというよりドラマに近い。

どこか品が良くて読んでいて疲れない。友人の夫氏はいくつかの読み難さを挙げていたけれど、僕には逆に自然に思えた。例えばこういうところ。

  • ちひろさん」含め女性陣は日によって、あるいはストーリーに関係なく少し髪型が変わっていることがある。
  • 女性は、体型によるキャラクターの描き分けがほとんどされていない(太っている・痩せているキャラクターは出てくる)。
  • わかりやすいラブコメディ的なイベントがほとんど無い(夏に海に合宿に行くなど)。

部活や文化祭といった学校生活に付随する諸々はあるし、きちんと者ラクターはそこで右往左往している。成長や変化をし、最後は卒業まで描かれる。丁寧な青春群像劇だと思う。
友人の夫氏の不満は、共感はせずとも理解はできた。これ、たぶん「作者が女性」という部分が大きい。連載ラブコメ漫画のお約束に全て沿わないで描けば、上の箇条書きのようになるのは当然だろう。

絵はとても端正で、癖もなくて読みやすい。
何より、キャラクターが叫ぶ、あるいは演説をして何かががらりと変わるわけでもないところが実に自然だ。思い返すと、日々の小さなやりとりで自分も周囲も変わっていった。「漫画らしいキャラクターで、漫画らしからぬ自然なストーリーが進む」というちょっとめずらしいスタイル。特に後半の数巻はその傾向が強い。
全然知らない漫画だったけれど、名作と言って良いのではないか。16巻できっちり完結して余韻のある終わり方をしているのも素晴らしい。高校の図書館に置いて欲しいとさえ思える。

 

 

 

漫画といえば、こちらはまだ完結していないけれど、先が楽しみな作品。

モブ子の恋 2 (ゼノンコミックス)

モブ子の恋 2 (ゼノンコミックス)

 
モブ子の恋 1巻

モブ子の恋 1巻

 

「モブ子の恋」。
5巻まで出ている。引っ込み思案な大学生の女の子が、同じような男の子と交際を開始した、というところまで話が進んでいる。
大学生のアルバイトの空気感が上手い。
対人関係でうじうじ悩むところ、変な部分で敬語になってしまうところは強く共感する。

しかしこの作品、題名にちょっと違和感がある。
主人公は自分自身を「モブ:映画やドラマの“その他大勢”“主人公になれない脇役以下”」と卑下する。
しかし自分は、ドラマ一般におけるモブとは彼女のような人間ではないと思う。
令和元年におけるモブは「謙虚さに欠け、想像力が(メインのキャラクター比べ)劣る集団」だと考える。
実生活でもそういう集団は存在する。瀬戸内国際芸術祭の作品前で「うぇーい」と騒いで他の人達の鑑賞の邪魔になる連中がそうだし、駅で人が困っていても遠巻きにしているだけ(話題にはする)連中がそれだ。
モブは悩まないし、他人に気を遣って失敗もしない。

つまりモブとはメインのキャラクター集団の背景として、時代の空気を演出する装置なのだ。だから少し過剰に、感じが悪くなる。天国を描いた作品なら天使みたいなモブになるだろう。

というわけで、5巻を費やしてうじうじと悩みながらようやく手を繋いだ程度の主人公達は、モブではない。きちんとエッジの立った主人公になっている。

とはいえ「目立たない、スクールカーストにぴったりはまるわけでもない、単に影の薄い若者たちの恋愛と人生の物語」では、どう考えてもタイトルにならない。
こちらはAmazonで「Unlimited」やセール扱いになることも多い。「湯上くんは友達がいない」と同じく、お約束や派手なシーンが少ない、落ち着いた良い漫画です。おすすめ。

 

モブ子の恋 5巻

モブ子の恋 5巻

 

 

 

 

あまり夜型にはなりたくないのだが、しかし今日はこれで寝てしまうのは良くない気がする。シャワーの前に、ちょっとだけ自転車で走りに行こうと思う。
自分をよく知る人達ならば、自主的に身体を動かす(しかもその目的が身体を動かすことそのものなのだ)なんて信じられないかもしれない。
しかし最近、自転車が楽しいし、街を走っていれば飽きない。「ちょうどよいサイズの小さな市街」である高松が合っているのかもしれない。

 

今週のお題「部活」

お題「最近見た映画」

 

*1:利点でもあるが、本の厚みという情報が無くなるのは風情に欠ける。

台風と結膜炎

明日から台風ということで、朝から風は強いし午後には雨も降ってきて、街も田舎も慌ただしい感じ。

僕は役所手続きや買い物、それから図書館と書店に行っただけで疲れ果ててしまった。疲労というよりも、穏やかな体調不良といった感じがする。まるで夜更かしをしている時のように頭はぼうっとするし、片方の肩だけ妙に重いし、長く風呂に入ったようなだるさもある。

おまけに片目が赤い。
結膜炎っぽいけれど、今から病院に行くほどでもない。

とりあえず、昨年にエクアドルの薬局で買った抗菌剤を1/4錠だけ飲んでみた。調べてみたら日本でも売られている薬だが、量が多い。エクアドル観光の際に日本人ガイドさんに頼んで高級住宅街の薬局に行った時に、「ガラパゴス諸島に行くのなら念の為に」と抗菌剤を1錠だけ売ってもらったのだった*1
薬局に行ったのは酔い止め薬の手持ちが少なかったからだった。
でも「日本人には強力過ぎる。たぶん倒れる」と言われ、2錠だけ念の為に買ったけれど結局使っていない。これも容量的には割錠が必要なのだ。南米の薬はたいてい強力、という偏見が身についてしまっている。

とにかくその抗菌剤と、それからビタミン剤やビオフェルミン(なんとなく)を飲んで、今日は安静にしている。

 

 

 

B23 地球の歩き方 ペルー ボリビア エクアドル コロンビア 2018~2019
 
君と漕ぐ: ながとろ高校カヌー部 (新潮文庫)

君と漕ぐ: ながとろ高校カヌー部 (新潮文庫)

 

 

 

ビタミン剤といえば、今回は久しぶりに海外通販の「iHarb」を利用したのだった。大昔に使った時は日本語が拙かったが今はAmazonJapanと変わらない。注文してから1週間せずに届いた*2

いかにもアメリカの通販会社らしく、容赦無いポイントサービスやセールが展開されている。自分も友人の紹介リンクからログインして、1割くらいは値引きされた。ちなみにこのリンク経由で安くなる*3ので興味がある人は是非。

www.iherb.com

とにかく膨大な量の商品があって、9割くらいはどうでもいい品ばかり。「外国人の考えていることはわからんね」と思うが、レビューだと日本人の声も多い。みんなわからんね。
自分の場合、安くて変な色の総合ビタミン剤や、日本で買うと妙に高いお茶(Lapsang Souchongなど)を買って、数年かけて消費している。
だいたい3000円から4000円くらいをまとめ買いすれば送料無料になる。

 

 

 

 

図書館で本をたっぷり借りてきたし、Kindleにも読みかけの本がたくさんある。外はいよいよ風と雨が強くなってきた。今夜はもう読書をして寝るだけ。その前に歯を磨かねば。

 

 

パタパタ絵本ぐるーりすいぞくかん

パタパタ絵本ぐるーりすいぞくかん

 

 

*1:日本ほど清潔ではないにしろそれでも荒れ地を歩くし、アブなどもいる。

*2:定番は日本に在庫を置いているのかもしれない。あるいは淡路島あたりにアメリカの飛び地があるのかもしれない。

*3:自分にも紹介料的なものが入るのだが、まず使わないまま期限が来てしまう。

かき氷と台所仕事と。

昨年に静岡から香川へ引っ越した時に、趣味の道具や書籍、大きな工具など、生活必需品ではない荷物は実家に残してきた。
今回の帰省では、それらの回収も目的のひとつとなっている。

もちろん四国での生活を充実させるための作業ではあるが*1、実家のものを減らすことこそが主目的である。
両親の高齢化に伴い、彼らの生活をできるだけ簡素にしていくことが求められているのだ。いわゆる「終活」である。

 

シャーリー 1巻 (HARTA COMIX)

シャーリー 1巻 (HARTA COMIX)

 
シャーリー 2巻 (ビームコミックス)
 

 

 

そんなわけで、午前中から車に荷物を積み込んでいく。
実家には、四国で住んでいるアパートの部屋くらいの広さの離れがある。そこに僕の荷物から両親や兄弟の古いものまで詰め込んである。
実家の本棟にも、もちろん荷物はある。なまじスペースがあるので荷物が溜まってしまう。

実家を出るにあたって、自分の部屋というものが無くなったので*2帰省の際は客用の座敷が僕の滞在用個室となる。
そこにまずは荷物を運び入れて、取捨選択をしていく。
実家で使っていない品物のうち一人暮らしで欲しいものも選ぶ。

持ち帰りたいものは多いが、中型のセダンにはそれほど荷物が載らない。折り畳んでもさほど小さくはならない折りたたみ自転車(タイレルFX)を載せているので、より制約は大きい。

今回は書籍の半分は諦めた。
それから、四国のアパートの収納も考えなければならないので、とりあえず迷ったら運び出して、取捨選択については四国で行うことにした。なにしろ疲れるのだ、半日で集中力が切れてしまった。


最終的には、イタリア映画で描かれる庶民のバカンスみたいに、後部シートとトランクは荷物がぎっしり詰まっている状態となった。
前に帰省した時も、やはり車にぎっしりと荷物を詰めて静岡から四国への6時間の旅をしたのだった。引っ越し業者に運んで貰った家具や荷物も含めると、おそろしい量の物品が本州から四国に渡っている。
1Kとはいえ妙に収納が多いアパートで本当に良かった。東京辺りに住んでいたら、こんなにも家財道具や趣味のものを持ち込めないだろう。

 

 

 

そういう疲れる作業をした自分を労うために、おやつはかき氷を食べた。
静岡に住んでいる時に通っていた、焼津市の「鯛焼きあおば」のかき氷。たぶん今年は今日しか食べるチャンスが無いだろうから、とても悩む。「あおば」らしく、そしてお気に入りの味ということで「生グレープフルーツ」を選択した。

自分の選択に間違いは無かった。今日は生グレープフルーツが大正解だ。
なにしろ短期間の帰省だから、行けるお店も逢える人も最低限。でもいちおう、行きたい場所の7割くらいはクリアできた。

明日の午後に静岡を発つ。夕方から夜に四国に到着する予定。

 

つくおき?週末まとめて作り置きレシピ? (美人時間ブック)

つくおき?週末まとめて作り置きレシピ? (美人時間ブック)

 

 

 

 

今夜は両親ともに家を留守にしている。
母は入院、父は地元の会合に出かけている。
そして僕は、台所でいくつか料理の作り置きをしている。

父はひととおりの家事ができる。料理は得意といっていい。でもやはり老人が1人では食べるものが偏ってしまうし、量も足りない。冷蔵庫を見るとそれがわかる。

親孝行のつもりではなく半ば暇つぶしとして、野菜の下拵えや温めるだけで食べることができる料理をちまちまと作っている((料理の合間に、シンクや風呂を漂白剤で綺麗にしたり、重曹での汚れ落としを行う。ケミカル系のお掃除も老父母が苦手とするところだ。)))。つまり、普段の四国生活と同じことをしている。
従姉や女友達も「帰省した時に料理をしてしまう」と言っていた。なにしろ実家の夜は暇だ。他にやることも無い。

お題「今日のおやつ」

 

 

*1:今まで当たり前にあったネジや刃物や本が無くて何度も苦労している。

*2:そもそも両親が終の住まいとしてこぢんまりとした間取りに建て直した家なのだ。余計な部屋はほとんど無い。

かき氷と図書館のはじまり

かき氷

夏に入ってはじめてのかき氷。
「畦家」という小さなお店。
農作物を作り育てるだけでなく商品にまで仕立てている面白いところ。だから甘みは米麹等をできるだけ使っているようだ。
お弁当やランチでも人気らしい。

かき氷は「麹いちご」などがあったが、いちばんシンプルな「ハーブ」にしてみた。これも砂糖ではなくてステビアを使っている。

さっぱりしたハーブティー(酸味が無いもの)をさらに薄めた味がする。ハーブウォーターに近い。甘みもかなり薄い。
たぶん、白飯を「味がない」と言う人*1ならば文句を言うだろう。そこまで極端ではなくとも、フルーツをたっぷり使った昨今のかき氷に比べると、いかにも“淡い”。味を一律に濃度として表すと、レモンの輪切りを入れた冷水、レストランやカフェで無料で供されるあれに近い。

でも僕はこの味、好きだ。
よくぞここまで攻めてくれた、と思う。
ハーブのさっぱりした風味が氷に活きている。

数年前に「水だけのゼリー」が話題になった。あれよりももっと水を楽しめる。なかなか出来ることではない。飲食店としては勇気の要る味つけ(?)だと思う。

 

 

車で細い道に入って、なんとなく車を停めて入った店だったから、嬉しさもひとしお。
正直なところ、麹を多用した店には苦手意識がある。酵素云々の似非科学ナチュラルにとても近い人達が集まっているから。
それに、香川に住んでいくつかの店でかき氷を食べたけれども、まだ「もう一度行きたい」と思わせる店には出会えていなかった。
こと高松市においては、ケーキより高いような昨今のかき氷専門店よりも、駄菓子屋や神社境内の茶店のほうが良い感じだ。平日の昼間に行くと「にいさん、仕事に行きなよ」とか知らない老婆に叱咤されるのが難点ではあるのだが。

 

アイスの旅

アイスの旅

 
地元パン手帖

地元パン手帖

 

 

県立図書館

 

 

仕事で何度か使ったことはあった。今日は初めて本を借りた。
バブル末期様式といえばいいのか、立派ではあるが面白みがない建物で、最近の個性的な公立図書館*2に比べると物足りない。
展示室では地味な「特別展」が開催中だが、まるで人がいないし、説明も不親切。最初の週末に関係者が訪れた後は誰も来なくなるタイプの展示だった。素材は面白い(香川の殿様達の手紙展)のに勿体ない。たぶんやる気が無いのだろう。

大きなエントランス・ホールには立派な壁画があって、値打ちもののソファがあって、全体的にお金がかかっているのだけれど「古いものの良さ」が感じられない。

蔵書はそれなり。開架に関して、多い印象は無かった。
資料の類が目立つのは仕方がないだろう。小さな出版社が多い土地柄を反映して、シティ情報誌(4割以上が広告)や郷土史の本(ぱらっと読んでみたが自費出版に近かった)が沢山ある。

小説に関しては、表紙にCGやイラストを使った作品*3ヤングアダルト棚に置かれる傾向がある。どの図書館でも「大人とヤングアダルトの区切り」は苦労している様に思えるが、実際はどうなのだろう。探す側は大変だが、まあ仕方がない。

文庫本は妙に充実していた。というか、自分が好きなハヤカワ文庫が多いのが嬉しかっただけ。他はよくわからない。

ノンフィクション関連は、気になる分野や趣味の棚を眺めた限りでは、新しい本が少ない。これもまあ仕方がないこと。

隔離はしているらしいが中高生の集団がうるさくなるのも他の図書館を変わらない。しかしこんな辛気くさい図書館にわざわざ来るなんて、と僕などは考えてしまう。

 

全体としては「年寄り向け」の図書館だと思う。
行政資料の管理部門も同じ建物に入っているから、何かその役所っぽさが移ってしまうのだろうか。華やかさ、楽しさに欠ける雰囲気は否めない。

しかし探していた本は見つかったので全部オーケーである。
全然問題無い。
スタッフの皆さん(宮脇書店の札を付けていた)も親切だった。

ところで、いつもキーボードやタッチパネルでそこそこの速度が出せる文字入力技術が、図書館などの五十音配列になるといきなりぽんこつになるのは何故だろう。「えーと、あかさたな…それで濁点で…」と、人差し指が迷ってしまう。

 

ILC/TOHOKU

ILC/TOHOKU

 
特薦いいビル 国立京都国際会館 (別冊月刊ビル)

特薦いいビル 国立京都国際会館 (別冊月刊ビル)

 
スペース金融道

スペース金融道

 

 

 

先ほどからその借りた本を読み始めた。
紙の本は、重い。それにバックライトが無い。
特に小説は電子書籍に切り替えて久しいので、重さやページを持つ手間に戸惑っている。紙の本といえば、ページをめくる行為などに読書趣味者としてのある種フェティッシュなこだわりがあって、自分はそれを利便性のために捨てたものだと考えていたのだが。

実際のところ、電子書籍とそのリーダーは、小説への集中度に限れば紙の本を凌駕する。同じ判型と文字サイズな点が上手く働いている*4
ただし、人に貸したり譲ったりできない事が不便だ。デジタル情報なんだからその辺りを上手くやれば、Amazonは今頃、古本屋を駆逐していたと思う。古本屋なんて放っておいて、新刊を買わせるほうが商売にはなるとしても、本に「貸す・譲る・手放す」機能は欲しいところ。「電子書籍購入者は半額で別のアカウントに同じ本を贈ることができる」くらいの穏やかなサービスでもいい、何とかならないものだろうか*5

 

宇宙のはじまり (イースト新書Q)

宇宙のはじまり (イースト新書Q)

 

 

そんなわけで今日はかき氷を楽しみ、図書館でまとめて本を借りてきた。それ以外にも色々と手続きや打ち合わせも行った。まあまあ順調だった、と思う。また明日以降、天気が崩れるらしいから、今日は活発に動けて良かった。

 

お題「今日のおやつ」

お題「ひとりの時間の過ごし方」

 

 

 

*1:実在する。

*2:例:岐阜

*3:漫画っぽいキャラクターが無くても、アニメの背景みたいな絵を使ったもの

*4:逆に、凝ったデザインの小説はつまらない、かもしれない。

*5:紙の本を買った人は電子書籍を安く買えるサービスもあれば嬉しい。本棚業界が影響を受けそうだが。

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