古いキャンピング・ストーブ

年末の片付けで発見したアウトドア用のストーブ。
かなり古いもので、ほぼオーバーホールといっていい整備をして、ようやく使えるようになった。パッキンは自作、錆は薬品で処理した。

 

 

おそらく父の私物だろう。本人も忘れるくらいに昔のもの。両親は数年前まで登山をしていたし、僕が子供の頃には家族でキャンプもしたが、それよりも昔の道具。

昨日に引き続き今日も講習会だったが、昼の休憩時間にこのストーブをテストしてみた。

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もちろん駅前の講習会場で火を焚くわけにはいかない。
車で10分と少し走り、河原へ降りてから点火をする。
風は強いが、しっかりとお湯を沸かすことができた。

お湯はインスタントコーヒーに使った。料理をするほどの時間はない。
パン屋で買っておいたサンドイッチやチーズバーガー*1を予熱で温めながら食べた。
片付けも含め45分で完了。なかなかに有意義な昼休みだった。

そして午後も(もちろん)講習。
明日から本番。具体的な物事も抽象的な物事も、全て「自分の言葉」で話すという、困った講師だった。地名も標識も使わず道案内をするような、ふんわりとした説明が延々と続くので大変だった。
語った内容を文字起こしすれば明日にも活かせるのかもしれないが、とりあえずはぼんやりとした認識を武器に戦っていくしかないようだ。

 

 


このストーブは、キャンプに持っていくにはいささか頼りない。
がつんと落としてしまったら半田付けが取れてしまいそう。きちんと補強ができるまでは、アンティークとして部屋の飾りである。キャンプは基本的に一人だから、不便な道具で悪戦苦闘したくないのだ。道具が足りなくても気にならないが、ある道具はきちんと働いて欲しい。

 

 

 

*1:厚切りのチーズのみ、肉が無いハンバーガーだった。

今日のメンマ・ラーメン

今日と明日は研修。
難しい仕事を担うことになって、思いがけず難しいお勉強となってしまった。想定外ではあるが、退屈よりはいい。それに平和だ。

 

 

というわけで書くことがない。
仕方がないから昼に食べたラーメンの画像を載せる。

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カナキン亭本舗のメンマラーメン。
今日のメンマは妙に塩辛かった。でも特徴があって面白い店だ。

店内には巨大なプラスチック・パネルがあって、おいしく食べる方法などが書いてある。「なにより空腹であることです」と身も蓋もないことが書いてあった。
今どきの店ならボケというかジョークで書くのだろうが、なんとなく本気で書いていそうな雰囲気がある。「当店のラーメンには酢を入れてください」というような、奇妙な自信を感じさせるアドバイス(?)も、この店の持ち味。

いちおうラーメン専門店なのだが、腕組みをした店主もいないし、金切り声を上げるアルバイト店員もいない。ラーメンマニア発生より前の空気を残した貴重なラーメン専門店といえる。うっかり町中華だと思って驚く人もいるかもしれない。

 

 

帰宅してから、少しだけ研修資料に目を通した。
「これ、講師の説明が悪いんじゃないか」という思いがむくむくと湧いてきている。
インターネットに繋がる端末があって、検索と閲覧ができれば自習でなんとかなりそう。

それでも明日もがんばる。自宅学習ではお手当が発生しないので、無駄を承知で椅子に座り続けることになるけれども、それもまた経験。
それに、明日は最高の講師が最高の授業をしてくれるかもしれないし。自分の感覚なんて盲信するものじゃない。

 

お題「ささやかな幸せ」

 

 

米の代わりに麦入りのロールキャベツ

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母方の実家があった街には、古い洋食屋があった。
港町らしい風情の店で、今思うとロシアや東欧の料理が元になっていたのだと思う。
メニューはハンバーグやオムライスと普通なのだが、カブやパプリカの煮込みが添えてあるなど、普通の「欧風」とは違った洋食屋だった。

その店のロールキャベツには米が入っていた。
細かなディテールは覚えていないけれど、全体がまとまっていたから、チーズやホワイトソースも挽肉に混ぜてあったのかもしれない。

先日買った本に、この米を使ったロールキャベツが載っていた。
東ドイツからソビエトまで広い範囲で食べられているものらしい。

 

先週、その米入りロールキャベツを作ったところ、なかなかおいしかった。
かつての洋食屋では赤ピーマンや緑のピーマンを一緒に煮込んだトマト味だった。本でもトマトソース。でも僕は胡椒が強めのコンソメ味にした。
米がスープを吸って、食べごたえとやわらかな食感を追加している。

 

 

今日はもう少しアレンジして、押し麦と五穀米の元を使ってみた。
お粥など柔らかい米が苦手なので、これは自分好みの改良。
麦は煮てもぷちぷちした歯ごたえがする。これはスープでよく使うから知っている。
五穀米の元(白米に混ぜて炊くと紫色の雑穀ごはんになる)は、とうもろこし、ごま、麦、粟、稗、赤米、黒米などのミックス。これもぷちっと粒が楽しい。

 

 

今回もまたコンソメ味にしてみた。
これで普通においしいけれど、次はあの洋食屋の味を再現したいところ。
たぶんトマト缶とピーマンと赤や黄色のピーマンを使って、パプリカパウダーも使えば良いはず。

しかし僕は東欧料理もロシア料理も、ほとんどわからない。カツレツみたいなものやボルシチ、それにジャガイモのスープなどは食べたことがある。
正解を知らない料理は、どんなにおいしくても100点にならないのが困ったところ。子供の頃の記憶だから、尚更のこと。でも作りたい。

 

お題「簡単レシピ」

お題「こだわりレシピ」

カレー・富士山・電波塔

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ALLEE RESTAURANTのカレーが今日のお昼ごはん。
ケララカレーという名だったか。南部っぽいココナツミルクとチキンのカレーは優しい味。エスニック料理店ではないからか、さらにマイルドに仕上がっていた。
好きな味。

 

 

 

人混みを避けた休日の過ごし方…ということで日本平の電波塔へ行ってみた。
今は「夢テラス」と名付けられているけれど、要は電波塔に展望用デッキを付けただけ。でもそれで静岡市全域はもとより、富士山から伊豆半島、そして先日の御前崎まで見渡せるので、名前以外は良いところだ。

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日本平の歴史や静岡県の風土を紹介するコーナーは1回行けば十分だが、風景は毎日だって楽しめる。アンテナアレイも、ここまで近寄って観察できる場所は静岡では貴重だろう。
特に今日は、それほど寒くもなく、そしてからりと晴れていて、本当に見晴らしがよかった。遠く波勝崎まで望めるのは珍しい。

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夕方からは自宅で過ごす。
太陽電池モジュールの改修に立ち会いながら、パソコンを叩いていたら夜になってしまった。いくつかの交換部品が調達困難とのことで、代替品で対応となってしまった。世界中で起きている流通困難と資源高騰に加え、日本の調達能力が圧倒的に負けているのだと作業員さんが説明してくれた。中国や韓国はもとより、タイやベトナムにさえ購買力が負けているのだという。
作業員さんも僕も同年代。「まさか日本が『買い負ける』とはねえ…」と苦笑いするけれど、マスクをしているから口の形まではわからない。でも苦笑いをしていることは通じるのだった。

 

 

そんな土曜日。
なぜか日曜日気分で夜を過ごしていたから、今は少し得をした気分。
明日もお休み。でもやることはたくさんある。
なので寝ます。おやすみなさい。

 

お題「わたしの癒やし」

待機の日

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家族を病院に連れていく。
友達の買い物に付き合う。
眼鏡の調整をする。車の定期点検を済ませる。

いろんな待機時間が多い日だった。
読書は捗った。しかしそれ以外の諸々が滞った。
そんな金曜日。

 

 

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そういえば、今日は図書館に本を1冊だけ返却したのだった。上中下の3冊組みの資料本。
そのうち、中巻と下巻だけを返却した。
後で確認したら、予約が数人並んでいる。
僕は運が良かったのだろう、書架に並んだ日に3冊を借りることができたのだ。でもなかなか読み進められないので中・下巻を返したのだ。
結果として、上巻を返さない限り誰も借りられない状況になっている。僕が上巻で全員をストップしている(七並べみたいだ…)状況。
そして明後日には、皆の予約期限が切れてしまう。
でも僕の手元にある上巻は、まだまだ貸り続けることができる。


予約している人達、特に予約順が1位の人*1からすれば、いきなり中・下巻の受け取りが可能になったのだ。予約順、そして一般的な読み方からすれば当然ながら上巻から受け取り連絡が来るはずなのに。しかも、予約は受け取り可能になってから数日でキャンセル扱いとなってしまう。次に借りられるのは上巻のみだ。多くの読者にとっては、3冊を併読するほうが良い本なのだが。
こんなことはレアケースとはいえ、悪いことをしてしまった。

先の見通しを立てずに3冊も厚い本を借りてしまった僕が悪い。
しかし、開き直るわけではないけれど、最近は本当に文章を読むのが遅くなった。モニターの文字やパンフレットは人並み以上の速度だと思うが、分厚い紙の本は駄目だ。特に海外の小説には”弱く”なってしまった。

実生活で不具合が出ているわけではないけれども、様々な物事が予想よりも遅くなってしまっている。「ああ歳をとるのは嫌だ」と声に出してしまう冬の夜である。

 

 

お題「ささやかな幸せ」

*1:「あなたは○人目の予約者です」とWEBサイトで確認できる。

御前崎/ヴィーガン・インドカレー

御前崎

伊豆半島と共に駿河湾の端となるのが御前崎
ここから西が遠州灘、東側が駿河湾
太平洋へ向けて突き出た岬は、とにかく見晴らしが良い。地球が丸く見える場所として景勝地となっているし、古くからある灯台も見応えがある。

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とはいえ僕は子供の頃に行ったきり。
高速道路のインターチェンジからは遠く、鉄道もない。近くに海産物を買いに行くことは年に数回あるけれども、灯台まで行く機会が全くなかった。

今日は御前崎のさらに西、浜岡へ所用があったので、帰路にこの灯台へ立ち寄ってみた。

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海側から見ると断崖に建っているけれど、階段を登っていくと周りは住宅地という面白い立地。海に突き出た大地の端にあるわけだ。
一年中、風が吹き付けているため、樹木はすべて斜めになっている。低めの照葉樹が高密度で生えている風景は、沖縄を思い起こさせる。でも海の雰囲気は、四国の高知県側が近い。つまり太平洋と黒潮である。

 

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灯台はメンテナンスおよび新型コロナ感染対策で、入場禁止だった。
でも、周辺の遊歩道を歩くだけでも、とても楽しい。
なにしろ風景が素晴らしい。ここまで広々とした場所は、普段の行動範囲には無い。

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風はおそろしく強い。
両手でスマートフォンを掲げていた観光客*1が、強風に煽られてスマホを落としてしまったくらい強い。
高台にいてもごうごうざあざあと波の音が聞こえる。なるほどこれが潮騒かと感心していたら、風花(かざはな:遠方の雪が舞ってきたもの)が振ってきた。

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海沿いの駐車場では、空気が塩辛かった。
それくらいに風がすごい。そんな土地だからか、閉館して間もない観光ホテルや民宿も、あっという間に風化している。
そういった、荒涼とした風情もまた、この御前崎灯台周辺の良いところだ。

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インドカレー

お昼ごはんは、インドカレー屋。
たまに発作的に行く「居抜きで、似たような看板とメニューの安いインド・ネパール料理店」ではなくて、日本人のスタッフ(あるいはオーナー)がいるお店。店名は「シヴァのカレー」で、場所は吉田町だったか。

goo.gl

一般的な「選べるカレー+ナンやライスなど+サラダ」のセットがメインの、普通のインド料理店ではあるが、ナン以外にもチャパティなどが選べるのが変わっている。
そして(おそらくは店主の趣味だろう)ヴィーガン・メニューであることも大きな特徴。だからマトンカレーなどは存在しない。
ヨガなどのオーガニックカルチャー的な方面に傾倒している店なので、ニンニクやタマネギも使っていない。塩気もおとなしめ。

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ニンニクやタマネギ、そして肉類を使っていないことが、この店では良い効果をもたらしているようだ。どうしてもガツンと強い味になってしまうインド料理屋で、豆や芋の味がしっかり味わえるのは素晴らしいこと。さらに、食べたあとの「口の中がスパイスとニンニクだらけ」な感じが皆無だったのも特筆したい。ヘルシーなのにスパイスによって満足感が高いのは、普段の安インド料理店とは違うところだ。
盛り付けも綺麗で、今回は2回目だったが、わざわざ足を伸ばしたくなる店だと再認識した。

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店内にはヴィーガン的なメッセージ、例えば高いエネルギーが云々などと書かれていて、いささか居心地は悪いのだが、それを差し引いても料理が良かった。
これはオーガニック趣味や漢方のお店によくあることで、理論は間違っていても結果的に味が良くなる*2ことはある。半ば博打ではあるが、とにかく今回は当たりだったわけだ。
飲み物で「自家製梅ジュース」があるあたり、平成時代のナチュラルカフェ全盛期を思い出してしまった。あの頃はとにかく自家製のシロップが流行っていて、みんな「身体を冷やさない」と言っていた。

 

 

そんな木曜日。
訪問先での移動に自転車も使ったけれど、強風と低温で頭痛がしてきた。
静岡では珍しいのではないだろうか。明日は暖かいと良いのだが。

 

お題「気分転換」

*1:僕以外にはこの人しかいなかった。

*2:大抵はコストが上がり、値段に反映される。ただし趣味的な要素もあって、それほど高くない店もある。

バーベキュー・チーズバーガー

静岡市葵区、聖一色のあたりにあるダイナー「ジャッカル」でランチ。
今日はバーベキュー・チーズバーガーを食べた。

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バーベキューソースの印象は薄い。チーズはたっぷり。
肉汁よりも噛みごたえに注力したようなパティは、人を選ぶかもしれない。僕はとても好ましく感じた。
この種のハンバーガー専門店にありがちな、後半に分解するようなこともなく、食べやすいハンバーガーになっている。ずいぶんと高く積まれているのに、どろどろのぐちゃぐちゃにならない点だけでも、この店を高評価してしまう。

ランチに付属するポテトの量が選べるのも嬉しい。多くても価格は変わらない。その代わり、結構な量になる。ケチャップを付けてむしゃむしゃ食べるのも楽しい。

他にサラダと飲み物が付く。僕はホットコーヒーを選んだ。

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夕方までお腹が空かない、ずいぶんなボリューム。
良いランチだった。
久しぶりに行ってみたけれど、なんだかおいしくなっているようにも思える。
そういえば、最初に行ったとき(オープン直後)と、1年後でも味が違っていた。良い方向に変化しているのなら素晴らしいことだ。静岡県中部では珍しい、きちんとしたハンバーガーが楽しめる店だから、とても嬉しい。

 

お題「わたしの癒やし」

貼られた切手が多すぎるんですけど問題

知人達へ書いた手紙を出すために郵便局の窓口へ。
窓口を使ったのはスマートレターを買うためだったけれど、ついでに手紙も出してしまう。その時に、窓口の人達と、ちょっとしたやりとりがあった。

仕事の郵便物ではないから、絵葉書に貼る切手は好きなものを使う。
20代の頃から、突発的に切手シートを買うことがある。ほとんど雑貨感覚で買うから、使うよりも多く買い溜めてしまう。
買うより使うほうが少ないから、その格好良いorカワイイ切手も活躍する機会がなく死蔵することになる。

だから、手紙を書くとなったらいくつかの切手を組み合わせて貼ることになる。
昔の切手だと今の普通郵便や封筒の料金には会わないことも、複数の切手を使う理由。
絵柄と面積で吟味した切手を貼るのは、楽しい作業である。

基本的に料金よりも多く切手は使う。今の郵便料金は把握していないし、足りないよりは多すぎるほうが手間が少ない。

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ところが今日の郵便窓口では、この料金で”ちょっとしたやりとり”が発生してしまった。
今日もきちんと、少し多めの切手を貼っていた。
それを窓口の人が問題視したのだった。

こんなことは初めて。郵便局にとって損は無いし、ルール違反でもないし、切手の額が合わないことは珍しくないと思うのだ。

でも窓口の人(とても迫力のあるおばさんだった。研修中らしい)は許してくれない。
僕が貼ったかわいいミッフィーの50円切手を綺麗に剥がして、ぴったりの額の切手を買えと主張する*1
小さな額でも、カネを捨てるような扱いは駄目だ…と言うのだ。

「いえ、そのままでかまいません」と言っても、何かもごもご言っている。

どうしたものかと思案していたら、他の郵便局員が加勢してくれた。
「この差出人たる中年男性は、数十円の損を承知のうえで、『ふみの日ミッフィー切手』と『泳げたいやきくん切手』を組み合わせて貼ったのだ。全体の色をオレンジ色で調和させているのも、見栄えを意図したことである。
想像するのは難しいかもしれないけれど、切手を使うにあたり、経済性よりも可愛らしさや楽しさを優先する人種もいるのだ。この中年男性は、切手を選ぶことで、相手を喜ばせたいと考えているのだ」
と、僕の絵葉書を指差しながら説明する。もう少し別の表現だった気がするけれど、大意としてはこんな感じだった。
そして最後に「このような切手の無駄遣いをするのは、多くは女性である。でも中年男性でも恥ずかしいことではない」と言い添えてくれる。

これはなかなかつらいものがある。
軽い雑談の途中で「今の冗談のおもしろいところはね…」と解説されたような恥ずかしさがある。あるいは「この人がハンターでもないのにハンティングジャケットを着ているのは、いくつかの意図があるんだよ…」と説明されるような気持ちというか。

年に数回あるかないかの、本当に気軽な手紙だったのだ。本文は2分で書き終えて、切手の選定だって悩まなかった。
でも、ここまで大事になってしまった。まるで普段から頻繁に手紙を書く、郵便趣味の人間と、じっくり吟味してこだわり抜いた手紙みたいに思われてしまった。

とにかく2人目の郵便局員の助け舟があったので、絵葉書はきちんと受け付けてもらった。
最後まで局員は納得していないようだったのだが、僕の知ったことではない。

そもそも、100円で買った切手を10円の用途で使ったとしても、道義上の問題は無いのだ。なんとなくそのへんに貼って無駄遣いしてもかまわないはず。
切手は通貨ではない。100円で仕入れたものを10円の価値で消費しただけの話。今日の、切手の”無駄遣い”も同じだと僕は考える。

短時間のやり取りとはいえ、ずいぶんと酷い人間に思われてしまった。
正直おもしろくない。
仕方がないから、帰路はカーステレオで「ハンバート・ハンバート」の曲をランダム再生した。「わかりあえない人達がいる」と思ったときは、ハンバート・ハンバート*2に限る。
赤の他人に対して、確実にやさしい気持ちになれる。

 

さすらい記

さすらい記

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お題「わたしの癒やし」

*1:昔の額面に足すと今の料金に合う、追加用の切手があるそうです。

*2:小松未歩でもいい。

山へ山へ

運動不足解消にと自転車に乗ってはみたものの、どこに行っても人が多いので、仕方なく山のほうへ。標高を稼ぐ…というほどの坂を登ったつもりはないけれども気温はどんどん低くなる。
おまけに前輪の空気が妙に少ない(スローパンクっぽい)。

仕方がないから急いで戻ったけれど、身体はすっかり冷えてしまった。
ずいぶん運動もしたはずなのに、肩も張っている。

先ほど、お風呂に長く入ってようやく人心地ついた。
「血行」に関しては、この数年で急に意識する機会が増えた。昔は足先が冷えるなんて自分には関係のない話だと思っていた。今は温めると血が巡るのがわかる。

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そんな月曜日。
自転車のパンクはどうしよう。数日で空気が抜けるスローパンクなら、しばらくごまかしても良いのだが。今はちょっと、自転車に手を入れる気分じゃないのだ。

 

 

お題「ささやかな幸せ」



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