おそろしいほど明るい月

月が明るい。
眩しいくらいだ。

それはともかく、今日のお昼はこんな感じ。

https://www.instagram.com/p/B7H5cQFg0dW/

  • 麦ごはん
  • 鶏唐揚げ
  • プチトマト
  • 白菜の生姜和え
  • スナップえんどうと安納芋のソテー

トマトなどの夏野菜が、夏よりも安い時がある。プチトマトやミディトマトがそう。温室栽培だからコストはかかっている筈だが。品質が低い、あるいは需要が少ないせいかもしれない。

冷凍食品の唐揚げは十分に美味しかったし、他のおかずも悪くない。
冷蔵庫の作り置きは8割以上が計画的に消費できた。
だけどもう少し工夫ができる気がしている。せっかくの、自分だけのお弁当なのだ、もう少し楽しいものが作れそうな予感が、ぼんやりと残る。

 

鈍感な世界に生きる 敏感な人たち

鈍感な世界に生きる 敏感な人たち

 
Newton別冊『ゼロからわかる心理学』 (ニュートン別冊)

Newton別冊『ゼロからわかる心理学』 (ニュートン別冊)

 

 

ぼんやり、といえば昨年から通っている社会人向けの講習で、ペアを組むことになった相手が本当にぼんやりしている。
講習内容についての注意力散漫という意味では僕だって似たようなもの。
でも、この人はタテマエの意識がぼんやりし過ぎている。
例えば、ミスをして、講師に「どこで間違ったのか、わかりますか」と問われたときには「わかりません!」と無邪気に答える。大人の講習なので、ミスで叱られる事は無い。だからこの質問は純粋に原因追求が目的なのだが、その辺が彼はわかっていない。
「どうしてこの講習に参加したのか」を聞かれた時にも「会社命令だからです!」と言っていた。自己紹介を兼ねて1人ずつ順番に答えていく時間で、皆はスキルアップとか色々と工夫して綺麗事を並べていたのに、である。

始めは悪ぶっているのかと思ったくらい。しかし穏やかな人物であり、色々とずれてはいるけれど気配りを欠かさず、苦手分野でもきちんと学ぼうとしている。

推測するに、彼は制限時間5秒のチェスをしているような精神状態なのではないか。
まずとにかく答える。その後の反応を見て、追加説明や言い訳をする。そういう思考と言葉の習慣が身についてしまっているように見える。残念な事に、そのような乱暴なやりとりをしていると、まともな会話の組み立て能力が育たない。じっくり考えて、徐々にスピードを上げていくのが常道だと思う。

でも本人は問題に気づかず、今日もぼんやりと過ごしていた。傍で見ていると、あれが違うこれがおかしい、自分は間違っている、先生の言う事がよくわからない、とぶつぶつ呟きながらずいぶん忙しい雰囲気だが、それでも基本的なところで「ぼんやりさん」なのだと僕には思える。
苦労が多そうだな、と思いながら一緒に講習を受けている。

 

新九郎、奔る! (3) (ビッグコミックススペシャル)

新九郎、奔る! (3) (ビッグコミックススペシャル)

 

 

 

さて、洗濯物も済んだし、乾物も水に浸けた。床の掃除も終わった。お風呂も入った。
猛烈に眠いので、もう寝ます。部屋干しで湿度を上げるくらいが寝る時にはちょうど良い気がする今日このごろ。わーい連休だ。

 

 

お題「今日の出来事」

銭湯と、そして全ての小さなこと(ELT)

アパートのガス設備に不具合があって、今日の午前中はお風呂も台所のお湯も使えなかった。
昼は留守にする自分としては特に不便は無かったのだけれど、管理会社からは「お風呂券」を貰えた。

「お風呂券」とは、市内の提携するいくつかの銭湯やスーパー銭湯で使える入浴券らしい。初めて見た。
ガス工事中の代替手段だから使用期限が限られている。平日の今日に使ってしまうことにした。

リストにある中でいちばん古い銭湯に行ってみた。スーパー銭湯に比べたら入浴料は安いが、せっかくの機会に、古い街の古い銭湯に行くことにしたのだ。

日没直後に行ったのに、お客さんは多い。お年寄りがほとんど。
港が近いこともあり、刺青をしているお爺さんも数人いた。

広くは無いが、かなり深い特徴的な湯船に浸かる。お風呂券が無ければ出来なかったであろう体験。ある意味でプライスレスである。

 

銭湯図解

銭湯図解

 

 

ところでお風呂では老人達がかなり自由に過ごしている。
シャンプーも石鹸も持参するスタイルの銭湯だから、自宅の延長みたいなものなのかもしれない。

歌っている老人もいた。
「タァクシィーのヘエェッドラァイットーがぁぁー 眩しくて ひっとっみっをとじぃたぁー ほっほに流れ落ちるなぁみぃだぁ 街がにじんでぇぇいたぁぁぁ♪」
と、なかなか良い声で呻っている。こぶしが効いていて、なんというか、お風呂の雰囲気にとても合う。壁に描かれた松林と多島海によく似合っている。

聞き覚えのある唄、いや歌だなあとぼんやり数秒考えてから気づいた。これ、Every Little Thingの「For the moment」じゃないか。



まだメンバーが若く、夜の都会を歌っていた時代のヒット曲。
自分の“若い頃”を彩る名曲のひとつと言っていいだろう*1
お爺さんなのにどうしてこんな曲を…と思ったけれど、考えてみれば世間一般の「若者」よりも、僕はこの銭湯のお爺さん達に(年齢や文化的には)近いのだ。彼らがELTCoccoプリンセス・プリンセスを合唱していても不思議ではない。

そういえば、20代の「昭和の曲も好きっすよ。名作ぞろいです」と語る若者が「ZARD」を「音楽好きに愛され時代を駆け抜けたロックバンド」扱いしていて「なるほど、僕の若い頃は既に『時代』なのだな」と実感したのが昨年の今頃だった。昭和時代も平成時代も、年表の彼方だ。

 

フレンズ

フレンズ

  • アーティスト:REBECCA
  • 出版社/メーカー: Sony Music Direct(Japan)Inc.
  • 発売日: 2014/04/07
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

なるほどなあ、と何度も頷きながら、帰路はELTのベストアルバムを聴きながら帰宅したのだった。GoogleAmazonのサービスで古い曲も手軽に聴けるのも、時代である。

 

THE BEST History of GARNET CROW at the crest...(初回限定盤)

THE BEST History of GARNET CROW at the crest...(初回限定盤)

  • アーティスト:GARNET CROW
  • 出版社/メーカー: GIZA
  • 発売日: 2010/02/10
  • メディア: CD
 

 

そういえば、あの時代には都会の夜で愛やら真実やらを探していた異性の友人が、(予想よりも老けずに)今は田舎でほっこり暮らしている。そういう中年は多い気がする*2。まるでELTの変遷をなぞっているかのようだ。
まさにポップソングは時代を映す鏡である。

 

Every Best Single ~COMPLETE~

Every Best Single ~COMPLETE~

  • 発売日: 2016/10/12
  • メディア: MP3 ダウンロード
 
Every Best Singles ‾Complete‾【通常盤】

Every Best Singles ‾Complete‾【通常盤】

 

 

 

ところで今日のお昼ごはんはこんな感じ。

https://www.instagram.com/p/B7FXGifgT5B/

 

  • 小豆の炊き込みご飯
  • 鶏唐揚げ
  • 安納芋と林檎の煮たやつ
  • もやしのナムル
  • ソーセージとキノコのオイル焼き

今週は1週間分のお惣菜作り置きを少なくしている。そのうえで、諸々の事情で、毎日の自炊も手抜きをしている。食材の種類や色味が代わり映えしないのはそれが理由。冷凍した食べ物の処分も兼ねている。明日は週末、冷蔵庫の中には茶色いお惣菜が何種類か並んでいるだけだが、まあなんとかなるだろう。

 

明日も私たちのお弁当 (クウネルの本)

明日も私たちのお弁当 (クウネルの本)

  • 作者:クウネルお弁当隊
  • 出版社/メーカー: マガジンハウス
  • 発売日: 2014/09/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 
私たちのお弁当 (クウネルの本)

私たちのお弁当 (クウネルの本)

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: マガジンハウス
  • 発売日: 2005/09/20
  • メディア: 単行本
 
クウネルの本 もっと私たちのお弁当

クウネルの本 もっと私たちのお弁当

  • 作者:クウネルお弁当隊
  • 出版社/メーカー: マガジンハウス
  • 発売日: 2009/04/16
  • メディア: 単行本
 

 

お題「今日の出来事」

 

*1:好きな曲だが、昔から『瞳を閉じた』という表現が引っかかっている。瞳孔の事だろうか?

*2:老人は知らない。

強い風と自転車と

夜中に雨が降って、朝には青空も見えた。
でも今日は風がとても強かった。まるで台風の前日のように、雲が速く動いている。

当然、地上では風でいろいろなものが舞っていた。近所ではビルの解体現場で大きなシートが何枚も飛んでいて、交通規制も行われていたくらいだ。

四国と本州を結ぶ橋(瀬戸大橋や鳴門大橋)は強風で通行止めになることがある、と聞いていたが、今日は実際に止まっていた。そういえば昔、仕事で四国に向かう途中で同じように強風による足止めを経験していたのだった。あの時は岡山で待機していた。

 

先月から市営の駐輪場を利用している。
今日は風により停めた自転車がドミノ倒し状態となってしまう。
なので、全ての自転車を予め倒しておくという荒業が採用されていた*1

 

 


僕と知り合い数人は、折りたたみ自転車を使っている。
折りたたんで自立するタイプは、横倒しにしなくても風で倒れない。
それに、いくつかをまとめておけば、省スペースで、耐風性も高まる。
僕「こうして折りたためるんですよ」
知人「こっちにまとめておくので、横倒しにしなくても大丈夫ですよ」
管理人「おうおう、こりゃあ便利だのう」
僕達「じゃあよろしくお願いしますー」

こんなやりとりの後に、管理人のおじさんは、僕達の自転車を横倒しにし始めた。
折りたたんだ自転車はを横に倒すと、立てている時よりも安定性が悪い。しっかり地面に付かないからがたがた揺れてあちこち痛みそう。

こういう人は(それほど多くないけれど)存在する。
人の話を聞いているようで、全然聞かない人。

今日は急いでいたので、もう一度だけ「立てて、何台かを束ねて置いておくのが一番安定しますよ」と説明して、皆で立てておいたのだが、もちろん戻ってきた時には横倒しにされていた。
これならコインロッカーか、目的地の階段の下あたりに置かせてもらったほうが良かったなあ、と今は後悔している*2

こんな風が吹くとは思ってもみなかった。
夕方には強風とともに雨も降った。でも、瀬戸内海のほうには青空が見えて、昼間の月も見えていた。
まったく変な天気だ。

 

風が強く吹いている

風が強く吹いている

 

 

 

https://www.instagram.com/p/B7CyXJ6gQSC/

 

  • 麦ごはん
  • クミンもやし
  • キノコとソーセージのオイル焼き
  • 焼いたトマト
  • じゃこ天とエリンギの生姜漬け

昨日の日記に書いた、焦げたごはんは、スパイスの効いたもやしと一緒に詰めたら、焦げ臭さは気にならなくなった。

全体的にキノコが多い。徳用のエリンギと、徳用のシメジを買ってしまったので、作りおきのおかずの半分が、キノコ料理となっている。結果として茶色い。葉緑素が足りないお弁当となってしまった。

 

白河夜船 (新潮文庫)

白河夜船 (新潮文庫)

  • 作者:吉本 ばなな
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2002/09/30
  • メディア: 文庫
 
白河夜船

白河夜船

  • 発売日: 2017/04/21
  • メディア: Prime Video
 

お題「今日の出来事」

 

*1:有料の駐輪場で、連絡も了承もなく自転車を倒して良いものか、と思うのだが、どうなのだろう。そもそも自転車スタンド(前輪を固定するやつ)が無い有料駐輪場が珍しいのだが。

*2:アルミの銀色を生かした仕上げの自転車だから、小さな擦り傷は気にならないのが救いか。もう10年くらい乗っているし。

焦げた鍋と海苔入り卵焼きと七草ジュース

米を入れた鍋を火にかけたまま、隣の部屋で洗濯物を干していたら、鍋が焦げた。すっかり忘れて、洗濯物のバランス取りに熱中していたのだ。
いつの間にか、隣の部屋が煙臭くなっていた。

弱火でじっくり加熱したからか、きちんと炊けているところもある。
飯盒炊爨を思わせる煙臭さがあるけれど、味としては普通のご飯。
鍋に触れている部分は炭化していて、その炭化層のなかで炊飯ができている感じ。米の2割ほどが無駄になったようだ。

ご飯はとりあえず食べることにする。害も無いだろう。
焦げた部分はできるだけ取り除いて、今は重曹を入れて煮て、放置している。明日、きちんと綺麗にする。
昨年末に、本格的な鏡面加工を施したため、かなりの炭化部分は、ぱこりと綺麗に取れた。そのまま飾っておきたいけれど、煙臭いので処分。明日がゴミの日で良かった。

ご飯に関しての失敗は久しぶり。
大昔に使っていた炊飯器も使えるのだが、置き場所が定まらず、また3合しか炊けず*1、まだ鍋と真空断熱調理の組み合わせ。タイマーも無いし、保温もできないから、そろそろ切り替えていきたいところ。
もう鍋での炊飯に慣れてしまった。でも炊飯器がこれだけ普及しているのだから、利点も多い筈だ。使ってみてはじめて比較ができる。炊飯器なんて子供の頃から使い続けているけれど、今の生活にどれだけフィットするか、他の方法と比べたらどれだけ便利なのかは、想像だけではわからない。

 

 

ところで今日のお弁当はこんな感じ。

  • 雑穀ごはん
  • 海苔入り卵焼き
  • スナップえんどう
  • 鶏肉とジャガイモのロースト ローズマリー風味
  • リンゴと安納芋の煮たやつ

朝、お弁当の準備をしているときに、ご飯の量が足りないことに気づいた。中途半端な量が、ラップにくるまれて冷凍してあったのだ。
寝る前に冷蔵庫に移し、起床後に電子レンジで温めて、お弁当箱に詰める。
今思えば、冷凍庫にある正規の量の(普段のサイズの)冷凍ご飯を取り出せばよかったのだ。
でも慌てていて、いきなり卵焼きを作ってしまった。
別の料理で余った卵白と、全卵を混ぜて、適当に味付けをして焼いた。そのへんにあった味付け海苔を巻き込んでみた。
大した手間ではないけれど、急いでいる時の選択ではない。まったく、どうかしていた。

 

いまさら翼といわれても 「古典部」シリーズ (角川文庫)

いまさら翼といわれても 「古典部」シリーズ (角川文庫)

 
いまさら翼といわれても (角川文庫)

いまさら翼といわれても (角川文庫)

 
愚者のエンドロール

愚者のエンドロール

  • 発売日: 2019/07/05
  • メディア: Audible版
 

 

他にも、今日はちょっとした失敗が多かった。
皮が腐りかけのみかんをぎゅっと掴んでしまったとか、頬に本の角が刺さったままうたた寝をしたとか、そういう小さな駄目な感じの事が続く。
良かった事といえば、完璧なバランスで洗濯物が干せた事くらいだ。


こういう日は眠るしかない。
明日はがんばる。もう少し、しっかりやる。

 

ぼくたちの失敗 森田童子ベストコレクション

ぼくたちの失敗 森田童子ベストコレクション

  • 発売日: 2018/10/31
  • メディア: MP3 ダウンロード
 
ぼくたちの失敗 高校教師 ORIGINAL COVER INST. Ver.

ぼくたちの失敗 高校教師 ORIGINAL COVER INST. Ver.

  • 発売日: 2018/08/15
  • メディア: MP3 ダウンロード
 
ぼくたちの失敗

ぼくたちの失敗

  • アーティスト:美吉田月
  • 出版社/メーカー: at the Lounge Co.,Ltd.
  • 発売日: 2011/03/02
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

 

全然関係ないけれど、七草粥の代用として野菜ジュースを飲んだ。
35種類の野菜が使われているという。7草どころではない。しかもコップ1杯で一日の必要量が賄えるとも書いてある。その「必要量」の横には小さな※マークが添えてあって、どこかに但し書きがあるようだが、よく読まずに捨ててしまった。
どうして野菜ジュースはこんなに沢山の種類の野菜を使うのか、かつてジュース会社で研修した際に聞いたことがある。こんな説明を受けた。

野菜は季節や産地で味が大きく違う。仕入れ値によって割合も変わる。そういった変化を吸収するために、多くの種類の野菜をブレンドする。香味野菜が多いのは、そのためだ。
そして100%ジュースは全ての原材料を(もし描くのならば)パッケージに表示しなければならない。

ところで、野菜ジュースが登場した当時は、材料の種類が多い事は「胡散臭い」と言われていた。
なので、使われている種類をあえて誇るような売り方をして、消費者が「種類が多い=身体に良さそうだ」と考えるように誘導した。

なるほどなあ、と感心したのを覚えている。今も野菜ジュースを飲むたびに思い出す。ラディッシュやパセリなんて、どこにも感じないものなあ、と今日も飲みながら思った。

 

伊藤園 1日分の野菜 紙パック 200ml×24本

伊藤園 1日分の野菜 紙パック 200ml×24本

  • 発売日: 2012/03/05
  • メディア: 食品&飲料
 
カゴメ 野菜一日 これ一本 200ml×24本
 

 

お題「今日の出来事」

 

*1:鍋なら4合か4.5合。これだけまとめて炊くと一週間がとても楽になる。

ローズマリーの日

ローズマリーの保存法

ローズマリーが好きだ。料理には頻繁に使う。
今までは近所の知り合いの庭にあるものを貰っていた。いくらでも取って良い、と言われていたが、行けば挨拶もするし手土産も考えるし、相手だってお茶を出す。そんなわけで、ある程度まとめて切らせてもらってはいるが、頻繁に行くのは億劫。
そして秋に訪れたら、かなり小さく剪定されていた。たぶん、あまりにもさもさと茂っていたからだろう。

実家にも、もさもさと茂ったローズマリーがある。
帰省のたびに切っていた。
枝は持ち帰り、ベランダで鉢植えにしていたこともある。ただしローズマリー、丈夫に見えて、いきなり枯れることもある。今までに2回も枯らしている。

 

 

というわけで、年末年始の帰省で手に入れた、実家産ローズマリーは、きちんと乾燥して保存することにした。

とはいえ、ローズマリーの葉を枝ごと干していても、茶色く枯れたようになってしまう。強い木だから枝にしても長く生きていて、だから乾燥より前に枯れてしまうのだ。

こういう時にはどうすればいいか、考える。そして、緑茶の方法を思いつく。
つまり、加熱して生命活動を停止させた後に乾燥すれば良いのだ。

我が家で最短の加熱および乾燥デバイスといえば、電子レンジだ。
試してみたら、1000Wで3分ほどでカラカラになった。色合いも、スーパーマーケットのスパイス売り場にある品と変わりがない。
乾くと枝からぱらぱらと落ちる。

瓶いっぱいに作って、乾燥剤と共に詰めた。次の帰省までは十分に持つだろう。買っても安いスパイスだが、簡単な手間で買わずに済むならば、それに越したことはない。

 

 

ローズマリーの簡単料理

このローズマリーを使って、ジャガイモと鶏肉のローストを作った。個人的定番料理。

厚手の鋳物の鍋でしっかり蒸し焼きにするのが本当だが、今回は普通のステンレス鍋で、真空断熱調理をする。水分がある程度必要なので、水も少しだけ加えた。

オリーブオイルを多めに注いだ鍋に、皮付きのジャガイモ、大きめの櫛形に切った玉葱、鶏肉を入れて、ローズマリーと塩も入れて、火にかける。鶏肉が焼けてきたら、水を少しだけ入れて再加熱。そのまま真空断熱調理をして、ジャガイモに火が通ったら完成。

この料理の後には、鍋に焦げ付きと油が残る。
少し取り置いた鶏と野菜と共に、炊き込みご飯を作ると美味しい。レシピの元ネタになった本では炊き込みピラフと書かれていた。
余談だが、鍋の掃除も楽になる。
米と水と、適当に塩コショウ、フライドオニオン、ドライトマトを加えて炊くだけ(またしても真空断熱調理鍋を活用)。
当然、ローズマリーも入れる。
ローズマリーは止めて、クミンやフェンネルシードを使ってもいい。

 

サーモス 真空保温調理器 シャトルシェフ 3.0L クリアブラウン KBG-3000 CBW
 

 

今日のおひるごはん

今日のお弁当は、この炊き込みごはん式ピラフを入れてみた。

https://www.instagram.com/p/B69oGbVALEk/

日本が中東の国に占領されて30年くらい経ったような献立。
ご飯はともかく、今週はまとめて作った惣菜が「オリーブオイル+スパイス」味ばかりなので、金曜日までこんな感じかもしれない。
朝や夕食は、実家から貰ってきたおせち料理筑前煮を食べている。おせち料理は大好き、毎食、毎日でも食べ続けたい。

 

 

お題「今日の出来事」

 

古い無印良品の棚

実家の倉庫から持ってきた、大きな棚を組み立てた。
昔、三重県で独り暮らしをしていたときに使っていたものだ。収納が少ない部屋だったので、同じシリーズの木製棚をたくさん買って、台所用品から書籍まで全てを入れていた。

 

もっともっと知りたい無印良品の収納

もっともっと知りたい無印良品の収納

 

 

昨年までは、腰までの高さの同シリーズのものを使っていた。これも実家から運び込んだもので、台所周辺での収納兼作業台として活用している。もう少し収納力を増やしたいなあ、と思っていたので、実家の倉庫の片付けも兼ねて、屋根近くまであるサイズを今回は運び込んだのだ。

午後から作業を始めて夕方までかかってしまった。
組み立て式の棚(なんとかシェルフ)だから構造は単純で、組み方も覚えている。しかし10年以上前の木製品、反りや歪みがあってなかなかに力が要る。休日のアパートで、無制限に音を出すわけにもいかない。
今までの腰サイズのものに継ぎ足すにしても、結局は全てを分解しなければならない。
つまり、棚に入れていたものも、全て出す必要がある。
元から収納に関しては棚卸しというか見直しをするつもりだったから、ほとんど模様替えに近い手間をかけてしまった。

 

無印良品 みんなの収納が見たい! (主婦の友生活シリーズ)

無印良品 みんなの収納が見たい! (主婦の友生活シリーズ)

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: 主婦の友社
  • 発売日: 2018/03/07
  • メディア: ムック
 

 

構造が単純なだけに、組み立て方にはコツも要る。
本来は複数人で行う作業を1人で進めるわけだが、最初の工程さえ済ませればなんとかなる。その、最初の部分でものすごく大変で、手があと1本欲しかった。
最初の工程を創意工夫で乗り切れば、後は単純作業となる。労働に近い作業を延々と続け、最後にまた面倒な「棚から出したものを入れ直す」作業を行うわけで、なんとなく大昔の雑なロールプレイングゲームを思い出してしまった。最初は滅茶苦茶大変で、中盤は“作業”で、最後の魔王が理不尽に強い、そういうコンピューターゲームが昔は本当に多かったのだ。

量産品の古い棚ではあるけれど、風合いは良い。薄くオイルを塗っただけのパイン材は、良い感じに日焼けしている。手間はかかったけれど、新品を買い足したらこうはいかなかっただろう。

同じ名前の棚は、まだ無印良品のカタログに載っている。でも、組み立て方や固定方法が全然違う。確かにフルモデルチェンジが必要な構造ではある。なんでまたこんな造りにしたんだ、と思いながら作業をしたから、その変更理由がわかってしまう。

どこでも買い足せる、ということで選んだ棚だが、思いがけず長く使っている。家族が増えたわけでも無いし、使途もほとんど同じだから当然なのだが、棚を増やすこともなく、このまま延々と使い続けるのだろうか。

 

無印良品は、仕組みが9割  仕事はシンプルにやりなさい

無印良品は、仕組みが9割 仕事はシンプルにやりなさい

 

 

そんなわけで、身体が変な疲れ方をしている。
予想外に手間取った。

その代わり、部屋はずいぶんと片付いたし、趣味の道具もきっちり収まって気分は良い。まだ片付け全体の進捗でいえば7割程度、でも見通しができたので、頑張って良かったと思う。

 

 

さて、これで連休は終わり。1週間頑張ればまた数日の休みだ。
まだ明日の準備が手つかずだが、早起きしてなんとかしようと思う。疲労して眠くなるなんて珍しい。でも今、本当に眠いのだ。

 

ねむり

ねむり

  • 作者:村上 春樹
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2010/11/30
  • メディア: ハードカバー
 

お題「今日の出来事」

 

チーズナンと椎名林檎のセンス・オブ・ワンダー!

今日はインド料理屋に行ったんだ。
急にチーズナンを食べたくなったんだよ。
他に何処でチーズナンが食べられる?自分で作るにはタンドールから用意しなきゃならない。少なくとも四国でチーズナンを食べたかったら、何処かのインド料理屋に行かなきゃありつけない。

Google Mapで調べてみたら自宅からほど近い、小さなお店が開いていた。自転車の初乗りも兼ねた昼食にはちょうど良かったよ。

 


なにしろ今日は自転車で正解だった。
駐車場はとんでもない混雑具合で、お客さん達が車の位置を巡って喧嘩までしていた。そんなところに車で行っていたら、ナンもカレーも諦めていたところだ。

そろそろ皆、おせち料理に飽きてきた頃だろう。僕みたいに、発作的なチーズナン(別に普通のナンでもハニー・ナンでもかまわない)への欲求を解消したかった人もいたんじゃないかな。
香川県民が水のように摂取している讃岐うどん、その個人営業の多くが店が正月休みを取っている本日、おなじ小麦粉の食べ物に讃岐民が群がるのも無理はない。とにかく店は混雑していたんだ。

その混雑していた店で、僕が選んだのは、チーズナンとカレー2種のセット。食後にはホットチャイを飲んだ。
辛さは5段階評価の4、まずまず辛かったね。カレーはこれくらいが好きなんだ。

チーズナンは、寸法もチーズの量も、まあ普通だった。もっと大きい店もあるし、僕の月間摂取量を超えるチーズを仕込んだ店もある。
この店はそれは、少し甘めだったかな。もしかしたら砂糖か何かを振りかけていたのかもしれない。

カレーは、海老とトマト味のものと、ベジタブルカレー。正直なところ、細かい内容は覚えていないんだ。でも本当に美味しかった。自分で選べないランチ・メニューだったけれど、これで正解だと思ったもの。
今年最初のインド・カレーとしては最高だったんじゃないかな。うん、Google Mapも、僕の選択も、時の運も素晴らしい。

 

 

ナイトフライヤー (ハヤカワ文庫SF)

ナイトフライヤー (ハヤカワ文庫SF)

 

 

 

 

そしてこのチーズナンとカレーを食べている時に、かなり変わった事があったんだ。損も益も無く、単に変わった出来事。後から思い出しても、その日についてはその事だけを思い出すようなこと。だから日記には書いておかなくてはね。
たぶん文章にすると、よくわからなくなる。ほとんどの人には「ふーん」で終わってしまうんじゃないか。でも他に書くこともないし、本当に心に残っているんだ。

要旨はたった一行で書ける。

お店のBGMが、インド・ポップスから、椎名林檎に変わったんだ。

 

これにはびっくりしたね。
ちょうど、ナンを右手でカレーに浸している時だったことを覚えているよ。驚いた僕の手が止まって少ししたら、遠くの席では赤ちゃんが泣き始めたんだ。

択捉島で傀儡のお祭りを見るくらいに奇妙な取り合わせだよ。
椎名林檎のバラードとチーズナン、どう考えても調和はしていなかった。
でも、不思議なんだけれど、なんというか、センス・オブ・ワンダーを感じたね。

そう、Wonderだよ、これは。
新しい時代の始まりといってもいい。
平成を切り開いた椎名林檎が、現在の地方都市郊外の日常風景ともいえるインド料理店に切り込んでいるのだから、世界はまだまだ捨てたもんじゃない。

 

インドカレー屋のBGM ベリーホット

インドカレー屋のBGM ベリーホット

 

 

 

ところで、夕食には豆乳と豆腐の鍋を作ったんだ。野菜は水菜だけ。
昼にチーズナンなんて重いものを食べると、夜になってもお腹が減らないんだ。でも食べないわけにはいかない。夜中に目が覚めてしまうから。だから小さな土鍋で、油も動物性タンパク質もほとんど無い、優しい夕食を作ったのさ。

当然、この鍋を食べる時には椎名林檎を試したさ。
昼食の時みたいなケミストリーが起こるかもしれないからね。安直な好奇心だけれど、試してみる価値はあると思ったんだ。

スマート・ディスプレイに「椎名林檎をかけて」と言えば再生してくれる。便利な時代になったものだ。アルバムもシングルも(もちろん、マキシシングルも)買ったことがないアーティストの曲が聴けるのだから。

 

 

でも残念ながら、チーズナンとカレーの時のインパクトはまるで無かった。
ただ単に「合わなかった」だけ。鍋の出来は満足できる水準だったし、椎名林檎も手を抜かず歌っていたと思う。音響設備はインド料理屋よりも良いはずだ。
しかしあの不思議な感覚はもう訪れない。
試しに倉木麻衣に切り替えようと思ったけれど、スマート・ディスプレイ(Echoと名付けた)は「すいません、よくわかりません」としか言わない。何度かお願いしたら、クラークなんとかという知らないジャズ・ピアニストのアルバムを再生しはじめた。仕方がないから、明るいジャズを聞きながら豆乳鍋を食べたけれど、なんだかとても疲れてしまったよ。

 

さて、そろそろ寝るね。明日は年始休みの最終日。やることが沢山あるんだ。
ふと思ったのだけれど、夢でインド風の椎名林檎さんが出てきたらどうしよう。サブカル風味にむせてしまいそうだ。

 

東京事変 ソングス

東京事変 ソングス

  • 発売日: 2016/10/31
  • メディア: MP3 ダウンロード
 
東京コレクション

東京コレクション

 

 

お題「今日の出来事」

お題「ひとりの時間の過ごし方」

静岡→香川 497km

年末年始の帰省を終えて、いま四国に戻ってきた。
車の走行距離計で497km、ただし寄り道もしたし、正確な数字ではない。燃費は22.9km/Lとなっている。運転中にエアコンを使っていないせいか、いつもより燃費は良い。シートヒーターを入れておけば、ほとんど車内温度を気にせず運転できる。

ひたすら西に向かうので、常に金星が視界にあった。
出発したのが16時頃、静岡県を出る頃には夕日が気になったけれど、それ以外は薄曇りの夜空に見えるのは金星の明るい光のみ。星に向かって走るのはなんだか変な感じがする。
月や星座なら時間で大きく動いていくし、太陽には“向かって走る”という感じがしない。星にしては妙にぎらぎらしていて、どうしても視界に入ってくる。

 

60ピース 3D球体パズル 金星儀-THE VENUS-(Ver.2)

60ピース 3D球体パズル 金星儀-THE VENUS-(Ver.2)

  • 発売日: 2016/04/24
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

 

軽めの渋滞はあったが、それでもバイパス程度の速度は出ていた。疲労も大したことはないし、Amazonの朗読サービスで延々と効き続けている「三体」はめっぽう面白いので、退屈もしていない。

サービスエリアだけは、どこも混雑していた。
お昼に親戚とご馳走を食べてから静岡を発ったので、今に至るもお腹がほとんど空いていないのは幸運だった。コーヒーの補充だけでサービスエリアのコンビニや売店の列に並ぶのは面倒だったが、周りの家族連れはもっと大変そうだったから、贅沢は言えない。

 

三体

三体

  • 作者:劉 慈欣
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2019/07/04
  • メディア: ハードカバー
 

 

大きなスーツケースに詰めた荷物は、まだ片付けていない。
実家で渡された野菜や惣菜は冷蔵庫に入れた。
今はパソコンを含めた電気製品を復帰させているところ。

自分の背よりも高い食器棚(に使っていた、無印良品の組み立て式の棚)を車に積んできた。さほど大きくないセダンに、180cmを超える細長い物体を押し込むと、取り出すのが難しいことを先ほど学んだ。積むときも苦労したが、出す時はほとんど知恵の輪だった。

さきほど「疲労は大したことはない」と書いたけれど、たぶんそれでも疲れているとは思う。車の運転は好きな作業(?)ではないし、旅行と違って独り暮らしのアパートには温泉も何もない。

だから寝ます。
明日から日常。

 

 

お題「今日の出来事」

しょーがっこーのどーそーかい

小学校の同窓会に参加した。

正月で帰省している人が多いのか、なかなかの参加率。
1学年に2~3クラスしか無い学年だった*1こと、そして数年前にも同窓会を開いているので、ほとんどの顔がわかる。でも名前が出てこないあたり、加齢を感じる。

同窓会に参加した人はわかると思う。
あの、当時のノリや空気がいきなり戻ってくる感覚。そこにアルコールが混ざるから、とても賑やかになる。僕はお酒を飲まなかったけれど、それでも2次会までしっかり楽しんでしまった。

僕は学区の都合で、大多数の友人とは別の中学校に通うことになった。
高校で再会した以外は、基本的に繋がりは途絶えている。そもそも高校時代の知人友人とも疎遠なのだ。今夜の同窓会に参加しなくとも、人間関係に変化は無い。
それでも小学生の頃の友人達と会うのは楽しかった。なんだか不思議な気がする。

うん、良い夜だった。

 

 

 

https://www.instagram.com/p/B6zdLngAmIk/
昼にはBikiniで世界一美味しい(と僕が考える)レーズンサンドを食べることができたし、「ふじのくに環境史ミュージアム」で素敵な企画展も見ることができたけれど、それはまた別の話。

www.swbt.jp

それではおやすみなさい。あー楽しかったー。

 

大絶滅恐竜タイムウォーズ (ハヤカワ文庫JA)

大絶滅恐竜タイムウォーズ (ハヤカワ文庫JA)

 
サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福

サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福

 

 

お題「今日の出来事」

お題「今日のおやつ」

*1:世代交代の“谷”にある古い新興(?)住宅地だったので、子供の数が急減していたのだ。

t_ka:diaryは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。