あけおめことよろ願います

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

遠方から帰省して過ごす元旦というのは、驚くほど暇だ。
住んでいるわけではないから、できる事は限られている。手伝う家事もそれほど無いし、お店は閉まっているし、そもそも買い物の必要が無い。
観光をしない旅行のような感じ。
特に今年は、元旦に休む店が多くて、街もひっそりしている。

とはいえ、こののんびりした雰囲気は、お正月ならでは。かすかに覚えている子供の頃が、こんな感じだった。個人的には、コンビニも家電量販店も元旦は休んでしまえば良いとさえ思える。大丈夫、みんな物欲は翌日の初売りにきちんと持ち越すから。
ちょっと不便なことも含め、非日常な数日間があったほうが良いと思う。正月はハロウィンでもクリスマスでもない。

静岡市浅間神社に行く、正確には浅間通り商店街の「Bikini」に詣でるのが10年以上続く恒例行事となっている。でも今年は諸般の事情で、明日に行うことに。


今日は実家で読書などをして過ごし、午後に藤枝市の「ボクゥボクゥ」に行っただけ。ガレット・デ・ロワとカフェオレで”おやつ初め”を執り行った。

ガレット・デ・ロワは新年のお菓子。だからお正月にはぴったり*1
ひとり用サイズだから、さくさくした生地を存分に楽しめる。素朴だけど、しっかり祝菓子の雰囲気があるのは、バターの風味が豊かだからか。
とにかく、つやっつやのこんがりした焼き菓子を目の前に置かれると、なんだか嬉しくなってしまう。幸先が良いぞ、と根拠もなく思えてくる。これぞ祝福である。

 

世界のかわいいお菓子

世界のかわいいお菓子

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: パイインターナショナル
  • 発売日: 2018/03/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 
世界の祝祭日とお菓子

世界の祝祭日とお菓子

 

 

ボクゥボクゥは普通のケーキも間違いなく美味しい。ケーキのガラスケースの上には、デニッシュやクロワッサン系の茶色くて香ばしくてさくさくしたものがずらりと並んでいる。
正直、とても迷う。迷った時は季節、行事、物語に従うことにしていて、今日は新年だからガレット・デ・ロワ。お土産に、カウンターに置いてあったフェーヴも買った。でも自宅では(特に四国の一人暮らしでは)フェーヴ入りのガレット・デ・ロワは焼かないと思う。でも小さくて可愛らしいものを買いたい気分だったのだ。

 

レイチェル・クーの小さなフレンチキッチン

レイチェル・クーの小さなフレンチキッチン

 

 

 

実家にはテレビがあって、食事の後などに両親が何かしらの番組を見ている。元旦なので全国のお正月風景が紹介されている。四国のお正月も面白そうだ。

 

「賛否両論」のおせちとごちそう

「賛否両論」のおせちとごちそう

 

 

密度という観点では、例年になく薄い元旦だった。
抱負もなく、昨年の反省も、もう忘れた。
しかしまあ、こういう元旦で良いのではないか。四国に帰ったら「寝正月でした(笑)」と言うことができる。

 

ブロックス BJV44

ブロックス BJV44

  • 発売日: 2014/04/26
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 
ブロックス トライゴン R1985

ブロックス トライゴン R1985

  • 発売日: 2017/03/20
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

 

お題「思い出の味」

*1:僕はフランス人ではないけれど、特に気にしない。同じ宇宙船地球号の乗組員なのだから。

ありがとうの2019年

いやあ大変な1年だった。
紅白歌合戦を眺めつつ、今年を思い返し、自分の人生にびっくりしている。

昨年の転職と四国への引っ越しまでが世界大戦レベルの大混乱だった。
今年はようやく落ちつくかと思っていたら、会社を辞める(というか職場が解散する)事になってしまった。戦後復興期に内戦勃発、といった1年。なんとか生き延びることができた。
この3年間について、ポーカーの手札のように最初に見せられたら「うーん、全部取り替え!」となるだろう。たまに振り返ると、びっくりすることばかりだ。

 

マルドゥック・シリーズ【合本版】 (ハヤカワ文庫JA)

マルドゥック・シリーズ【合本版】 (ハヤカワ文庫JA)

 

 

とはいえ、不安は山盛り、なんでまたこんな見知らぬ土地に1人で住んでいるんだ、と思ったこともある。いま突然に、実家に帰る、あるいは他所の土地に引っ越すことも(金銭的に)難しいのだ。定期預金を取り崩してまで移り住みたい土地があるわけでもないし、讃岐平野の生活に不満もないし、根無し草になっちゃったなあ、とぼんやり考える事もある。


とりあえず秋からは、資格取得に向けて勉強しつつ、フリーランスなんでも屋で暮らすようになったけれど、今も地に足の付いた感覚は無い。たぶん、次の安定した仕事に就いても、しばらくは旅人のような感覚でいるのだと思う。

ともあれ、春夏秋の瀬戸内国際芸術祭2019を楽しめたので、それだけで総合的に「良い年」だった、と言い切ってしまう。

 

瀬戸内国際芸術祭2019 公式ガイドブック

瀬戸内国際芸術祭2019 公式ガイドブック

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: 美術出版社
  • 発売日: 2019/04/23
  • メディア: 単行本
 
Casa BRUTUS特別編集 瀬戸内シティガイド (マガジンハウスムック)

Casa BRUTUS特別編集 瀬戸内シティガイド (マガジンハウスムック)

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: マガジンハウス
  • 発売日: 2019/09/27
  • メディア: ムック
 

 


全ての会場が日帰り圏、思い立ったら出発できるのだが、だからこそ何かと後回しにしていたが、行けば十分に楽しめたので、さすが瀬戸芸である。
あの瀬戸芸2016の時のような、旅の日々が発見の繰り返しだったような感動は無かった。運営やアートそのものについての思索といった、芸術祭そのものではない諸々を考える事も多かった。でもやはり、瀬戸内海の沿岸に住み、その土地をテーマにしたアートイベントに参加するというのは、特別な事だった。

四国での暮らしも1年を過ぎ、生活スタイルも定まってきた。
仕事(元の仕事)の関係者以外に友人も知人もいない、まだ行きつけのカフェも無い、どこに行っても基本的にひとり、そんな自分史におけるもっとも孤独な時間を過ごしている。
でもどういうわけか、自由気まま過ぎる暮らしもまた、楽しいのだ。
色々と理由はあるが、インターネット越しに(このブログやツイッターを通して)顔も知らない誰かとつながっている、そんな感覚が自分を支えている事は確かだ。
サービスを乗り換えつつ何年も続けているブログ日記、自分だったらこんな文章を読みはしないのだが、世の中のそうではない人達が僕を支えていてくれるのだから、不思議である。

特に今年は広告収入や、欲しい物リストからの贈り物が増えた。金銭的なものよりも、つながっている感覚が嬉しい*1。本当にありがとうございます。

 

王とサーカス (創元推理文庫)

王とサーカス (創元推理文庫)

 

 

 

それではみなさん。良いお年を。
誰のところにも、楽しいことや、面白いことが訪れますように。
ありがとうございます。今後ともよろしく。

 

セント・イージス号の武勲

セント・イージス号の武勲

 

 

お題「今日の出来事」

*1:ブログ経由で、ひよこ豆に偏った贈り物をいただく人生。なんというか、予想外過ぎる。

ラムレザーの手袋と、とびきりのサンドイッチ

昨晩は0時を過ぎた頃に実家に到着した。
今朝は少し寝坊、昼頃に静岡の街へ行く。雨が降っているので特に散策などもできず、四国では買えないものをいくつか探したに留まる。

お昼ごはんはALEEE RESTAURANTでサンドイッチのランチを食べた。
ルッコラとキャロットラペのカンパーニュサンド、付け合せはラタトゥイユやフライドポテト、食後にコーヒーとラムレーズンのパウンドケーキ。完璧である。

午後にはホームセンターの「CAINZ」へ。四国には展開していないので、消耗品やオリジナル企画品を買い求める。無駄を排しデザインを工夫して価格を下げる、という大昔の無印良品を思わせる品があるので楽しい。ホームセンターのなかでは一番好きかもしれない。

 

四国のアパートで手をかけていた多肉植物と同じもの(切り分けて増やした株)が、実家の庭で四国より元気に育っている。なんとなく釈然としない。香川県も温暖だが、静岡はそれ以上に暖かいのかもしれない。あるいは冬場の乾燥が、多肉植物には良いのかもしれない。

年末年始を実家で過ごすにあたり、服や本はたっぷり持ち込んだが、手袋を忘れてしまった。しかしさすが実家、探せば古い手袋くらいは簡単に見つかる。子供の頃に、祖父母の家に行くと、納戸や押入れから何でも*1出てきた記憶があるが、今の実家がその状態だ。
たぶん車を買った時に成約記念で貰った手袋。薄手のラム革と布でできている。ドライビンググローブにはいささか厚手だが、裏地にはマツダのタグもある。
何年も放置していたので、全体に縮んでいて、ごわごわしている。とりあえず肌用のクリーム(ニベア)を塗り込んで、手にはめて馴染ませている。20分ほどで、ようやく柔らかさと艶が戻ってきた。
この日記は、その手袋をはめたままタイピングしている。意外とミスタイプは少ない。

貰い物とはいえ、自転車用防寒手袋は確保できた事はありがたい。「出先で、必要にかられて、とりあえず安物を買って済ませる」のが好きでは無いのだ。薄くても革だから、防風には役立つ。少なくとも静岡や香川程度の気温なら、これで十分に凌げるだろう。

 

 

お題「ひとりの時間の過ごし方」

*1:ヤクルトの空き容器から灯油ランプまで、言えば大抵のものを出してくれたし、祖母の定位置の後ろの戸棚には必ずお菓子が入っていた。

帰省支度と「三体」と。

明日でも明後日でも良いのだが、今日の夜に帰省することに決めた。
冷蔵庫に残っているのは生卵は1つ。何にでも使えるからと後回しにしたら、他に何も無い状況で鶏卵だけが残ってしまった。とりあえず冷凍する。

今回はいわゆる「年末の大掃除」レベルまではしていない。
やり始めるときりがないし、1月の2週目くらいに数日の連休が予定されているので、その時になんとかする。それに、大掃除なら暖かい季節に行っている*1から、さほど手を加える必要も無いのだ。

 

パリの大晦日

パリの大晦日

  • 発売日: 2017/06/24
  • メディア: Prime Video
 

 

夕方に出発して真夜中に到着予定。
最近は夜ふかし気味、かつ昼から夜にかけての交通渋滞を避けての夜間走行となる。
移動中の音楽はきちんとプレイリストに用意してiPodに入っている。
今回はAmazonの朗読サービス(Audible)でSF小説の「三体」も読む(聴く)ことにしている。長時間運転と小説の朗読はわりと相性が良い。「三体」については中盤まで紙の本で読んでいて、わかるところとわからないところが混在している。何しろSFなので、物語上の仕掛けがややこしい。こういう作品を運転中に楽しんで聴けるのかはわからないが、試してみる価値はある。
「三体」は、間違いなく面白い小説なので、SF好きなら強くおすすめする。「○○以前・以後」で語られるタイプの作品だと思う。

さて、今から少し片付けをしたら出発する。ここからが長いのだ、僕の場合。鶏卵以外にもたぶんやることは沢山見つかる。

それにしても色々な事があった年だった。昨年も大変だったが、2年連続で大転換というか滅茶苦茶である。でもなんとか今のところは生きている。今のうちに知っている人や知らない人にお礼を述べておこう。ありがとうございます。

 

三体

三体

  • 作者:劉 慈欣
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2019/07/04
  • メディア: ハードカバー
 

お題「今日の出来事」

 

 

*1:春と秋に大掃除をして、大晦日前には目に見える部分を拭き清めるのが我が家の流儀。

地球照とカレーうどん

遅めに起床、朝食は食べなかった。

https://www.instagram.com/p/B6miMUbAvCR/

 

お昼ごはんは外で済ませた。カレーうどん専門店っぽい看板の、でも実際は普通の讃岐うどん店。といってもメニューの中心にはカレーうどんが据えられている。なので僕もカレーうどんを注文した。

  • カレーたまご肉うどん
  • 天ぷら(こんにゃく)
  • 天ぷら(ネギのかき揚げ)

これで600円くらい。モスバーガーより安い。
しかしどうしてこんにゃくなんてものを天ぷらにするのだ、讃岐人は。隠し包丁が入れられた14cm×3.5cm×2.5cmほどの大きなこんにゃくは、カレーうどんと共に食べると、薄めの醤油味が完全に消えてしまう。でも多くのお客さんがこんにゃくの天ぷらを選んでいた。最近はベジタリアンも増えてきたので、竹輪天の代替品なのかもしれない。
ネギは白ネギの葉に近い部分をそぎ切りにしてかき揚げにしたもの。この部位だけのかき揚げは珍しい。麺類に合わせるために作られた味だった。

 

 

看板も店内表示も特定のメニューを推奨しているのに(この店の場合はカレーうどん)、注文は好き勝手にするのが讃岐うどん県民である。
「この店はカレーうどんを推しているんやけど、本当はけんちんうどんが美味いんや」のような裏メニュー的なものではなくて、単に「まあ、とりあえずいつもどおりの温玉ぶっかけやな…野菜不足だからお稲荷さんも食べておこう…」くらいの、ぼんやりした自我に従っているのが、この土地の標準的なライフスタイルとなっている。
僕はまだその境地には至っていない。つまり「セルフ式さぬきうどん店といえば○○うどん」という、軸となる選択ができない*1

平和や豊かな暮らしが当たり前ではない人間は、問いかけのたびに考える事になる。生活に染み込んでこそ、知識と心が同時に動く。
マザー・テレサか誰かが、貧困問題と若者の想像力について、そんな事を言っていた。
僕はセルフ式さぬきうどん店に入るたびに、その言葉を思い出す。何を選ぶか迷っているようでは、日常の食事とはいえない。

 

天冥の標X 青葉よ、豊かなれ PART3 (ハヤカワ文庫JA)

天冥の標X 青葉よ、豊かなれ PART3 (ハヤカワ文庫JA)

 
ファイブスター物語 15 (ニュータイプ100%コミックス)

ファイブスター物語 15 (ニュータイプ100%コミックス)

  • 作者:永野 護
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2019/12/09
  • メディア: コミック
 

 

 

 

帰省にあたりガソリンを入れてきた。
前回、LINE会員になることを勧められた店(少し割引がある)に再訪したのだが、またしてもティッシュペーパーを4箱も貰ってしまった。この店は新装開店キャンペーンから延々とボックスティッシュを配っている。周囲のライバル店が疲弊し撤退するまで配り続けるのかもしれない。なかなかに野蛮なビジネススタイルである。

香川県の中部・東部ではガソリンスタンドの再編が進行中で、急激に全体数を減らしながら、新しいセルフ式スタンドも開店している。僕は普段の生活では短距離しか乗らないが、帰省の時は往復のどちらかで満量の給油が必要となる(航続距離が850km/給油)。
なので「帰省→給油→開店記念キャンペーンボックスティッシュ」というサイクルにより、引っ越してから1年と少し経つが、まだティッシュペーパーを自分で買わずに済んでいる。備蓄は十分なので、今後は他のものを配布して欲しい。現金か図書カードかAmazonギフトカードを希望する。

 

フリーランチの時代

フリーランチの時代

 
ファイブスター物語 14 (ニュータイプ100%コミックス)

ファイブスター物語 14 (ニュータイプ100%コミックス)

  • 作者:永野 護
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2018/02/10
  • メディア: コミック
 

 香川県の冬は薄曇りが普通で、天気予報では晴れていても、夕方から雲が増えることも当たり前。でも今日は月がはっきり見えていた。地球照すら確認できる。
残念ながらベテルギウスの等級まではわからない。なるほど暗くなっているのかー、と思っただけ。

 

ビートルジュース 20周年記念版 [Blu-ray]

ビートルジュース 20周年記念版 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2010/04/21
  • メディア: エレクトロニクス
 
ビートルジュース [DVD]

ビートルジュース [DVD]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 1997/08/08
  • メディア: DVD
 

お題「これって私だけ?」

 

*1:自分の周辺では“冷ぶっかけ”と“温かいかけうどん”が多く選ばれているようだ。迷ったら温かい肉うどん、という知人もいる。

暖かくて眠くて食べるものが少ない

帰省を視野に冷蔵庫の中身を減らしている。
明日がゴミの日なので、冷凍品から乾物まで様々な食材のチェックも行い、古いものは捨てることに。とはいえ、食べてお腹を壊しそうなものは11年前の缶詰パンと、冷凍庫の奥にあったミョウガくらい。食材に関しては予想以上に無駄が少ない暮らしをしている。

逆に現時点で、生鮮食料品が不足しつつある。
帰省は数日後だが、簡単に食べられる野菜や肉がほとんど無い。ご飯もパンも冷凍したものはあるけれど玉子は残り1個、ヨーグルトは半分、人参も半分。
必要な分だけ買い足しても良いし、外食で済ませてもかまわない。それにしても、お弁当用の作り置きでいつも奥まで見えなかった冷蔵庫が、ずいぶんと広くなってしまった。

独り暮らし用の冷蔵庫としては大きいものを選んだはずだ。でも僕の生活スタイルからすると、ちょっと狭い。ちょっとだけ不便なものをやりくりするのが賢い生活というものかもしれないが、冷蔵庫だけは2〜3人家族用を買っても良かったかなあ、と後悔している。冷蔵庫は、家族用になった途端に、価格がぐんと上がり、床面積が増え、特に必要としていない機能が増える。だからこそシンプルな独り暮らし用(の大きめサイズ)を選んだのだが。

 

 

まあ、食べるものは何とでもなるだろう。
甥姪用のお年玉も用意した。着替えと本とパソコンをカバンに詰めれば、明日にだって帰省できる。

先ほどから部屋の湿度を上げて、いつもより室温も高くして、ついでに買ったばかりのフリース・カーディガンを部屋着の上に重ね着している。そんなわけで普段より暖かく、快適さが段違いである。暖かさとは、こんなにも気持ちが良いのか、と驚いている。

そしておそろしく眠い。今日はもう何もせずに寝てしまいたい。

全然関係ないけれど、今年最後のお弁当。

  • 小豆の炊き込みご飯
  • ローストポークと根菜
  • カブと金時人参の浅漬け(クミンシード入り)
  • モヤシのカレーマリネ
  • プチトマトとキノコのオイル煮

来年はもう少し色鮮やかにしたいところ。さて、どうなることやら。

 

ニューロマンサー (ハヤカワ文庫SF)

ニューロマンサー (ハヤカワ文庫SF)

 
ソラリス (ハヤカワ文庫SF)

ソラリス (ハヤカワ文庫SF)

 
さあ、気ちがいになりなさい (ハヤカワ文庫SF)

さあ、気ちがいになりなさい (ハヤカワ文庫SF)

 

お題「愛用しているもの」

 

 

片付けモードとカブとクマ

帰省が近いので、朝も帰宅後も掃除や片づけをしている。
洗濯はある程度溜めて明日以降に済ませるつもり。掃除だって普段からしているから、特にこれといった大仕事は無いのだが、なんだか気ぜわしい。今日やらなくてもよい洗濯機のクリーニング(酸素系漂白剤っぽい薬剤で外槽と内槽を薬洗する)も済ませてしまった。

 

となりのロボット

となりのロボット

 

 

冷蔵庫の中身もできるだけ減らしておきたい。
つくりおきの惣菜を食生活の中心にしていると、こういう時に困る。帰省日が近づくにつれてメニューが滅茶苦茶になっていく。
夕食は、食パン、鶏団子と根菜のスープ煮、小松菜のナムル、牛乳だった。学校給食っぽい。

 

小川洋子と読む 内田百閒アンソロジー (ちくま文庫 (う-12-26))

小川洋子と読む 内田百閒アンソロジー (ちくま文庫 (う-12-26))

 

 

 

ちなみに昼食はこんな感じ。

https://www.instagram.com/p/B6hbfVkgPOn/

  • 雑穀ごはん
  • カブの葉と天かすと人参とシラス干し
  • だし巻きたまご
  • カブと金時人参の浅漬け
  • もやしと揚げ玉ねぎのカレーマリネ

カブが手つかずで余っていた事を示す献立である。
軽く火を通したカブの葉とゴマ油とごま、細かく切った金時人参、天かす、削りイリコ、しらす干しを混ぜて、ごはんに乗せる。
天かすとイリコに少しの塩を足すと“讃岐うどん風”を名乗れるのだ、と以前行った居酒屋で聞いた。ここまで野菜が多いと全く讃岐うどん感は無いけれど、普通のオニギリに天かすとイリコ粉を混ぜるだけで、確かにそういう味わいになる。本来はうどんの汁を使った炊き込みごはんにするらしいが、粉で十分。ワカメやネギ、おろしショウガも合うのは、まさに讃岐うどん

今日は見慣れない形のしめ縄を買った。
四国は、あるいは香川県は、しめ縄が安い。そして、中部地方とは形がまるで違う。実家へのお土産にこの種の縁起物というのは変かもしれない。

 

小箱

小箱

 

お題「ひとりの時間の過ごし方」

 

 

マフィンと干し柿とシュトーレン

マフィン

知り合いからのおすそ分け。
昼食兼おやつ。

https://www.instagram.com/p/B6fdP9pg0Tm/

 

抹茶生地に栗がいくつか。
栗はたぶん、天津甘栗。
和風の洋菓子は自分では積極的に選ばないが、そのぶん美味しいものに出会えると嬉しくなってしまう。

屋島の焼き菓子専門店「Bonbonniere」の品。好きな店ではあるが、駐車場はわかりづらいし、いつも混んでいて喫茶コーナーに座れた試しが無い。家で食べることができるのは有り難い。

goo.gl

 

三惑星の探求 (人類補完機構全短篇3)

三惑星の探求 (人類補完機構全短篇3)

 
アルファ・ラルファ大通り (人類補完機構全短篇2)

アルファ・ラルファ大通り (人類補完機構全短篇2)

 

 

干し柿

11月に渋柿をいただいて、細めに切って干して、そのまま存在を忘れていた。もう十分に乾燥しているけれど、四国の瀬戸内海側は(義務教育で習ったとおり)冬でも湿度がそれなりにある。ぼんやりと曇っていて、夕方や夜に小雨が降るのだ*1。いつの間にかカビてしまったら勿体ないので、今日からは冷凍保存に切り替える。

注意深く味わうと、渋が残っているように思える。
ただし普通に食べるぶんには問題ない。
白く粉こそ吹いていないが、ドライフルーツとしてはとても上等。良いものができた。
黒くなっているのは、ステンレスの網に触れていたぶぶん。タンニンと鉄分の反応がはっきりわかる。

地元のスーパーマーケットでは渋柿がまだ売られている。第二弾を作ろうかどうか、考えているところ。真面目に作るのなら紐で吊るすのだろうが、素人なら細めの串切りで網に並べるやり方で十分な気がする。

 

柿づくし: 柿渋、干し柿、柿酢、柿ジャム、紅葉保存

柿づくし: 柿渋、干し柿、柿酢、柿ジャム、紅葉保存

 
干し柿 (あかね・新えほんシリーズ)

干し柿 (あかね・新えほんシリーズ)

 

 

シュトーレン

今年は買うつもりは無かった。でも2店の品を買っている。


数週間前に書店「ルヌガンガ」に行ったら、愛知県の「 boulangerie L'Equipe de Koganei」のシュトーレンが売られていた。Koganeiは東山動物園のすぐ近く、素敵なパン屋さんだ。なんとなく縁を感じたのと*2、お客さんも店主ご夫婦も強く薦めるので、つい買ってしまった。

www.lunuganga-books.com

goo.gl

 

それから高松市の山にあるパン屋さん「小麦堂」でもカットされたシュトーレンを買った。こちらは6切れで200円とお手頃価格。でもしっかり美味しい。

goo.gl

Koganeiのシュトーレンは明日が賞味期限だが、まだカットもしていない。自己責任となるが、たぶん明日以降、年末までは美味しいだろう。

 

はじめましての郷土玩具

はじめましての郷土玩具

  • 作者:甲斐みのり
  • 出版社/メーカー: グラフィック社
  • 発売日: 2015/03/06
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 
喫茶とインテリア WEST

喫茶とインテリア WEST

  • 作者:BMC
  • 出版社/メーカー: 大福書林
  • 発売日: 2016/10/08
  • メディア: 単行本
 
地元パン手帖

地元パン手帖

  • 作者:甲斐 みのり
  • 出版社/メーカー: グラフィック社
  • 発売日: 2016/02/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

今週のお題「クリスマス」

お題「ひとりの時間の過ごし方」

 

*1:特に天気予報では話題にならない。降水確率も40%とかその程度。

*2:こんなところで再開するとは!

映画「スター・ウォーズ」を観た。

キリスト教徒にとって、クリスマスイブは夜から始まるのだという。教会の日付が夜に切り替わるから、らしい。

そんなわけで(どんなわけだ?)日没後に「スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け」を観てきた。



内容は書かない。
僕はとても感動した。

いつもながら脇が甘過ぎる敵陣営*1、劣勢にも程があるけれどやっぱり全員で突撃のレジスタンスの皆さん、そういう全部がスター・ウォーズ

特に今作は前作まで少しずつ薄まってきた“スター・ウォーズ臭”が強めで素晴らしい。いくらでもスタイリッシュにできるところを技術と予算で若い才能がダサくする。リスペクトを受け続けてきた名作の締めくくりとしては王道だろう。
なんというか、安心してはらはらどきどき出来た。

同様の「名作の締めくくり作品」として、「機動戦士ガンダムUC」がある。最終章(7章立て劇場作品だった)は、ファンサービスてんこ盛りで、「機動戦士ガンダムらしさ」の大放出だった。

 

episode 7 虹の彼方に

episode 7 虹の彼方に

  • 発売日: 2016/02/05
  • メディア: Prime Video
 

 

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア

  • 発売日: 2016/08/15
  • メディア: Prime Video
 

 

 

日本の長期シリーズもので定番の終わり方である「全てが綺麗に終わったわけではないが、希望の芽は受け継がれた…そして伝説は続く」とはならなかったのはスター・ウォーズらしさなのか、あるいはお国柄なのか。かといって気の利いたトンチで「諸悪の根源も、物語を駆動してきた不思議な力も全部まとめてこれでおしまい!*2」ともならない。

日本のフィクションとの違いといえば、自由意志を持つロボット(スター・ウォーズ世界では「ドロイド」と呼ぶ)の扱いも面白い。これだけ深く物語に関わってきた人工知能、日本の作品ならば「人工知能を超えた何か」になる。能力や認識、あるいは周囲との関係性でもいい、何かしらの変化がある。C3POなんて、日本のSFだったら語り部か墓標になって人類史より長生きしそうだ。でもスター・ウォーズの場合はそういうわけでもなく、1作目から今作まで、ドロイドはドロイドだ。かなり重要な場面も担うのに、である。
とはいえ、日本のフィクションではしばし犠牲になるのもロボットである。人は殺したくないが命を犠牲にしなければならない、そんな場合にはロボットが自ら犠牲になる*3。僕はそういうの大好き。
でもちょっと安易だとは思う。

 

 

 


サブタイトル通りの「スカイウォーカーの一族」のあれやこれやが終息して、終劇。いつものテーマソングが鳴り響いてエンドクレジットへ。
さっぱりしたものである。
スカイウォーカー家のお話ということはつまり、レイア姫のお話でもある。というかレイア姫キャリー・フィッシャー)のための映画といってもいい。対になる悪いやつ(皇帝)が種々の矛盾を全て引き受けてくれた感は否めないけれど、スカイウォーカー家と対になる存在だから仕方がない。

 

 

自分はさほどスター・ウォーズ・シリーズに思い入れがある訳ではない。子供の頃は「金曜ロードショー」でわけもわからず観ていただけ、大学生の頃からレンタルで観て、映画館通いをするようになって新作を劇場で観ている程度。それでも人生の半分以上に(間に長いスパンを挟みながらも)関わった作品でもあるし、「スペースオペラ映画といえば?」と問われたら、たぶん3番目以内に「スター・ウォーズ」と答える*4
そういう意味でも感慨深い。

そう、今日の映画鑑賞はとにかく感慨深かったのだ。
ストーリーがどうとか、演出が良かった悪かった、といった話がまるで出来ないし、する気もない。唯一無二だったのだなあ、と帰宅してから途方も無い気持ちになった。超大作で、長く続いて、完結まで付き合える作品に、これからの人生で再び出会えるだろうか。

そういえば、「機動戦士ガンダムUC」の最終章を観た後にも、同じ様な感慨を抱いて帰宅したのだった。スター・ウォーズガンダムも、人は簡単に死ぬし色々と雑だが、どういうわけか心がぽかぽかします。

 

 

スター・ウォーズ スーパーグラフィック ―インフォグラフィックで旅する はるかかなたの銀河系―

スター・ウォーズ スーパーグラフィック ―インフォグラフィックで旅する はるかかなたの銀河系―

  • 作者:ティム・レオン
  • 出版社/メーカー: フィルムアート社
  • 発売日: 2019/06/26
  • メディア: 単行本
 

 

あ、クリスマスということで 今日はシュトーレンを食べて、シャンメリーを飲みました。外は星が綺麗です。
メリークリスマス&おやすみなさい。

今週のお題「クリスマス」

*1:あの換気扇に爆竹を投げ込めば、強大なこの惑星破壊無敵要塞も木っ端微塵だぜ、みたいな弱点付き兵器が多すぎる。

*2:魔法少女まどかマギカ

*3:機能不全でプログラムには無い「友情」を獲得したりする。

*4:実のところスペースオペラではなくて、スペースファンタジーとでもいうべきシリーズなのだが。

t_ka:diaryは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。