かき揚げと讃岐うどん ─ もり家本店 ─

高松市は海に面した北部が平坦で、ところどころにオニギリ型の山があるだけ。南部はいきなり山がちになる。
今日はその山側*1を車で探検してみた。
空港へは何度も行っているけれど、山のほうは未だに土地勘が無い。ちょっと奥へ行くだけで、びっくりするくらいに長閑な“田舎の風景”に出会える。本州にだって田舎はあるけれど、中心街から30分でいきなりこういう場所へはたどり着かない。四国の面白いところである。

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お昼ごはんは「もり家」という讃岐うどんの有名店で。
山の中にあるが、セルフサービスを極めたような小規模かつローカルなお店ではない。持ち帰りや土産用のうどん、特徴あるメニュー、チェーン展開などで有名(らしい)。
この本店は、古民家風に作ってはあるけれど、特に古くもないし*2、注文はテーブルで、支払いはレジで行うスタイル。
セルフ式に慣れている身としては、少しだけ新鮮。

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ちなみに価格は、一般的なローカル讃岐うどん店としては高め。
僕が注文した看板メニューの「かき揚げおろしうどん」で900円だった。街なら小綺麗な(ジャズが流れる)お店の価格ではある。

家族連れ、特に子供と孫を連れている老夫婦が目立ったのも、この価格と、セルフ式ではない点が理由だろう。メニューも多いし、安くて早い食事を求める肉体労働者達もいないし、週末に子の家族を連れて外食するには手軽な店だ。この香川の地では、ガイドブックに載るような店であっても、うどんを自分で湯がき、生姜をすりおろすような店では「娘夫婦にご馳走をする」とはならないようだ。この辺りのハレとケの感覚は、土着民ではない自分には難しい。まあ、そういう店には、幼い孫を連れて行きづらいとは思う。

温かいぶっかけうどん大根おろし、人生初かもしれない。
そこに巨大なかき揚げが乗っている。
小エビ、細切りのさつまいも、玉ねぎ、そういったものがかき揚げを構成している。

うどんはデフォルトの「小」で、十分に量が多い。かき揚げが丼を覆うサイズで厚みもあるから、サイドメニューは不要だった。

というか、昼に食べたのに、お腹が全く減らずに、夕食を抜いたくらいに量があった。
これはもしかして「胃にもたれている」のか。

もたれるくらいの量を食べることができたのだから、まあ良い店なのだろう。ただし自宅からは遠いし、こんなにたくさんのかき揚げを食べたいと思うこともないし、もし食べたくなったら普通のものを2個注文すれば良いので、わざわざ再訪する事も無いだろう。
かき揚げについては、特別だとは思わなかった。普通に美味しい。実家とその周辺がそれなりに高品質かつ多様なかき揚げの“産地”なので、普通では心は動かない。

ともあれ、この「讃岐うどんは何処でも美味しいので、何処で食べるかのこだわりが薄れる」境地*3は、地元民ならではのもの。
僕もその域に近づきつつある。脳にうどんが詰まりつつあるのだ。

 

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夕方に帰宅したら、暴力的な眠気がやってきた(血糖値?)。
そのまま夕食の時間を完全に寝てしまって今に至る。
一応、野菜ジュースとビタミン剤と豆乳を飲んだが、本当にお腹が空かない。

もっと「バカ盛り」な外食は何度もしているけれど、これはどうした事か。朝は朝で、冷蔵庫に残っていた青菜をスープにして大量に食べただけなので、実質的に炭水化物と脂質は昼にまとめて摂取したことになる。

そして今もまだ眠い。成長期か、ってくらいにいくらでも眠ることができる。どうしたことか。

ともかくまた寝ます。山のほうを探検して、面白い事も、興味深い風景もあったけれど、それはまた後日書く。明日もまた山のほうに行くので、今日行けなかったところも訪れます。

おやすみなさい。

 

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お題「今日の出来事」

*1:高松の街の人達が高地(ハイランド)と呼ぶエリアだ。

*2:天井を見ると、黒く塗った構造用合板が見える。太い梁も「かざり」の部分が多い。

*3:大阪における粉もの、タコ焼き等に近い。つまり味の優劣はあれど、基本的な美味しさは保障されているし、その美味しさの上限下限は狭い。だから熱狂的な「この店でなければ!」は無い。つまり、ラーメンマニア的世界観とは遠い。