風邪の兆候、カレーうどん。

喉の奥に風邪の兆候がある。
寝込む程ではない。しかし雑に暮らしていたら、平日に困ったことになるかもしれない。休日に遊ぶこともできなくなる。

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というわけでお昼ごはんは、セルフ式さぬきうどんのお店でカレーうどんを食べた。

わざわざ車に乗って「カレーうどんならここ」と教えてもらったお店に行ってきた。「桃太郎館」という店名。まあ、普通のセルフ式うどん店である。近くにあるパン屋さん「小麦堂」へ行くついで、でもある。

桃太郎を名乗るのは、この辺りが「鬼無」の里であるから。桃太郎伝説のお膝元、という看板が立っている。すぐ近くにある桃太郎神社は有名な面白スポットと聞いている。

三重県に住んでいた時は、風邪っぽい時にはカレーきしめんを食べていた。駅前の大型商業施設に愛知県の「金鯱」が入っていたので、身体が温まる手抜き外食としての第一選択だったのだ。
山盛りのネギラーメンが食べられるお店も近所にあって(確かカウンターのネギも入れ放題だった)、自炊ではなかなか摂取できない量のネギを食べに行ったことも何度かある。風邪で胃腸をやられる、という経験がほとんど無いので、特にひきはじめには香辛料やネギやハーブ、そして熱量を摂取するために外食を利用することがある。

 

 

 

さて今日食べたカレーうどんだが、なかなか美味しかった。溶いた玉子が入っているのが特徴らしい。

自炊ではここまで味の強い(しょっぱい)食べ物は作らない。程々に辛く、濃い味が美味しい。うどんがあっという間に無くなってしまう。
香川県においてはカレーうどんが一定の人気を保っているようだが、なるほどこういうものかと感心した。

静岡では老舗の蕎麦屋で「カレーそば」を食べる事があるけれど*1カレーうどんは自分の中で日常の選択肢が無かった。

ただし玉ねぎとサツマイモのかき揚げは蛇足だったかもしれない。でも他のお客さんも、カレーうどんに天ぷらやおでん、いなり寿司を合わせていた。

一年前のちょうど今頃に、この土地に引っ越してきた。具体的な日付は調べなければわからないが、9月末からは、静岡の仕事を畳み高松の人達に引き継ぐために長期出張を繰り返し、そして新しい勤め先に顔を出し、かつ新居を探し手続きを行い、車での往復とホテル暮らしをする混沌の1ヶ月を過ごしていたはずだ。何度か栗林公園を訪れている記録があるのは、それだけ心が平穏を求めていたのだろう。
髪の毛がばさばさ抜けて、胃が痛み、真夜中に目が覚めると朝まで寝付けない、そんな無茶苦茶な生活だった。でも当時はそれほど疑問には感じていなかったし、その混乱もいずれ終わからと落ち着いていた。
何より、どこか旅行気分があったから耐えられたのだと思う。これが、それなりに土地勘があり、かつ旅情を感じない土地だったら、日々の変化を楽しむことなんて出来なかっただろう。
そして今もどこか、その旅人の目線は続いている。1年暮らしても、カレーうどんを食べるのは初めてで、そしてセルフ式うどん店に行くことは日常というよりレジャーである。
そしてまだ、うどんに別の炭水化物を合わせることはできていない。

 

戦中・戦後の暮しの記録 君と、これから生まれてくる君へ

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そんなわけで、この土地に住んでから初めてのカレーうどん。人生でも数回目、たぶん10年ぶりくらいに食べるカレーうどんでもある。

ちなみに風邪は悪化しないと思う。
明日、もしかしたら小豆島に行く。まだ船の時刻表すら調べていない。

 

瀬戸内国際芸術祭2019 公式ガイドブック

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*1:静岡の浅間通り商店街には、元祖カレーそばの店もある。