春のように眠く -高松市の「小麦堂」-

昨日までは、香川県の西側に遊びに行くつもりだった。
金比羅山や善通寺といった、自分にとっては未踏の地。季節も良いし、香川県に住んだからには一度は行きたかったのだ。

あるいは小豆島、または頑張って松山市に行く構想もあった。

でも行かなかった。

 

なにしろ眠かったのだ。
外は太陽が燦々と輝き、日向ならばまだ暑い。でも部屋を薄暗くしていれば、ひたすら心地よく眠ることができる。
どうしてこんなに眠いのかなあ、と夢の中で考えていたくらいだ。

寝坊以外はあまり書くべきことはない。
読書をして、Amazonの無料映画を観た。それからチュロスを揚げてコーヒーを淹れた。昼寝をした。
スーパーマーケットと「業務スーパー」には行った。

それからパン屋さんの「小麦堂」にも行った。

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「小麦堂」は、この土地に住んでから気に入って何度か訪れている。
場所はわかりづらいが、どうせ車で行くので坂も山道も気にならない。

 


盆栽で有名な鬼無の里の山を登っていくとある小さな店だ。
ものすごく典型的な「山小屋風手作りパン屋」である。
駐車場には古いジムニー、すぐ脇には作業中の建物の土台や、たくさん積まれた板材や薪、何かに使えそうな車輪やガラクタが置いてある。
150mほど細い道を登るとお店があって、黎明期の折りたたみ電動自転車やチェーンソーワークのベンチなどがある。そして猫が放し飼いされている。
この種のパン屋はどこも似たような形をとる。たぶん古いジムニーが好きで、出たばかりのホンダの折りたたみ電動自転車を買ってしまう人が、脱サラあるいは定年退職後に凝ったパン屋を開くのだろう。

ともかくそういうパン屋さんだ。
混雑はしていないが、小さなお店でお客さんが絶えないから、午後には売り切れてしまう。今日は13:00過ぎに訪問したが、かなり数が少なくなっていた。

ハード系のパンが多いが、フィリングから手作りのチーズ入りパンなどふわっとしたパンも多い。
お手頃価格なのも嬉しい。こだわりの手作りパンなのに十分以上な大きさなのもありがたい。

値段といえば、この店は支払いをセルフ式で行う。
自分で計算した金額を箱に入れる自己申告・支払いシステムを採用している。お釣りはその箱にある千円札や小銭を貰えばいい。合理的だが、1万円での支払いの時などは客側が緊張する。

とはいえ基本的にはお店の人(店主の奥様だろうか)が代金を計算し、袋詰めも行ってくれる。今まで2回ほど間違いがあって、言えば修正してくれた。間違いのどちらも安くなっていたので、もしかしたらおまけしてくれたのかもしれない。よくわからない。

 

この店のかぼちゃのパンと、オリーブのフォカッチャは僕の好物。
今日はそのほかに、ドライフルーツ入りのパンや、ベーコンエピも買った。

何しろ小さな店だから、好きなパンに出会えるかは運の要素が大きい。本日は5人以上の女性客が嵐のようなまとめ買いをしていった直後で、定番の品がほとんど売り切れていた。小さな店だから、そういう事もままある。

 

 

自宅からは近いとはいえないし、行ってみたら休み、あるいは売り切れで閉店、といった博打要素もある店だ。でも個人的にこの店での買い物と、それを帰ってから食べることは、香川県での生活における小さな幸せになっている*1

 

香川のパン&スイーツ

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せとうち すてきな旅CAFE 森と、海と、島のカフェ案内 岡山・香川

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*1:高松市は、パン屋が充実しているとはいえない街だと思う。ただし全体的に安価ではある。中心街で働いていた時にはよく買っていた。