煮豚を作り煮汁を得た

 

台風で不安定な天気になることを見越して遠出はしない。
しかし風が強いだけでにわか雨も何もない。ただ蒸し暑いだけ。
これならば遊びに行けばよかった。

とはいえ家にいて暇というわけでもない。
例えばレザークラフトを多少はすすめることができた。
ベランダのグリーンネックレスが壊滅状態なので剪定をして、ついでにエアコン室外機の裏側の清掃なども行う。

そういう細々としたことを済ませているうちに夕方になってしまった。

主にお弁当用の料理も作っておく。
今回は煮豚を作った。

 

この前行った沖縄の小さな市場で「煮豚のタレ」が売られていた。
本土にある「煮豚の素:豚肉と素を煮れば完成」ではない。煮豚を作った後に余ったタレが瓶詰めになっているのだ。めんつゆのように使えば良いらしい。

なるほど、と感心した。
鰻屋などで「継ぎ足し使う秘伝のタレ」がある。
あれは「捨てる必要が無いのだから使い続ける」という経済性を“秘伝”なる言葉で飾った上手い商売文句だそうだ。味への影響は無い、と調味料業界の交流会で聞いたことがある*1
おそらく煮豚焼豚の類を作っていれば、本当に余るほど煮汁が生じるのだろう。ならば売ってしまえ、という考え。
そしてもちろん、美味しい煮豚の煮汁は美味しい。甘辛くて旨味があって、そのままでも薄めても使える。

もちろん旅行中にそんなものを買うわけにはいかない。
しかし今日、煮豚を作ったのは、この「煮豚のタレ」をストックするためでもあった。

煮豚を作ったら、ついでに豆も煮てしまう。
静岡にあるとんかつ屋さんで、サイドメニュー(あるいは酒のアテ)に豚の角煮を出す店がある。その角煮に添えられているたっぷりの大豆がとても美味しかったのだ。

僕の部屋には大豆は無い。しかし事情によりひよこ豆は余っている。
なので昨晩に戻しておいたひよこ豆を使ってみた。
素朴な風味がしてなかなか美味しい。

 

アリサン ひよこ豆 500g

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桜井食品 チクピー豆 500g

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そしてタレは、少し煮詰めて瓶詰めにしておいた。
一人暮らしで肉類の煮込みを作ると、どうしてもタレや出汁は余る。だから有効な活用をしていきたいのだが、料理の味が定まってしまいそうな予感はする。醤油と酒と黒砂糖、それに少しの花椒風味。それでも、ただの濃縮めんつゆとは違う味が冷蔵庫にあるのは心強い。

晩ごはんにはこの煮豚作りの副産物であるラード*2を使って野菜炒めを作った。

小松菜もほうれん草も高い季節。
香川県ではいま、空芯菜が安い。激安といっていい。
そしてこの空芯菜を新生姜と炒めるととても美味しい。
生姜が効いていると、多少くたっとなっていても残念な感じにならない。アジア旅行中に出会った味に近くなる。本当はにんにくを使うとさらに良いのだろうが、僕はにんにくがそれほど好きではない。ナンプラーが合うと思う。

 

 

家事をして、趣味の工作をして、また家事をして、今に至る。
どうしてそれだけで1日が終わってしまったのか。
それは今、You Tubeを眺めているからだ。
「ファンタジースター」とか「ゼルダの伝説」といった大昔のゲーム動画を画面の隅に移して作業をしている。こんなものを見てもなんにもならないし、すぐに手が止まる。生産性低下サービスであるYou Tube、毎日だと飽きるが週に数回だと麻薬的にはまる時がある。困ったものだ。

 

先読み「情報脳」の鍛え方 〜情報中毒社会サバイバルガイド〜

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ダイショー 煮豚のたれ 150g×5個

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お題「思い出の味」

*1:何本も論文があるという。面白い世界だ。

*2:脂身の少ない部位だったからほんの少し