旅先で仕事をすることと、平和祈念公園で考えたこと -沖縄旅行-

今日は、仕事でお世話になった人から頼まれて、本人の姉妹および義姉妹と姪、従姉妹を繋ぐチャット環境を用意した。仕事で使い慣れたChatWorkにアカウントを作り、各人のメールとパスワードを代行して設定。
こんなものLINEかMessengerで良さそうなものだけれど、「家族・親類の女性限定」で、独立したツールを使用した情報交換をしたいそうだ。世の中にはいろいろなニーズがある。

設定後のテストにおいては自分もチャットに参加して使用方法などをアドバイスした。
このテストチャットがなんとなく女子会っぽい。
かつて何度か女子会に呼び出されて隅っこに座らされた事があった*1。「なにか意見があるか」と問われたので皆の会話内容や情報マップをノートにまとめて見せたところ「そういう事は求めていない」と言われてしまった*2。1時間以上も会話をしてワインもずいぶん飲んでいたのに問題解決を全く求めないなんて、自分にはよくわからない世界だ。

今日のチャットはそこまで奔放ではなかった。
とはいえテストの後半には、ツール使用法の習熟から離れた話題も多く飛び出した。まあ、使いこなせているのなら良いことだと思う。
「なにか意見があるか」と問われる前に管理者権限を渡して自分はテスト用アカウントを削除して、引き渡し完了。

こういう仕事もある。
前職で知り合った人たちに「パソコンよろず仕事承ります」と声をかけたところ、予想外のスキマ仕事を依頼されるようになった。

ちなみに沖縄旅行でもパソコンを持っていってイラストの仕事をしていた。
旅行中は1日に1時間未満の作業時間、仕事の難易度も単価も低いから「旅をしながら生活をする」なんて生活は無理なのだが、延々と遊び続けるよりも有意義に思えてくるから人の心理とは面白い。
経済的にはひたすら支出し続けるのが観光旅行だが、ほんのすこしだけ“稼ぐ”ことでその事実から目を逸らすことができてしまう。
コワーキングスペースにでも行けばその気分は倍増する。余計な無駄遣いも自分に気持ちよく許すことができる。素晴らしい。

 

新版 あたらしい沖縄旅行 (NEW TRIP)

新版 あたらしい沖縄旅行 (NEW TRIP)

 

 

 

さてその沖縄旅行の主目的(のひとつ)である沖縄平和祈念公園について書いておきたい。

数年前に広島の祈念公園を訪れてから、この種の施設と歴史に目が向くようになったのだ。長崎にも行ったから、今回は沖縄。

どの平和祈念公園もそうだが、ここも驚くほど綺麗だ。
庭園も木々も資料館も、素晴らしく整っている。
そうでなくてはいけない。慰霊ではなく祈念の場だから、静かに今と未来を考える必要があるから。

この沖縄平和祈念公園は、海に向かって作られている。広島のそれが原爆ドームや爆心地を繋ぐつくりになっているように、この美しい海と崖が、かつて沖縄の人たちが追い詰められた場所だからだ。

繰り返しになるが、本当に整った場所だ。
大都市にある有料の公園よりも居心地がいい。僕は真昼の暑い時間に行った。ほとんど視界に他の人が入らない静かなこの場所では、どうしても色々なことを考えてしまう。考えなければ意味が無い場所だから、この美しさは必要なのだ。

その崖を眺め、立ち並ぶ石碑(沖縄戦で亡くなった人たちの名が国籍や軍民を問わず記されている)を見ている時に、空を飛ぶ戦闘機*3を見上げて「あれはイーグルかな、それともホーネットかな」と考えてしまうのだから自分の平和ボケも筋金入りだ。正直なところ見慣れない飛行機が飛んでいるのを見ればそれだけで楽しい。人殺しの道具であっても、そして平和を祈っていてもだ。

思い返せばその矛盾した感想もまたそれなりに消化できる。でも一昨日の“現地”ではそうもいかなかった。
資料館で、凄惨な展示を見ている時にもずっと考えていた。正確に言えば動揺していた。

 

母の遺したもの―沖縄・座間味島「集団自決」の新しい証言

母の遺したもの―沖縄・座間味島「集団自決」の新しい証言

 

 

たぶんこれからも、折りにふれ、もやもやっと考えることだろう。
大切なことだと思う。
広島も長崎もそして沖縄も、平和祈念公園に行けてよかった。大人になってから行けてよかった。

この沖縄平和祈念公園、とても広い。
散歩好きなら歩くのも良いけれど、今回は電動バスを使った。
電動バスはそのへんを走っていて、手を上げたら停まってくれた。
最も坂が多い「都道府県の慰霊碑」ゾーンだけを走ってもらった。ガイドもしてくれるし、望めば公園内を周回もしてくれる。100円でここまで丁寧にしてくれて申し訳ないくらい。でも坂もあるし、暑かったから本当に助かった。


「沖縄の人は真っ昼間に日向に出ないよ」と運転手さんが言っていた。確かに、海水浴場(というか浜辺)や街の公園も、本格的に人が集まるのは16時過ぎだったようだ。

僕はそういう配慮をしていられない二泊三日の観光客なので日差しも気にせず歩きまわった。どうやら日焼けしたらしく、耳の一部が今も痛い。

 

あたらしい移住のカタチ

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CREA5月号 (久しぶりに、沖縄。)

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今日はかばんに土産(ちんすこう)を1袋入れて、会う人ごとに1つずつ渡してきた。
この街に引っ越して一年も経っていない、そして半年で仕事も辞めてしまった(というか勤め先が解散した…)ので知り合い自体がごく少人数。だからちんすこうの大半は僕のおやつになる。
安くて美味しくて日持ちする、とても優れた土産菓子だと思う*4
そろそろイオンでトップバリュ・シリーズとして売り出されてもおかしくない。あるいは無印良品で「不揃い未選別 塩ちんすこう」が並ぶ日も近い。

 

南風堂 雪塩ちんすこう (小) 24個入り

南風堂 雪塩ちんすこう (小) 24個入り

 
雪塩ちんすこう ミルク風味 48個入

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お題「今日のおやつ」

 

お題「もう一度行きたい場所」

お題「ひとりの時間の過ごし方」

 

 

*1:長く生きているといろいろなことがある。人生は予測不能だ。

*2:お洒落なお店だったのでホワイトボードが無かった。

*3:沖縄の空は軍用機が頻繁に飛んでいる。海兵隊の巨大なヘリコプターも飽きるほど見た。

*4:国際通りで値引き販売されていたものなんて、コンビニのお菓子よりも1個あたりの値段が安かった。